Date:2006/02/08 23:06
ティム・バートン好きのコブタが そのバートン作品の中でも 大好きリストの上位にはいるのは。。この「ビック・フィッシュ」です。
映像が最高 物語も最高 俳優の演技もよし!という作品なので それは無理もないのですが とくかくこの映画の世界の中に流れるなんとも暖かくやさしい愛が、観ている人をとってもハッピーな気持ちにしてくれます。
この映画は、自分の人生を面白可笑しく荒唐無稽なほど脚色して語るの父は その社交性のある性格と話術でみんなの人気者エドワード・ブルーム しかし息子のウィルは子供時代は夢中で聞いていたものの 年齢とともに、そんなホラ話で塗り固めた生活の父親についていけず疎遠な関係となっていました。そしてウィル自身が父親になろうとしているとき 父の余命があとわずかだと連絡をうけます。ウィルは家に帰り父親と対面し 父親の本当の人生と姿を見出そうとするという物語で、ティムバートンらしい やさしさとファンタジックな映像を存分に感じることの出来る作品でした。
ブルームが楽しそう語る過去の体験談の映像はとにかく美しく、一気に映画の世界に引きずりこまれてしまいます。
また 若き日の両親と 現在の両親の配役をハッキリ変えたことで息子から見える父親と、息子にとってホラ話の中での父親という区分けがはっきしされていて それがいかに接点をもっていくかという構成が見事でした。
あらすじを紹介してしまうと 父子の愛と葛藤を描いた家族愛の物語に思えてしまいますが ブルームという人物のやさしさと愛に満ちた生き様を中心に描いた内容になっているように私は思いました。
この映画を観たら どんな人生だって 夢のように面白く変えていくのって簡単なのかもしれないって思えてしまいます。
すっごく 優しく前向きな気持ちになれる映画でした。
観終わって、映画館の中で泣いている人も多かった(私もその一人ですが、)ので ハンカチの用意は必要かもしれませんが、泣くといっても 幸せな気持ちでの涙ですのでご安心を(^^)
監督 ティム・バートン
原作 ダニエル・ウォレス
出演 ユアン・マクレガー
アルバート・フィニー
ビリー・クラダップ
ジェシカ・ラング
ヘレナ・ボナム=カーター
スティーヴ・ブシェミ
ダニー・デヴィート
アリソン・ローマン
この記事に対するコメント
ニ純さん いらっしゃいませ!
また遊びに来てくださって嬉しいです!
たしかに 物語はバートンらしくないですが 独特なファンタジー映像はバートンならではの美しさでしたよね!
家族って「あらら また そういうこと言ってる!」という そんな感じですよね!
私もこの作品好きですよ。バートンの作品の中だと異色かもしれませんが、心に残る映画には間違いないです。私の父もホラをつきますが、それが憎めないのが親子愛なのでしょうか。
piaaさんこんには!
あら、、私の周りでは けっこう評判いいんですが。。人気なかったんですね、、これ、、
人を傷つける嘘は嫌ですが こういう人を楽しませ幸せにする嘘ならいいですよね!
これは先日録画してたやつがHDに入ったままなのでDVDにしてたところでした。
バートン作品の中では、はっきり言って人気が低い作品ですが、私もとても好きな作品です。
このお父さんみたいに私も娘たちに、もっとホラ話してやればよかったかなあ、と思った作品でした