コチラの作品確かに観てみると紹介するのって難しいところがあるのは分かるのですが。、、
TVの情報番組でけっこう平気にネタバレ(トラウマの原因について)していているんですよね。
それをウッカリ鑑賞前に聞いてしまってちょっと悲しかったコブタです。
映画を観たら、何をそれが伝えようとしていて、何処は伏せておいたほうが観る人の楽しみを奪わないとかいうのは分かると思うのですが、、最近のTVは平気で言って欲しくないことペラと言ってしまう番組が多いですよね。
極力情報をいれずに、とりあえず観て、ウィル・スミス演じるベン・トーマスの行為をどう思うかを映画を観て考えてもらいたいそんな映画です。
なので、下手な情報や前評判を入らないうちに、観るなら早めに行かれることをお勧めします。
【ストーリー】過去の事件により心に傷を負った謎の男ベン・トーマス(ウィル・スミス)はある計画を立てていた。親友のダン(バリー・ペッパー)にだけ打ち明けられた計画は、見知らぬ7人の他人に彼らの人生が変わるような贈り物をすることだった。そして計画実現のためには、その7人でなければならない特別な理由があった……。
(シネマトゥディ)
コチラの作品は、ベン・トーマスの行った贈り物をどう思うかで評価が激しく分かれているようです。
それは贖罪という視点で考えるとどうかという意味で、そうなると単なる自虐的で一人よがりな自己満足ではないのか?と言われても仕方がない所はあります。
自分の力ではどうしようもない困った状況にいる善人という『救う人の基準』もどこか曖昧ですし、7人全員に愛をもって接するならともかくかなり人によって関わりにばらつきがあることでその真意が微妙に伝わりにくくなっているのも残念な所です。 (エイミーとあそこまで近く接するのはある意味想定外ではあったのでしょうが、他の人に関して、相手をどこまでシッカリ観てその人柄を識認したのかが映像の中ではあまり伝わってきません。
また、彼の才能をもってしたら、そういう形でなくても7人と言わずもっともっと多くの人を救う手立てもあるのではないの?と思ってしまう人もいるでしょう。
でもこれって、ベン・トーマスが7人の人物を救う物語ではなく、7人の人物を助けることでよってベン・トーマスが救われる物語なんですよね。
贖罪って、難しい問題なことは確かです。
人によっては金で解決したからOK とか それなりの社会的制裁を受けているからそれでよしと思って終われる人いるのでしょうが、ベン・トーマスはそうではなかった。
そして彼が贖罪と感じる行動をすることで罪を償っていこうとしただけ、そんな彼を否定することは出来ないと思います。
この作品、彼の行動に感嘆するというより、もし自分が彼の立場だったらどう行動するのか?と考える内容だと思います。
そういう問題提議という意味でも面白い作品。
皆さんは、この作品観てどう思ったのでしょうか?
【オオブタさんの一言】もう少し傲慢な主人公を想像していただけにそうでもなくて、なかなか良かったと思う。
ただ贈り物を与える相手が薄いと思った。
ウィルスミスが抑えた感じでいい演技をしていたと思う。

評価 ★★★☆☆
監督 ガブリエレ・ムッチーノ
脚本 グラント・ニーポート
出演 ウィル・スミス
ロザリオ・ドーソン
ウディ・ハレルソン
バリー・ペッパー
マイケル・イーリー

この記事に対するコメント
出人さんへ
コメントありがとうございます!
早速よませていただきました~
この作品、これも人の感想をすごく読んでみたくなる作品ですよね!それだけに 出人さんの記事嬉しかったです。
私も、ベンの行動は否定はしませんが、全肯定も賛同もできません。でもベンの気持ちが分かるような気がします。
この作品 ベンの行った事は、それでいいのか?という面もありますが、彼が考える 失ったものに埋め合わせする方法がそれしか思いつかなかったのでしょうね~
パンフレットにも載っていたのですが、ベンのような状態の人にとって、やさしい言葉とか 慰めはかえって彼を苦しめるものとなり、痛みや攻撃されることのほうが癒しになる事になるそうです。
そうかんがえると、償うってどういうことなのかというのを改めて考えてしまいますよね。
見ました。トラバしておきますね。
自分のしでかしたしまったことへの大きなショックと絶望から出発したのは確かなんです。そして、自分だけが生き残ってしまったという、罪の意識もあるでしょう。
そこで、7人の人を助けることで自分が救われるということになりますね。あの養護老人ホーム(?)で、車椅子の老婆を入浴させる程度のことを、無数に繰り返すことも人助けになろうかとは思います。
最初に弟を救ったときには、たぶん自暴自棄的な気分からだったのでしょう。しかし、絶望のどん底にかすかな光を見出すことができた。以後、ベンは、このプランを実現ことによってかろうじて生きられたと思います。
それを「贖罪」と呼ぶなら、間違いなくベンにとっては「贖罪」だったのでしょうし、仮に「死んでお詫びをします」といって、一切の人助けもせず、自殺したってその本人なりの「贖罪」(のつもり)にはなるのでしょうね。
ベンのプランを実現するのは、勇気も能力もいると思いますので、一概に否定できませんが、では、全肯定、賛成できるのかってところなんですよね。