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●チェ 39歳 別れの手紙(GUERRILLA)

●チェ 28歳の革命(THE ARGENTINE)
コチラを観て、『チェ 28歳の革命』(感想はコチラ)をあのトーンで作ったのか何か分かった気がしました。
観ていて色んな意味で辛い映画です。

『チェ 28歳の革命』を観ないでコレだけみてしまうと、唖然としてしまう部分も多いかもしれません。
人によっては、状況がまったく分からないで、淡々としていて退屈で眠いだけ!と言いそうですし。
チェ・ゲバラってこんなに冴えない男なの?とも言われかねない所があるのですが、両方を続けてみると言葉で表現しがたり彼の生き様というものが浮かび上がってきます。

音楽の一切ないスタッフスクロールは絶妙にこの映画を表現していて、あの時間悲しみとか苛立ちとかではなく遣る方無い想いが渦巻き茫然と文字が流れていくのを眺めてしまいました。


 

【ストーリー】1959年にキューバ革命に成功した後、国際的な名声を得たチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)。しかし、チェ・ゲバラは変装した姿で家族と会い、最後の食事を済ませると、急に姿を消してしまう。そしてラテン・アメリカの革命を目指し、ボリビアを訪れるが……。(シネマトゥディ



『チェ 28歳の革命』と『チェ 39歳 別れの手紙』はトーンはほぼ同じ、大きく違うのは片や大勝利、片や無残に失敗という真逆のラストへ 向かっていく事。

しかし、チェ・ゲバラが行おうとしていることもその言動も同じにも関わらずここまで印象が変わってくるのは、そのラストの所為だけではありません。

『チェ 28歳の革命』では時代の流れがチェの信じるものと一致して追い風で進んでいくのに比べ、『チェ 39歳 別れの手紙』はチェ・ゲバラの置かれた環境がなんとも脆弱で心もとない感じでその上激しい横風が吹いていてその風が色んなものを吹き飛ばしていってばらけてしまうそんな印象。
全ての事が噛み合っていかない気持ち悪さが終始つきまとってきます。

何が悪くて失敗したのかというのは様々な要因があるのでしょうが 一番の要因はボリビアが革命を起こすには期が熟してない状況だったとしか言いようはないのでしょうね。

一人の人間が出来るということは限られていて、チェ・ゲバラ一人がいたからとボリビア体制を覆すことは難しい。
革命に有能な指揮官は確かに必要なのでしょうが、それプラス時代の流れというものを味方につけてこそ成功しうるもののように感じました。

こういう言い方してしまうとチェ・ゲバラがボリビアで行おうとしたことは無駄な事だったのか?と言っているようにも聞こえてしまうかもしれませんが、結果ではなくどのような状況でいても変わらず信念を持って行動し続けるという所にチェ・ゲバラの本当に魅力と凄さがあるのではないでしょうか?


コチラの作品ラスト、キューバ革命を行うために皆で乗った船のシーンに戻るのですが、あそここそが彼の原点であり常に闘争へと向かっていく彼の生き様そのものなのでしょうね!

こちらの二部作かなり観る人を選ぶし、あまり人にはお勧めしにくい所はありますが私は二作品通してみて なかなか見応えのある作品だったと思います。


【オオブタさんの一言】仕事が忙しく、二部作のうちチェ 『39歳 別れの手紙』の鑑賞になってしまった。
伝えたいことは分からないではないけれど ハッキリ言うと眠かった。




チェ 39歳 別れの手紙
評価 ★★★☆☆

でも 二作あわせた評価は ★★★★☆

監督・脚本 スティーヴン・ソダーバーグ

脚本 ピーター・バックマン

出演 ベニチオ・デル・トロ
ベンジャミン・ブラット
フランカ・ポテンテ
ルー・ダイアモンド・フィリップス
カリル・メンデス
ジュリア・オーモンド
エドガー・ラミレス
カタリーナ・サンディノ・モレノ
デミアン・ビチル
ロドリゴ・サントロ










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この記事に対するコメント

マサルさんへ

コメントありがとうございました!

この映画で、信念をもって行動するとはこういうことなんだというのを教えられますよね。

ブレまくっている、今の日本の総理に、、この映画みせて考えてもらいたいです!

【2009/02/18 20:38】URL | コブタです #-[ 編集]

カリスマを見た

こんばんは。
 私はこの映画に「カリスマとは何か」の答えを求めていたのですが、その一部は得られたような気がしました。言葉としての答えは、第1部で述べられているわけですが、今作で革命に失敗するゲバラを見ることによって、それがさらに鮮明に浮かび上がってきた気がしました。
 ほとんどゲバラについて知らずに鑑賞した2作品でしたが、私は存分にカリスマ・ゲバラを味わうことができました。観ておいて良かったと強く思っています。

【2009/02/16 20:10】URL | マサル #qDBtKGMg[ 編集]

SGA屋伍一さんへ

コメントありがとうございます!!

いえいえ、チェ・ゲバラって どちらかというとキッラキラに輝くカリスマじゃないですか、それを期待していくと、、かなりこの映画ってショックうけると思うんですよね。

あと、、グラフですが、、この「うーん」は マイナスの意味ではなくて、、言葉にできないほど凄かったという意味なんです!

生涯旅人、、そうともいえますよね。
常に彼は異邦人な人生ともいえますよね。
たからこその 船の上の風景、、

あのラストシーン深いですね~

【2009/02/09 20:29】URL | コブタです #-[ 編集]

35歳の感傷

>チェ・ゲバラってこんなに冴えない男なの?

ちょw コブタさん、そりゃあんまり・・・ 円グラフもすごいことになってますね(笑)
でもお馬さんにあたるシーンではわたしも「そんなゲバリン見たくない!」と思いました

純粋な善意から出た行動も「ありがた迷惑」にしか取られないことってよくありますよね。それでもその人のためと信じてやり通すべきなのか、それともその人の気持ちを尊重すべきなのか・・・
むずかしいことであります

ラストシーンの解釈が人によって様々で面白いです。自分は「ゲバラは生涯を通じて『旅人』だった」ということなのかな、と思いました

【2009/02/09 13:02】URL | SGA屋伍一 #TyXokUWg[ 編集]

ノラネコさんへ

コメントありがとうございます!

やはり、、という感じで完全な対の作品でしたね~
神格化したゲバラさんではなく、あくまでも人間としてのゲバラを描いたことは面白かったですよね。

そういえば私もソダーバーグ、、あまり好きではなかったり(’ ’

【2009/02/04 23:22】URL | コブタです #-[ 編集]

こんばんは

前半を観た時点で、何となく予想はしていたものの、完璧に対になっていましたね。
こちらを作るために前半を作ったというのがよくわかります。
私としては、ありきたりな英雄伝ではなく、あくまでもゲバラという個人にこだわって描いているのは好感を持ちました。
苦手なソダーバーグ映画の中ではベストです。

【2009/02/03 00:13】URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]

出人さんへ

コメントありがとうございます!
早速あとで記事観に行かせてもらいますね~

おっしゃるように、これは 人に薦めるのかどうか悩みますよね~

たしかにチェ・ゲバラさん好きな人が、逆に1部だけで止めておくのもありなのかもしれませんね。

私はコチラの映画観ていて精神的にかなり辛かったですもの、、。

たしかに、コレが史実なのですが、、(TT)

【2009/02/02 22:54】URL | コブタです #-[ 編集]

みました。記事書きました。

いい映画だと思います。あのエンドロールもよかった。

ただ、「見たい映画」とか、「人に薦める映画」とかいうことになってくると、無条件にとはいいにくいですね。

第1部を見ないで第2部を見ると云々というコブタさんの下りがありましたが、わたしは逆でして、第2部を見ないで第1部だけでやめておくというのもありかもしれないなぁと思いました。もちろん、製作者にとっては、第2部まで見てもらいたいというのが真意でしょうけれど、第2部は哀しすぎるというか、辛すぎるかなと思います。ま、これが現実なんでしょうけれどもね。

【2009/02/02 22:46】URL | 出人 #X.Av9vec[ 編集]

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