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●レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(REVOLUTIONARY ROAD)

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
TOHOシネマズフリーパス券で鑑賞した映画第14弾!
冒険の人生を夢みるケイト演じるエイプリルの、平凡で安定した生活に委ねようとするディカプリオ演じるフランクどちらの幸福の価値観に共感できるか?
それによって映画の見え方がかなり変わってくる作品なようです
いろんな雑誌等の評論を読むと、何故か二人の関係を「どちらかが卑怯」「どちらかが我が儘」「勝者」「敗者」といった言葉で表現されているのですが、どちらが正しいとか勝者とかではなく私は、幸せの価値観って何なのか?という内容の物語に思えました。


【ストーリー】1950年代半ばの富裕層が集まるコネチカット州の郊外で、フランク(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)の夫婦は二人の子どもに恵まれ、幸せに暮らしていた。しかし、彼らはそれぞれが抱いているヨーロッパでの成功と女優になるという夢の実現のため、人生で大きな賭けに出ることを決意する。(シネマトゥディ

この映画をみて、ふと浮かんできたのがコブタが大好きなフランス映画『ベティー・ブルー(記事はコチラ)』。
テーマも描いている世界も違うのですが、普通に恋愛し愛し合っている男女、でも女性が己が求める幸福の姿を求めて突っ走り崩壊していく物語なんですよね。
コチラのレボリューションロードのエイプリルも、ベティー・ブルーのベティーも世間の言うところや与えられるだけの愛に満足できない女性。
ベティーブルーのベティーはゾルグ青春時代の夢である作家の夢を叶えようとして、次に二人の子供を作ることで自分とゾルグの愛を完璧なものにしようとします。

そしてエイプリルは自分が平凡に埋没しようとしている夫を救うことが夫婦の幸せに繋がり自分も再び輝けると信じてその道に突っ走っていくのです。

そしてどちらの映画の男性陣 ゾルグもフランクもそれぞれの彼女が望むようなドラマチックな人生を実は望んでいるわけではなく、相手の女性が望んでいて、自分がそうすることで喜ぶから付き合っていくんですよね。
相手のことを思い合っての行動なはずがどんどんズレを作っていく、それぞれのカップルの噛み合わなさと不幸なところ。

男性は女性の苛立ちが分からず、女性は自分が救えてないからではなく自分が幸せじゃないから相手が幸せになれてないことに気づけない。
それが見ていてもどかしく痛い。

この映画をみて ほとんどがエイプリルをクレイジーでエキセントリックな女性とするでしょうが
多分エイプリルって良く言えば現代的な思考をもっていて、この保守的なこの時代に生まれたことが最大の不幸ともいえるのではないでしょうか?
一見無謀にも見える具体的なプランがあるとも思えないエイプリルのパリ移住計画。
彼女を一番苦しめていたのは、アメリカなスタンダードな価値観。
しかもこの時代の女性にとって、世間的からみても離婚というのはありえない選択肢。中絶も、世間的にはあまりよしとされた行為でもない時代。
そんな時代の彼女からみたら、エッフェル塔が建造してまもなく自由と芸術に満ちたパリがどれほどパラダイスに見えたのか?
なので、それにすがるしかなかった。

そして彼女の描く幸せの未来は、フランクなしでは描けない。

最後にああいう選択するしかなかったんですよね。


夫婦の周りにいた人物がエイプリルの行動を真っ当じゃないと思いつつも、その一言で片付けられないものを感じ何処か羨ましいとも思っているように、観客もエイプリルの行動を全否定できないでいるのではないでしょうか?

ただ、、私はこの映画の主人公たちが、相手を想っているようで結局自分を愛しているように思え、ベティーブルーのカップルのほど愛しさを感じなかったんですよね。
これもアメリカとフランスの 夫婦の価値観の違いなのでしょうかね?


この映画、誰かと一緒にみて『幸せに対する価値観』について語り合うと面白い作品だと思います。
結婚前のカップルなどに別の意味でお勧めな映画?


【オオブタさんの一言】アメリカ人の感性なのかな~日本人と感覚が違うのかな?あまり感銘はうけなかった。
サム・メンデス監督はいつもそうだけど、表現に諄さを感じる
どちらかというと ディカプリオに同情。
幸せの価値観って何なんだろうと、観る人に問題提起させることは面白いと思う。
誰かと一緒にみて その価値眼の違いを楽しむのもいいかも




レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで評価 ★★★★☆

督・製作: サム・メンデス

原作: リチャード・イェーツ

脚本: ジャスティン・ヘイス

出演 レオナルド・ディカプリオ
ケイト・ウィンスレット
マイケル・シャノン
キャスリン・ハーン
デヴィッド・ハーバー
キャシー・ベイツ
ライアン・シンプキンス
タイ・シンプキンス
ディラン・ベイカー
キース・レディン



ベティ・ブルー インテグラル リニューアル完全版 [DVD]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2007-11-28




この記事に対するコメント

ななさんへ

ななさんも、 ベティーブルーみられたんですね。

べティーもある意味無茶でしたが、純粋さが感じられましたよね~
しかも自分が壊れても相手を愛し続けるそのすさまじさに観せられたものです。
でも、、コチラのエイプリルは自分為に行動しているようにしか見えないですよね。
でも、生まれた時代が可愛そうだったともいうべきなのでしょうかね~

【2010/01/24 18:46】URL | コブタ #-[ 編集]

こんばんは

ベティ・ブルーも大好きな作品です。
でもあちらのカップルは,たしかに価値観ずれまくりで
特にベティは病んでいるようなところもありましたが
それでも二人の間の「愛」が強烈だったので
まだずっと共感できたなぁ。

どちらの物語の男性も
女性に振り回された,という点では同じですが。
エイプリルは確かに
あの時代ではなく現代に生まれていれば
もっと自分らしく生きることができたかもしれませんね。

【2010/01/22 23:05】URL | なな #-[ 編集]

とらねこさんへ

コメントありがとうございます!

まあアメリカの南部とかは 未だに考え方が古く女性蔑視ですしマイノリティーに対して厳しい所もあるそうですね

この映画は 特に、世間的に離婚なんて考えられないという時代だけにエイプリルも追い詰められてしまったのでしょうね。
多分この映画現代の物語だったら、こんな悲劇にもならなかっただけに辛い所です。
ベティーはエイプリルのように先進的な女性ではなくて、愛することに依存して愛の証を求めるタイプで若干動機が違うのですが、この映画をみて思い出してしまいました。
青春時代にみて、強烈に頭に焼き付いた映画でした!

【2009/02/18 20:45】URL | コブタです #-[ 編集]

こんばんは、コブタさん★
この作品て、いかにも古風な日本の価値観とは相容れないものがあるなあ、なんて思いました。
「女は黙って三歩後ろを歩け」なんてアメリカ人女性に言おうものなら、即離婚されそうですよね。

フランクは、自分を捨てて、家族のために生きることを選んだのに、そんなフランクの姿を見ているのは、エイプリルは辛かったんでしょうね。

ベティ・ブルーを思い出すのも分かります!
私は、「恋が愛に変わる時に、何かが狂っていった」そんな物語だったと思っているのですが、
それに耐えることが出来なかった、現実より夢を見ているのが好きだったベティは、まるで自分を見ているかのようで、当時ソラ恐ろしい気持ちになりました。それこそ、見ているだけで痛くて、苦しくて、精神病になりそうでしたよ・・・v-12

【2009/02/16 23:20】URL | とらねこ #.zrSBkLk[ 編集]

マサルさんへ ちゃどさんへ ノラネコ さんへ

マサルさんへ 
人を想う 自分を愛する、その兼ね合いというのも難しいものがありますよね。
どちらに重点をおいて考えるかなのでしょうが、私はこのエイプリルは特に自己顕示欲の強さに、ちょっと引いてしまうところがありました。
>作品に出てくる夫婦は「おままごと」から脱してないということなんでしょうね。
それは 無理もないと思います。
だって彼らは、出来ちゃった婚だったこともありますが、実際結婚してみたら自分の求める幸せと違うといって、ダダこねているともいえる行動ですので。
でも、色々二人の姿をみて考えさせられてしまいますよね。


ちゃどさんへ 
お久しぶりです!
この夫婦は、お互いを愛しているのは本当だし、お互いの幸せを望んでいるもの本気だと思います。
だからこその最後のエイプリルの行動だったのだと思います。
だからこそ 哀しいんですよね。
この映画の二人は、繕っている人生といわれていますがある意味無邪気で人間くさい感情をさらけ出せる人Tたち、だからこそ観る人を惹きつけてもいるのでしょうね!


ノラネコ さんへ
やはり、ノラネコさんも『ベティーブルー』に通じるものを感じられましたか?
テーマとか違うのですが、流れが似ているんですよね~

たしかにエイプリルはクリエイター気質の人間なのでしょうね~
自己顕示欲というとちょっと言葉悪いですが、自己実現心が強く、その気質をまったく生かすことのできない非個性なレボリューショナルロードという環境。だからこそ彼女の苛立ちも高まっていくのも分かるのですが、、私にはやや自己中心的過ぎる感じがそしてしまいました!
でもこの作品、彼女の苦しみをどう評価しどこまで深く感んじるかが、観る人の資質も問うてくるところがあり結構評価をつけ甲斐のあるところがありますよね~
好きな作品ではないのですが。、そういう意味では深く楽しめました

【2009/01/30 23:51】URL | コブタです #-[ 編集]

こんばんは

ああ、そうそう「ベティー・ブルー」だ!
観ていてこの行き詰ってゆく感覚はどこかで・・・と思ったんですが、あの映画ですね。
おそらく、これってクリエイター系の支持率高そうな気がします。
自分はこんなもんじゃない、もっと輝けるはず!って思ってる自意識の高い人ばっかりだから。
実際私も、フランクよりもむしろエイプリルにどっぷり感情移入してました。
まあ、実際彼女が自分の妻や恋人だったりすると、やっぱり引くのかもしれないですけど。
しかし、これをご夫婦で観ると、鑑賞後の空気が気になりますね~。

【2009/01/30 21:52】URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]

おひさしぶりです

ご無沙汰しています。
最近はめっきりブログに手をつけていませんが
この映画は自分の心を揺さぶるものがありました。
僕は、この二人はお互いを責めつつも、心のどこかでまだ愛し合っていたように思います。
ふと思ったのですが、もしもパリへ行っていたら
失敗はしたかもしれませんが
このような結末は迎えなかったかもしれない、などと
想像してしまいました。
どちらの心にも共感し、同情するものがありました…。

【2009/01/29 21:31】URL | ちゃど #9CzqwTwc[ 編集]

こんばんは。コメントが遅くなってしまいました。m(__)m

> ただ、、私はこの映画の主人公たちが、相手を想っているようで結局自分を愛しているように思え

これは核心を衝いていると思いますねぇ。結局、「相手を想う」とは言ってもそれは「自分のため」であるわけで、それは誰でも変わらないのですが、問題はそのことに「自覚的であるか否か」なんだと思います。自覚的であれば、「私はあなたのためを思って言ってるのに」なんていう傲慢な考え方にはならないわけで。そういう点でも、作品に出てくる夫婦は「おままごと」から脱してないということなんでしょうね。

...って、結婚生活を経験したこともない人間に言われたくないでしょうけれど。(^^;


【2009/01/28 23:46】URL | マサル #qDBtKGMg[ 編集]

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