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●ブラインドネス(BLINDNESS)

BLINDNESS日本のマスコミでは、木村佳乃 伊勢谷友介絡みの事だけで注目されてしまっていたコチラの作品ですが、コブタはフェルナンド・メイレレス監督の作品ということで、かなり気になっていましたし期待していた映画でした。

ただ、、ちょっと期待しすぎたのかな??

 

 

 




 

【ストーリー】街の交差点に止まった車の中で、何の前ぶれもなく突然目が見えなくなった男(伊勢谷友介)がパニックに陥る。その後、男は検査を受けるが原因は一向にわからない。しかも彼に接触した者も次々と視界が白くなり、目が見えなくなっていった。そんな中、療養所と呼ばれる隔離病棟が設けられ、発症者は強制的に収容されるが……。(シネマトゥディ)


コチラの物語、中盤まではグイグイ魅せられて面白かったです。でも、、見終わった後なんかスッキリできずもや~としたモノが残った作品でした。たまたまこの直前に見た『1408号室』と同じ鑑賞後感を抱いてしまいました。

設定も面白く、そこはかなり計算してみせていると思います。でもオチの弱さが全体を弱くしています。

視力を失った者と、元々盲目だった者、片眼だった男、目の見える者、夫婦、医者、子供、多国籍の人物達といった物語に鏤められた象徴的人物といったのも良いのですが、結局それらを使って最終的に何を表現したいのかが掴み辛いんですよね。

パニックサスペンスともいうべき内容で、医学的とか科学的とか社会学的とかいった観点ではなく精神論や心理学的視点で状況を描いているので、

・全人類が視力を失ったら、人間はどうなるのか?またその状況が何を作り出すのか?
・もし一人だけ目が見える状況その人物は何をそこに見るのか?

そこをみせることで、、浮かび上がらせたいテーマが描ききれていません。

予告編では、人の視野感じなくなった人は、欲に走り悪意を平然と行い始めるようになるといった感じで表現しているのですが、映画においては若干ニュアンスが違っていて、むしろ自分の内面からくる欲に素直に無邪気になって自分の内なる感情を増大ささていきます。

なので人のぬくもりを求めている物はよりその想いを深め、元々狂気や悪意をもった人はそれを増幅させます・
全員が悪意をもって行動するのではなく、良識をもった人は今までの秩序を延長の世界を保とうとするけれど、良識を元々もっていない人は自分が思うままの新しい秩序を作りだそうとする。

それによって対立し力関係が生まれ恐怖の世界が生まれていくのですが、納得出来ないのは、何故そこまでの力関係が維持され続けるのか?

収容所内で3つの部屋があり一つの部屋が権力をもつのですが、なぜその部屋がそれだけの力をもったのか?

行動力と発言力のあるリーダーの存在と、突如盲目となった集団の中においては高い能力をもった元々全盲の男性の存在。

たしかにコレは大きいのですが、それをいうと、それなりに人望と発言できる医師と目の見える妻の存在、それに加えに人数的優位簡単に覆せるのではないのか?と想ってしまうんですよね。

相手が銃をもっているということが決定打のようになっていますが、妻の見えるという力をもってしたら銃を奪うこともできそうですし、また弾がそこまで無限にあるとも想えない。
主人公達が入り口に一番近い部屋にいるのはずなので、その問題のグループの部屋を封鎖して、次からくる新しい食材を頂けばいいのでは?と思ってしまったり、、。そこにちょっと引っかかってしまいました。

とはいえ、療養所内での世界は、鬼気迫るものがあり、グイグイ引き寄せられるものがありました。

しかし、そこから脱出してからの展開が、映画のテーマをブレブレにしています。

そして、ラスト感染者の白しか見えない世界が元に戻っていく、それによって何が戻り、そして始まっていくのか?というのは、言わんとしている事が分かることは分かるのですが、なんか実感として心に残りませんでした。

これは私の感性が鈍いからなのでしょうか、、。

最後まで見てみると、、テーマは違うものの今年公開された「ハプニング(記事はコチラ)」と物語の展開が同じ!
また、内的要因と外的要因により閉鎖された空間で恐怖を感じる環境というと、「ミスト(記事はコチラ)」にも通じるものがあるのですが、、
でも、、それらのほうがシンプルに作っていた分をテーマをよく表現していたように思うのは私だけ??
うーん、もっと凄い映画にもなったと思うのですが、、ツメが甘かったというべきなのでしょうか??

同じようなテーマの映画が続いたのが、、敗因だったのでしょうか??
ちょっと インパクトが薄い内容になってしまいました。

【オオブタさんの一言】うーん、なんかラストへのもってきかたが微妙なような、、。
なんか結果 まんま『ハプニング』って感じがした 



BLINDNESS評価 ★★★☆☆

監督 フェルナンド・メイレレス

原作 ジョゼ・サラマーゴ

出演 ジュリアン・ムーア
マーク・ラファロ
アリシー・ブラガ
ガエル・ガルシア・ベルナル
ダニー・グローヴァー
サンドラ・オー
木村佳乃
伊勢谷友介


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この記事に対するコメント

発想や設定は面白かったのですが、、どうもその軸のズレが違和感となり、映画に入り込めなくしていることろがありましたよね~

結構 シーンの一つ一つは面白く見所があるだけに、、なんか勿体ないです(><)

【2008/12/03 12:56】URL | コブタです #-[ 編集]

どうも!

本来なら《何故見えなくなったのか?》に重点を置きそうな感じですが、《見えなくなると何が起こるのか?》のみを描いているのが面白かったなと思いました。

確かに描かれているように隔離施設を出てからはちょっと軸がずれちゃいましたよね。
でもスーパーマーケットのシーンはゾンビ映画さながらでこわかったです。

【2008/12/02 22:07】URL | ジグソー #-[ 編集]

風情♪さんへ

凄い、魅せるシーンも多く、設定も面白く、言わんとしていることは分かるのですが、、なんかしっくり自分の中に伝わってこないんですよね、、

たしかに 責任逃れといってもいいですよね~あの行動、、。
ジュリアン・ムーア は頑張って演んじているのですが脚本的に問題があって、彼女をなんともよく分からないものにしていましたよね。

【2008/12/01 22:46】URL | コブタです #-[ 編集]

こんにちは♪

オモシロかったし言いたいこともある程度は掴んでは
いるつもりなんですが、結果【微妙】となってしまった
のは謎が謎のままのオチではなく、J・ムーアの後手
に回る行動の数々、そしてそれが招いた結果なんで
すよね。
何か態よく唯一の健常者でることの責任から逃げて
いたように強く感じちゃいました♪ (゚▽゚)v

【2008/11/30 00:52】URL | 風情♪ #s8w929I6[ 編集]

ノラネコさんへ 睦月さんへ

ノラネコさんへ 
私はその理不尽さというか 不自然さがきになって、逆に物語にはいりこめず思ったより楽しめませんでした。

本当に主人公のあの隔離診療所での行動、不自然すぎますよね。
そこと、出てからの描こうとしているものにもぶれを感じて、全体としてぼやけた印象になってしまいました。


睦月さんへ
やはり 皆さんも同じところでひっかかっていますよね~
なんとも解せなくて、、そこで映画が観客との距離をつくってしまっている所がありますよね。

あの羞恥心をうしなった人間の姿とかがかなり衝撃的映像なだけに、、そこで観客に疑問をもたせてしまったのが 本当にもったいないと思ってしまいました。

残念ですよね~

【2008/11/30 00:34】URL | コブタです #-[ 編集]

こんにちわ

うんうん。大変納得しながら記事読ませていただきました。

女を差し出すシーンで、見えるくせに自分の身まで犠牲にして
見えないフリをし続けるヒロインと、自分の妻や恋人を守ろうとも
せずにただ無抵抗な男どもには、ホントにイライラしました。

なんであんなことになるわけ~?

おっしゃるように単に銃が怖いからにしては、あまりにも無理が
あるでしょう?なによりも、見えるヒロインはもっと何か出来たはず!

なんかすっきりしないんですよねえ。
メイレレス作品、すごく好きだし、本作だって演出とか映像とか
ものすごく深みがあっていいなあと思ったんだけれど。

ちょいと残念な感じでございましたー。

【2008/11/26 14:26】URL | 睦月 #-[ 編集]

おもしろかったけど、期待したほどではなかったです。
やはり中盤の展開が無理やり理不尽な状況を作り出している様に思え、今ひとつリアルを感じませんでした。
特に主人公はあの中では神に等しいくらいの力があるはずで、ああいう状況に甘んじるというのは理解できません。
今ひとつ良くわからないキャラになってしまいました。
終盤外へでてからは、ストーリーテリングが自然になって、良かったのですが、中盤の異質さが少々未消化な印象で残りました。

【2008/11/26 00:44】URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]

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