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●ブタがいた教室

ブタがいた教室コブタとしてはコレは外せないジャンルブタ作品!『ブタがいた教室』!

撮影するという話が浮かんだときから楽しみにまっていました。

魚も肉もすべてパックに入っている姿しかみておらず、自分で家畜をさばいたという経験がある人って今の世の中少ないと思います。

戦争を経験し疎開で田舎生活をした父の世代だと、家畜の世話を任されて嬉々としてその仕事をしていたら可愛がっていたらそれがある日食卓に登場してショックを受けるということがあるようですが、、私たちの世代だとまずそんな経験はありません。

この作品は、観て感動するのではなく、18年前に大阪で行われた驚愕の実地教育を疑似体験するそんな作品です


【ストーリー】6年2組を担任することになった新米教師の星(妻夫木聡)は、食べることを前提として子ブタを飼うことをクラスの生徒たちに提案する。校長先生(原田美枝子)にも相談し、卒業までの1年間26人の生徒が子ブタの面倒を交代でみることになる。最初は戸惑っていた子どもたちも、“Pちゃん”と名付けた子ブタを次第にかわいがるようになり……。(シネマトゥディ)



豚肉=ブタ、頭で分かってはいるものの、頭の中であえて切り離して考えている人が多いのではないでしょうか?
姉の家の近くにある、美味しいハムを作ることで人気のファーム!
遊びにいくといつも入り口で可愛いコブタが迎えてくれるのですが、それが行く度に名前が変わっているのも、その意味することをあえて頭でスルーして、そのブタを撫でてファームに入り、中で美味しい豚肉やハムを楽しく買って、お家で美味しい~といいながら食べる、それが一般的な行動だと思います。

そんな時代に、ある新任教師が小学生に『ブタを2年半(映画では一年)飼育させてそれをみんなで食べよう!!』という実施教育を開始しました。
子供は先生の『卒業の時みんなで食べる』という言葉を聞いていたものの、目の前にいるコブタの可愛さもあり喜んで同意して育てるのですが、子供なので『Pちゃん』と名前をつけて家畜ではなくペットもしくはクラスの仲間として愛情たっぷりで育てていきます。そして卒業時、『Pちゃん』を『食べる』のか『食べない』のかということで葛藤することになります。

子供に、人間が生きるということは生きとし生ける者を殺して食べることで成り立っているということを肌で感じさせる素晴らしい教育であるのですが、問題点が多いのも確か!
実際コチラの教育はかなりの反響を生んだものの、その多くが批判的な内容だったそうです。

批判や問題が起こることを必要以上に怯えている現在社会においてこの教育が再び行われることはまずないでしょう。
だからこそこの映画でその実地教育を疑似体験して、自分で改めて『食』というものを考えるのにいいように感じます。
なので、コチラの作品形態も映画的に盛り上げたりするのではなくドキュメンタリー方式で撮影されています。

子供たちが一年を通して『Pちゃん』と交流していく様子を静かにやや離れた視点で映し出しつつもそれぞれのこど子供がPちゃんとどう接して、何を考え最後それぞれの中で結論をだしたかというのを上手く描いています。

また、子役の子供たち、台本がハッキリあるのではなく後半の討論会の内容は
撮影では1一ヶ月でしかないものの、脚本は白紙で結末もしらせずクラスとして過ごしブタを実際飼育しながら接しさ追経験させを元に自分の言葉で語らせています。
だからこそ最後の討論シーンは見応えがあり、つたない子供の言葉ながら一生懸命『Pちゃん』を思って語っていることで観る人までも巻き込んでしまう力がありました・
その討論も、やはり小学生のすること、けっこうキチンと自分の意見を言っているところ、ひたすら頑固に自分の意見を押し通し、反対意見にただ反論するだけ!という所がまたリアル!

私は子供時代の学級会を思い出してしまいました。確かに子供の討論ってこんな感じなんですよね。

『食べる』派と『食べない』派の子供、どちらも意見をしっかり言っているのですが、どちらも『Pちゃん』を大好きという感情が根底に流れている上に出した結論。

双方比べると『食べない』派は感情論になっており、『食べない』派がかなりクールに状況を判断した上での考えそういった違いがまた面白いです。
今の私なら『食べる』派に投じるのでしょうが、小学校6年当時でこんな体験したら『食べない』派で、感情的に殺さないで!ということになるのでしょうね、、。

そして、この学級の出した結論!事実のまま!
賛否に別れ、問題となったのですが、私はこの現状で最良だったとは思います。
(↓ネタバレが含まれているので 白で書いてあります↓)
実際では 担任のみが頑張ったというのではなく。学校職員全員ででブタの引き継ぎについて論議されたものの、キチンと期間内でこの教育を終了させることという結論に達したこともありこういった結論に達したという経緯があったようですが、この作品においては星先生が全てを背負って結論を出したことになっています。それだけに、なぜPちゃんを引き継ぐというクラスも存在して、子供たちがPちゃんを愛している気持ちをしっていながらこの決断をしたの?と思う方も多いかもしれません。
でも、そうなると所為学校で飼っている鶏やインコと扱いは変わらず教育の意図するべき意味からずれていくこと、すでに大人の男性3人がかりでないと捕まえられないサイズになり最終的には仔牛レベルまで成長するブタを3年生に任せるという危険なこと、それに残飯もかなりの量必要になることから負担も増えることからやはりこの決断は仕方がなかったように思います。
でも、星先生の言葉にあるように正解のない問題。なので観客が個々でどうするべきだったのかを考えてみるのもいいかもしれません。

また、星先生と26人の生徒と『Pちゃん』の交流だけではなく、教室に貼られた児童の絵もすべてブタと遊んでいる絵だったり、そしてそれぞれの子供の部屋の様子もブタグッツが溢れ(コブタの部屋に負けますが、、)、子供たちの生活がどれほどいかにブタ一色になっているのかを上手く演出されています。
コチラの作品、観て感動するというとかいうのではなく(泣いてしまいましたが、、)、観て共に星先生や26人の生徒の気持ちを感じて、そして自分で人間が行くるってことはどういうことなのか『食べる』という行為について考えるそんな作品です。
それだけに多く人(特にお子様に)観て貰って、登場人物と一緒に悩んでもらって考えてもらいたいなと思える内容でした!
皆さんも、食欲の秋、こちらの作品如何でしょうか?


【オオブタさんの一言】シナリオを楽しむのではなく、ドキュメンタリーとして観ることができた。
なので、映画を楽しむというより、映画をみて自分自身で考えるというべき内容だった。
食べる派の子供たちの意見が、以外に先をみていることから 小6も恐るべし!



ブタがいた教室


評価 ★★★★☆ kobuta

監督: 前田哲

脚本: 小林弘利

出演 妻夫木聡
大杉漣
田畑智子
池田成志
原田美枝子
ピエール瀧
戸田菜穂
伊藤奈月
大和田結衣

この記事に対するコメント

とらねこさんへ

はい!
ジャンルブタ映画観ずして、、コブタの視線とはいえませんもの!
観に行ってきましたよ(^^)

これって、下手したらコンビニで生肉すら触らないという人がいるような今の時代、食という事を改めて考えるには最高の映画ですよね!

コレ、是非多くの人にみてほしい そう思いました!

【2008/12/11 13:32】URL | コブタです #-[ 編集]

コブタさん、こんにちは。
この作品、コブタさんはどうご覧になったのかな?なんてとっても気になって遊びに来ました。
おっしゃる通り、これ、映画の中で答えが出る問題ではなかったですよね。
これ、6年2組の問題だけじゃないですもんね。
なかなか気に入った作品になりました。

【2008/12/10 11:34】URL | とらねこ #.zrSBkLk[ 編集]

ノラネコさんへ 朱色会さんへ

ノラネコさんへ 
これは、映画ではなく授業ですよね。
私もこの映画、小学生に見せて考えさせるのにいい材料だと思いました。
実際、この授業をうけた生徒の一人が教師になっているのですが、その人はドキュメントを録画したものを、生徒に見せて授業を行っているそうです。

でも、、私がこの立場だったら、、多分泣きながら、Pちゃんを救う方を訴えているのでしょうね、だから逆に食べる、食肉センターに送るといった生徒は凄いと思いました!

朱色会さんへ
コチラの授業、実際賛否両論あったというけれど、ほとんどが否だったようですね。
それだけ問題も多かったのは確かです。
でも実際行った生徒にとっては、みんな満足いく結果だったようですか、このあと、先生も授業することもなかったところから、その当時とその呉に生徒も先生もかなりのショックをうけたということなのでしょうね。
でも、この映画という形であれば、今の小学生に見せてもいいのでは?と逆に私は思ってしまいました。
でも、、これは難しい問題、子供に限らず誰もが学ぶべき問題!
でも、どう伝えるかは難しいところですよね。

【2008/11/13 20:51】URL | コブタです  #-[ 編集]

良薬かなりこころくるし

観客をだれにするかでだいぶ評価が分かれますね。昨日見てきました。なんとなくこどもの追い詰め感を感じました。ブタにとってしあわせってやつもまぁいうなれば人間様の考えですので「飲み込めません」が大人の目線ならば十分に楽しめるでしょう。教材としては「劇薬」の範疇です。

【2008/11/10 01:18】URL | 朱色会 #ff.uBqoo[ 編集]

なるほど、仰っていた事がわかりました。
確かにこれは映画というよりも、自分も生徒たちの一員になって考える時間です。
果たして自分ならどうするか、真剣に自問自答してしまいました。
これは学校で見せたらいいんじゃないですかね。
たぶん、これを観るだけで、子供たちはあるていど授業を追体験できると思うんです。
実際に食べるわけじゃないから、親から文句も出ないでしょう。
非常に意義のある教育映画だと思いました。

【2008/11/10 00:23】URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]

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