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●ウォンテッド(WANTED)

ウォンテッドあの『デイ・ウォッチ』のロシア人監督ティムール・ベクマンベトフがマーク・ミラーのグラフィック・ノベルを映画化したコチラの作品、予告編の映像も面白く楽しみにしていました。
ティムール・ベクマンベトフは、たしかに映像的にはクールで新しい面白さをもった作品を作る方。
逆に撮りたい映像が先にあって、物語は置いて行かれている所があるようにも感じていました。
でも今回は、映像と物語がうまく調和とれていて映像が物語を生かしていて、なんとも不思議な世界感をうまく盛り上げています。


【ストーリー】恋人にも捨てられ、人生にうんざりしているウェズリー(ジェームズ・マカヴォイ)。そんな彼の前に突如現れた謎の美女フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)は、ウェズリーの亡き父が秘密の暗殺組織をけん引するすご腕の暗殺者だった事実を彼に知らせる。しかも父亡き今、ウェズリーは組織を継承する立場にあると言い……。(シネマトゥディ)




個性的なアクションに、ジェームズ・マカヴォイ、アンジェリーナ・ジョリー、モーガン・フリーマンのいい感じの演技、捻りもありよく出来たストーリーで、アメリカでも高い興行成績をあげたもの頷けるほど面白かったと思います。

人生のすべてに面白さを感じられず無気力に生きていたさえない若物が、自分が凄腕の暗殺者の血と才能を引き継ぐものだと教えられて生活が一変し新しい暗殺者としての生活が始まるというと、よくある少年漫画的な展開。
それに加えアクション満載で美女も出てきて、主人公が格好いい暗殺者へ成長していく内容となると普通もっとワクワク興奮を感んじる物になると思うのですが、、これはなんとも地に足がついてないような不思議な浮遊感をもった雰囲気。

ビルのガラスを割り遠くのビルの屋上へ飛び内利ながらのガンアクション、曲線を描いて飛んでいく弾丸など非現実的なアクションシーンなどによるものではなく、映画で描かれている世界が、当事者である主人公ウェズリー視点で進んでいるのですが、何処か身に迫るような緊迫感はなく、冷静な客観的な視点で見ているところがあり物語をコントロールしようというどこか冷めた空気が漂っています。
また

心音の響く超感覚のシーンが、酒酔いを思わせるボワンボワンという感じの映像となっていることも、足取りのおぼつかない人物の視野のようになっていることも、現実味のない世界を思わせる要因になっています。
冴えない精神病を抱えた男が、アサシンとして成長し強い男になるようとしているのですが、視野の狭さ精神的弱さは狡さ変わらず、ジェームズ・マカヴォイ演じる主人公のもつ何とも歪んだ精神が全体に漂っていてなんとも釈然としないもやもやとしたものを感じてしまいます。
逆にアンジェリーナ・ジョリー演じるフォックスは、常に変わらぬ信念と強さを持たせている事で、その部分は爽快であり、二人のキャラクターの違いを上手く際だたせていました。

全体としては荒唐無稽な悪夢を見ていて、その内容に怯えながらもどこかでコレは夢だと冷静に判断して調整いれつつ見続けているような感覚に近いのでしょうか?

もう一つ気になったのは、映像の細かいところに鏤められた、単語がとても印象的。
キーボードと歯で出来た「Fuck You!!」は原作の章のタイトルを表現していたうよですが、そういったキーワードが配置されていることで、バーチャルな世界を主人公の目をとおして模索してアドベンチャーゲームをしているような感覚になりました。
それらが何を意図し表現しているのか分かりませんでしが、不思議な味わいをつくっていました。

映像の面白さと、その不思議な感覚を楽しむ作品だと思います。
アメリカ人監督とは、やはり違った色合いのアクション映画ですね~。

【オオブタさんの一言】アクションシーンも固定的で面白く、全体的は面白かった。修業シーンがやや長く感じ、テンポを悪くしていた。
あそこを少し削って、暗殺シーンをもっと見たかった気もする。






ウォンテッド 円グラフ
評価 ★★★☆☆

監督 ティムール・ベクマンベトフ

原作 マーク・ミラー/J・G・ジョーンズ

出演 アンジェリーナ・ジョリー
ジェームズ・マカヴォイ
モーガン・フリーマン
テレンス・スタンプ
トーマス・クレッチマン

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この記事に対するコメント

SGA屋伍一 さんへ

おはとうほざいます(^^)
豪快に窓ガラスにつっこんでるオジサン、私ももう死んでしまうんだ!と意外に思ってしまいました!
とはいえ、、位置的には重要なキャラクターなんだな、と観ていたら、、単なるアサシンのオジサンでしたし、、。

修業のシーンって、結構ハリウッド映画だと、モンタージュで流して一瞬で終わることが多いのに、あそこまで長く描くというのも珍しいですよね。
そのシーンの長くとおったことの意味が映画においてあまり意味がないところが残念かなと私は思いました

【2008/10/28 12:32】URL | コブタです  #-[ 編集]

おはよっすー

実はこの映画、十月中一番健闘した洋画かもしれません。最近ぱっとしないですよねー、洋画

わたしも予告編に魅せられて鑑賞を決めました。豪快に窓ガラスにつっこんでるオジサン、きっと重要キャラなんだろーなーと思ってたら、すぐ死んじゃって笑っちゃいましたけど

オオブタさんは「修行が長い」とのご意見ですが、少年漫画で「練習の部分はけっこう大事だと思います。もっとも全体的には少年漫画というより、青年漫画のノリでしたかねー

【2008/10/27 09:13】URL | SGA屋伍一 #TyXokUWg[ 編集]

ノラネコさんへ

先日はお疲れさまでした!
色々お話できて楽しかったです(^^)

この作品、そういう意味でも凄く気になりますよね!
でも、、三部作でそのオチもってくるとしたら、かなりの勇気ですよね~!
どうなるんでしょ、、しかも。、2部以降の敵は誰になるのか、、色々楽しみです!

【2008/09/28 21:51】URL | コブタです  #-[ 編集]

こんばんは

今晩は、先日はお疲れ様でした。
>映像の細かいところに鏤められた、単語がとても印象的。
私はこの映画は、全部主人公の妄想なのではと考えたのですが、そう思った理由の一つがこれでした。
「ファイトクラブ」もこんな感じでしたし、なんとフワフワした世界観はどうも現実感に欠けます。
実は主人公は最初のマーケットで強盗に射殺されていて、全ては死の直前の夢だった、なんていう「ジェイコブズ・ラダー」風のオチも夢想いたしました。
果たして、三部作の本当のオチはどうなるんでしょうね。

【2008/09/25 01:00】URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]

はらやんさんへ 睦月さんへ

はらやんさんへ 
この監督さんアクションは本当に面白いですものね!
ジェームズ・マカヴォイこういう役するのは意外といったら意外なのですが、、ノラネコさんのお話聞いたあとだと、、逆に納得してしまったり、、。そう観ると別の意味でしっくりしますよね、、。


睦月さんへ
睦月さん本当にお疲れさまでした!
あの会は楽しかったのに、、まさかその後そんな事になっているなんて(><)
頭にきました!!痴漢っM糖分の間、痛みで苦しんでて!!という感じです!

それはさておき、、コチラの映画ジェームズ・マカヴォイの辺宇Tの面をみせてもらいましたよね!
私もペネロピとかの、繊細で優しい男性なのが好きなのですが、、映画事に違った顔をみせてくれてちょっとビックリしています。
これからMますます楽しみな俳優さんです(^^)

【2008/09/24 18:17】URL | コブタです  #-[ 編集]

こんにちわ

先日は楽しい時間をありがとうございました。いろいろご迷惑をおかけして申し訳ございません・・・。オオブタさんにもよろしくお伝えくださいませ。

でもまた、ああいった機会があればいいなあと思っています♪今度は痴漢に合わないように酒量を考えて楽しみたいと思います(苦笑)。

ところでこの作品。
面白かったですねえ。普通に楽しめました。
でも個人的には、マカヴォイさんは『つぐない』や『ペネロピ』のような静やかなドラマに出ている方が素敵と思ってしまいます(笑)。
アンジーは相変わらずカッコよかったですねえ~。でもちょっと痩せすぎが気になりましたけれど・・・。

【2008/09/24 10:39】URL | 睦月 #-[ 編集]

こんにちは

コブタさん、こんにちは!

そうかこの作品「ナイト・ウォッチ」の監督だったんですねー。
アクションの部分は、けっこうアイデア豊富ですし、ケレン味もあったので、なかなか楽しめました。
ただジェームズ・マカヴォイはちょっとしっくりはまっていなかったような感じがして、ちょっともったいなかったです。

【2008/09/23 07:29】URL | はらやん #-[ 編集]

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