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●グーグーだって猫である

グーグーだって猫であるコチラ、試写会が見事に辺り友人と鑑賞してきました。
切ないけれどやさしい暖かさを感じる世界にすっかり魅せられてしまいました。

とっても素敵な作品、でも大島弓子さんの作品が大好きな人、30代後半以上の女性はさらに深く感動できると思います。
またそんな友達と鑑賞し、その後語り合うと感動倍増!そんな作品。


一つ、配給会社の人に物申していいですか!!
あの予告編ダメダメですよ!この作品の良さが全く表現出来ていません!
単なる、可愛い猫の出る他愛ない映画にみえますよ~



【ストーリー】吉祥寺在住の漫画家、麻子(小泉今日子)が締め切りに追われる中、愛猫のサバが静かに息を引き取る。そのショックで漫画が書けなくなった麻子を、アシスタントのナオミ(上野樹里)たちは心配しながら見守っていた。そんなある日、麻子はペットショップでアメリカンショートヘアの子猫と出会い、グーグーと名付けて一緒に暮らし始める。(シネマトゥディ)



大島弓子さんの自叙伝的漫画原作のこの作品、興味あったものの、まったくどういう内容かも知らず試写会にて鑑賞!!
猫映画に傑作なし!!という先入観と予告編の猫の可愛さだけで客を呼ぼうという魂胆見え見えの雰囲気からあまり期待していませんでした。
しかし予想を大きく裏切りとっても素敵な作品でした。
映画紹介を観ると、ペットレス症候群をベースに人間と猫の付き合い方を描いた物語のようにみえますが、これは不器用な人たちが他者(猫等の動物も含む)との触れあいによって支え合い生かされていくという内容。

大島弓子さんの感性・彼女の作り出す漫画がもつ幻想的な世界と、楳図かずおが徘徊してジブリ美術館がありファンタジーが自然に溶け込んでおり、様々なアート創作のパワーに満ちた独自の空気をもつ吉祥寺という町並みに見事に融合し、独自の雰囲気を作り出しています。

様々な想いや目的をもち吉祥寺に集い知り合った人たちのそれぞれの物語に、人の3倍のスピードで一生を過ごす猫という存在を絡めて、それぞれの一生の時間の中でそれぞれのテンポで進んでいく生活が絡み合ってグーグーワールドを作り出しています
この暖かい愛溢れるけれど胸の奥まで響く切なさをもった物語を見ていると、今という時間を共に過ごすことがいかに掛け替えのない貴重な事なのかという事を痛感させられます。

小泉今日子演じる、麻子先生が絶妙!繊細ながら自分の世界をしっかりもった素敵な女性を好演しています。幻想漫画家としての視野でみた世界が心地良く、映画の中に引き込まれてしまいます。
彼女の魅力があるからこそ、上野樹里や森三中演じるアシスタントたちやサバ役の大後寿々花等の演技も生きている輝いているように感じました。
時には惚けていてクスクス笑わせつつも、この映画の世界を作り出している麻子先生という人物の優しさと・孤独・強さ・脆さというものを浮かび上がらせています。

ただ、不満があるとしたら、加瀬亮演じる青自というキャラクター。加瀬亮さんは大好きな俳優さんなのですがコチラの作品においてそのキャラクターの行動や設定がかなり唐突で強引な存在。
麻子が青自への気持ちを止めた瞬間から存在が消え果ててしまいます。
諦めた時から、存在が離れてしまうというのはコレはコレでそういう意図の演出ともいえるのでしょうがなんか納得いきません。
青自は木訥ではあるものの誠実な人物と描かれているはずなのに、あんな状況の麻子に何もせずに消えるというのもなんとも不自然に思えて気になってしまうんですよね・
別に恋人として終わらせなくてもいいので何だかの決着を見せて欲しかったです。 

ただ、この映画このタイトルとポスターから猫映画!と思われる方も多いと思いますが、猫はこの作品においてはメインではなくスパイス的な存在!
なので猫の可愛さを満喫しまくるぞ~というノリでいくと、思いの外出演シーンは少なくガッカリするかもしれません。
扱いも沢山いる登場人物の一人(匹?)という感じ。
麻子は、サバに対しても、グーグーに対しても、アシスタント達と接するのと変わらないトーンで関係で付き合っているところがまた面白いです。
それが、あの「綿の国星」などの名作の漫画を作り続けた大島弓子さんの感性なのでしょうね~。
それだけに大島弓子さんワールドが全開で、観た後無償に大島弓子さんの作品を読みまくりたくなります!
この作品を観る前に、大島弓子さんの『8月に生まれる子供』という作品を読まれるとより深く感じられるかもしれません。
この映画って、この『8月に生まれる子供』という作品が生まれ感性するまでの物語なんですよ!なので是非先に読まれて見て下さい。

↓で紹介している『大島弓子セレクション セブンストーリーズ』『ロストハウス』という本に収録されています。『大島弓子セレクション セブンストーリーズ』に至っては、コチラの映画で使用された漫画が全て収録されているというので、お得な一冊かもしれません。

【一緒に観たマウイさんの一言】切ない!でも暖かい素敵な映画でした!
大島弓子さんの漫画を再び強烈に読みたくなります!
小泉今日子の演技が良かったです。キョンキョン素敵に年取ったなと思いました。
そういえば、、仔猫物語 ナレーション キョンキョンだったよね~なんかそういう意味でも運命というのを感じたり、、。




グーグーだって猫である
評価 ★★★★☆ kobuta
kobuta


監督・脚本 犬童一心

原作 大島弓子

音楽 細野晴臣

出演 小泉今日子
上野樹里
加瀬亮
林直次郎
伊阪達也
大島美幸
村上知子
黒沢かずこ
高部あい
田中哲司
でんでん
山本浩司
江口のりこ
マーティ・フリードマン
大後寿々花
楳図かずお
松原智恵子


大島弓子セレクション  セブンストーリーズ
角川グループパブリッシング
発売日:2008-08-30
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:596
グーグーだって猫である(4)
角川グループパブリッシング
発売日:2008-05-30
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:226
おすすめ度:4.0
おすすめ度5 ホームレス猫たちの生を見つめる
おすすめ度5 いつくしむということ
おすすめ度5 猫三昧
おすすめ度5 今から5巻が楽しみです
おすすめ度3 猫が雑・・・・。
グーグーだって猫である (3)
角川書店
発売日:2007-05
発送時期:通常24時間以内に発送
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 いのちといのち
おすすめ度5 命の尊さを再認識させられました
おすすめ度5 タマはたいした猫である
おすすめ度5 愛のはなし
おすすめ度5 猫をだっこしたみたいな、あたたかさ
グーグーだって猫である2 (角川文庫 お 25-2)
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発売日:2008-07-25
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:335
おすすめ度:3.0
おすすめ度3 大島宅にさらに子猫が二匹^^
グーグーだって猫である1 (角川文庫 お 25-1)
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おすすめ度:4.5
おすすめ度5 大島さんお久しぶりです
おすすめ度5 愛情と人間味溢れる漫画
おすすめ度4 グーグーに癒される一冊
サバの秋の夜長 (白泉社文庫)
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おすすめ度:4.5
おすすめ度5 独創的で深い
おすすめ度4 猫との共同生活。
おすすめ度4 ゆったりと楽しんで読めます。癒し系、、、かな。
綿の国星 (第1巻) (白泉社文庫)
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おすすめ度:5.0
おすすめ度5 なんて素敵な猫ファンタジー
おすすめ度5 時代(とき)を超えても
おすすめ度5 可愛らしい絵によって表された、深刻な悩み
四月怪談 (白泉社文庫)
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おすすめ度:4.5
おすすめ度5 最初の一冊に
おすすめ度4 やっぱり生きていることを選ぶよ
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おすすめ度5 90年代の大島先生
おすすめ度5 目の前がキラキラ
おすすめ度3 大島弓子は流し読み出来ない



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この記事に対するコメント

ノラネコさんへ

ノラネコさんは、、そういう状態だったんですね、、。。

たしかに原作物って、原作を愛していれば愛しているほど、、映画化になったときの感情って複雑なものがありますよね、、。

これはこれで、、すごい面白い描き方しているのですが、、原作を考えるとかなりちがいますものね、、。
元々あの原作を、、どう映画化するんだろう、、と私も思いましての、、。

でも、、この独自の世界感は好きで、気に入ってしまったのですが、、ノラネコさんは、、複雑な表情でみられていたんですね~(><)

【2008/10/02 01:06】URL | コブタです  #-[ 編集]

こんばんは

おもしろガッカリでしたよ。
原作に思い入れが凄くあるので、中身がまるっきり別物になってしまっていたのがショック。
単体の映画としてみると、これはこれで面白いのですけど、原作からここまで離れると、原作ファンとしては複雑です。

【2008/09/30 23:32】URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]

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