
109シネマズで、映画9本は無料で観れるほど溜まったので、その虎の子ポイントを使ってみたのはこの映画!「ミラクル7」
チャウ・シンチーというと「カンフーサッカー」など、どちらかというと派手なお馬鹿なアクション映画を得意としてきているのですが、チャウ・シンチーらしい味付けはされているものの今回は愛に満ちたホームドラマでそこが一番の意外でした。
【ストーリー】工事現場で働くティー(チャウ・シンチー)は、貧しいながらも一人息子のディッキー(シュー・チャオ)を名門校に通わせていた。息子に新しい靴すら買ってやれない貧乏生活だったが、彼らはそれなりに楽しい日々を送っていた。そんなある日、ディッキーは父がゴミ捨て場から拾って来た緑色の風船のようなオモチャが動くことを発見し……。(シネマトゥディ)
コチラの作品 ミラクル7という謎の宇宙ロボット?(生物?)が出てきて、その異文化交流を描くETのようなものを想像するのですが、どちらかというと異星人な物質も出てくるホームドラマ。貧乏親子が、様々なエピソードを得て愛を確かめ合い、そして成長するという物語です。みて感んじるのは奇跡の凄さではなく、心あたたまる親子の関係と貧乏生活ぶりです。
ミラクル7その関係も、3人(二人と一匹?)で作り上げる家族の姿ではなく、ティーとディッキーの生活を見守るミラクル7という位置関係で、物語のメインはあくまでもティーとディッキー。
ミラクル7がいったい何なのかも詳しくは語られないし、すごい奇跡を起こせるもののそれはディッキーが望むような欲を満足させるためものものではなく、ミラクル7が親子を本当に助けたいと思える時のみ発揮されます。
そういう主となるべきものをしっかり描いていることで、ありえないマンガチックディッキーの学校生活や展開でもすんなり観ることができるのだと思います。
とにかくみて感んじるのは、大笑いするほどの面白さではなく、あったかく優しさなんですよね。
ダメダメ親子やミラクル7が起こした奇跡によって前向きに努力することを覚え成長するという物語だけに、子供と一緒に観に行くのには最適な映画だと思います。
ただ、いままでのチャウ・シンチー作品にある、奇抜さ派手さといったものを求めるとややガッカリするかもしれません。
でもこの作品をみた人は、あまり役に立たなくても、奇跡起こしてくれなくてもいいからミラクル7自分にも欲しいなと思うのではないでしょうか?
また、ディッキー演じるシュー・チャオはじめ、この作品では、性別を超えて演技をしている人が多く、その固定観念をやぶった自由さがチャウ・シンチーの魅力!その奔放な精神を楽しむのもいいのではないでしょうか?
面白いことは面白いけど。俺としてはちょっと物足りなかった。
子供の行動がマンガチック(ドラエモンチック)で努力もあまりしない所もありちょっと感情移入できなかった。【オオブタさんの一言】

評価 ★★★☆☆
監督・脚本・製作: チャウ・シンチー
出演 チャウ・シンチー
シュー・チャオ
キティ・チャン
リー・ションチン
フォン・ミンハン
フアン・レイ
ヤオ・ウェンシュエ
ハン・ヨンウォア
ラム・ジーチョン
他