
他愛ないお伽噺ではあるのですが、音と同化した映像が面白かったです。
類まれなる嗅覚をもった調香師からみた世界を描いた「
パフューム ある人殺しの物語」、画家の目からみた世界を感じさせてくれる「
フローズン・タイム」などの通じるとことがあり、コチラは天才音楽家の感性で感んじる世界を描いています。
凡人である自分では感じることのできない感覚的な世界を観ることができるそんな作品でした。
【ストーリー】児院で育ったエヴァン(フレディ・ハイモア)には豊かな音楽の才能が備わっていた。ある晩、エヴァンは不思議な音を追い、施設からマンハッタンへと導かれる。さまざまな出会いにより、エヴァンの音楽の才能は開花。同じころ、離ればなれとなっていた両親も、それぞれの思いを胸にニューヨークへと赴いていた。(シネマトゥディ)
ぶっちゃけた話、コチラの映画予告編みたらもう物語がすべて分かってしまうという内容。
でも見所はソコではないんですよね。あらゆる音が重なり同化していく映像それが面白くもあり、観ていて本当に気持ちいいです。
ジャンルの違う主人公エヴァンの両親の音楽がシンクロし一つの音楽となっているように、町にながれるあらゆる雑音が一つの音楽が生まれていく様子が、お涙頂戴な物語以上に観ている観客をワクワクさせていきます。
エヴァンは最初、世界に溢れる音楽を感じているもののそれを外に表現する術をまったくもっていなかったのですが、「口笛」という楽器を手に入れることで孤児院を飛び出し、「ギター」を手に入れ演奏することを覚えという感じで、新しい音を手に入れるごとに世界が拡がっていき、両親の音の世界と繋がっていき、映画そのものが一つの狂想曲になっていきます。
また主人公が人に出会うことで音楽を学び曲作り上げていくとともに、同時に運命の出会いをしたものの引き裂かれてしまった両親のラブストーリーも進行していきラストそれだが重なりあうという流れがもまたいい感じです
映像をながしそれに合わせて演奏するという形で入れていったというほど音声にこだわったコチラの作品、是非是非音のいい映画館で観ることをお勧めします。
【オオブタさんの一言】正直言うと予告編みたら充分理解できる物語!でも、音楽シーンが面白く観ていて心地よい作品だった。

評価 ★★★☆☆

監督: カーステン・シェリダン
脚本・原案: ニック・キャッスル
出演 フレディ・ハイモア
ケリー・ラッセル
ジョナサン・リス=マイヤーズ
ロビン・ウィリアムズ
テレンス・ハワード
ウィリアム・サドラー
