
今日は109シネマズの日ということで、109シネマズで二本の映画をみてレイトでさらに1本と3本ハシゴ!
観た映画は観た順番で紹介しますと、、、「最高の人生の見つけ方」「隠し砦の三悪人」「ミスト」。
でも、、「隠し砦の三悪人」「ミスト」「最高の人生の見つけ方」の順番で観た方が良かったなかな〜。
その方が精神的に楽だったかもしれません。
「霧の中で何がまっていたのか、映画史上かつてない震撼のラスト15分」
驚愕のラストを謳ったコピーの作品って、言うほど驚くラストなことないのですが、、コチラのラストは凄かったです。あまりのショックに呆然としてしまうほど、、、、。
怪物パニックムービー史上、もっともと救いのない非情なラストではないのでしょうか。
【ストーリー】ガラス窓を破るほどの嵐の翌日、スーパーへ買い出しに出掛けたデヴィッド(トーマス・ジェーン)。軍人やパトカーが慌ただしく街を往来し、あっという間に店の外は濃い霧に覆われた。設備点検のために外に出た店員のジム(ウィリアム・サドラー)が不気味な物体に襲われると、店内の人々は次第に理性を失いはじめ……。(シネマトゥディ)
あの!数々の感動作をつくったフランク・ダラボン監督が久しぶりにメガホンをとった作品がコチラ、謎の怪物が人を襲うというパニックムービー。
でも流石、フランク・ダラボン監督だけあって単なるハリウッド的で脳天気でお馬鹿なパニックムービーではありませんでした。
町を覆う謎の霧、そしてそれに潜む謎の生物、その生物の正体や出現原因はキングらしいといったら、らしいかなり適当さを感んじるのですが、この映画のメインはそこでなく本当に主人公の驚異となるのが人間そのものの弱さ。
スーパーマーケットに偶然居合わせ、逃げ場を失った人達。教師、軍人、弁護士、労働者、父 母 子その無作為に集まった集団はいわば小さい村の縮図で、その人達が閉ざされた空間で恐怖のあまり狂気を膨らませていく。その中で神の名のもとに人を犠牲にする流れが膨らんでいくにつれ、良識をなんとか保ち生き抜いていこうとする集団は追い詰められていきます。
それによって、観客は主人公とともに謎の生物に襲われる恐怖と宗教的に傾倒し狂気のうずに巻き込まれていく隣に存在する集団、双方の驚異に晒されホッと息をつく余裕すら与えてくらません。
動物的本能で襲ってくる謎の生物よりも、狂気と明確な悪意をもって行動していく人間のほうが恐かったりもします。
そんな状況で、おそらく主人公は、スーパーマーケットにいる人を守るための行動はどれも間違えてはいません。お店から出ようとする人は(相手が聞かないとしても)きちんと最後まで忠告し止めてしたし、犠牲を出してしまったとしても狂信的な集団に比べ格段にまっとうで人道的な行動をします。生き抜くために最大限の努力はしていたと思います。しかし、それが観客の誰もを裏切る結果へと繋がっていきます。しかもラスト15分で二重に観客がショックをうけ、言葉を無くすのではないでしょうか?
逆にどう行動したら主人公は助かったのかというのを意外すぎる形で最後示され、ラストあまりにも唖然とする形で示され愕然とした人も多いのではないでしょうか?
このラストでこの映画は何を伝えたいのかと悩む人も多いのではないでしょうか?
以下ネタバレあり。バレそうな所は白で表現していますが、読むと察しのいい人はラスト分かってしまうので鑑賞した後み読むことをお勧めします。(隠された文字はCtrl+Aするなど反転したら読む事ができます。)この映画では、主人公がどういう行動したら良かったのか?
答えは最初に
子供を家に置いてきたという女性と共に息子を連れスーパーマーケットを出て一緒に行動すること。
誰がこんな選択肢をあの時点で考えたのでしょうか?
逆にこのラストで、監督は何を表現したかったのか?
町の縮図となったスーパーマーケット、それはアメリカそのもの縮図として考えてみることにします。
9・11を引き起こしたそれまでのアメリカの軍事政策、そしてテロ以後神の名において泥沼化していく戦争、そういった流れを踏まえてみると、色々見えてくるものがあります。
外的驚異の元をつくった軍。外的恐怖の中で一番に猛威をふるったのは狂った方向に進む狂信的で凶暴な感情で、それが軍人も民衆も圧倒していきます。
その中で良識的行動を進めるけど、良い結末を迎えられない主人公達は何を表しているのか?
社会性があり良識ある集団。最後に残ったの人物の編成、老人二人に男女、そして子供、と最低限社会の縮図ともいえるメンバー。このことから社会的良識を表現しているのではないのはないでしょうか?
間接的に関わることで自分の領域を超えた世界をも制御できると奢った軍人、神の名をもって正義と秩序をかざし殺しを始める狂信的な集団、それに比べて社会的良識をもった集団は、観客の感覚にも一番近く一番正義をもっているように見えます。
自分たちこそが人道的にも道徳的にも正しい事をしようとしていることを理解しているし、そのように居続けようとしています。
でも実はその社会的良識が、この世界では主人公達を生存させることの枷となっていて、生き残る最後の一線を越えられなくしています。そしてこの映画において最も無力な存在。
社会的良識という視野の中で、情報が全くない中でも自分は状況を出来るうる中でちゃんと理解しそして判断し行動しているという驕りが自分の中に限界をつくってしまって
いて絶望に負けてしまいます。そしてそういった事一切関係なく
ただ人間として母として子供の所に駆けつけたという一見無謀な行動をとった人が生き残るという結果を出しています。
それに、さらに意地の悪い見方をしたら宗教に浮かされ場の雰囲気に流された人たちも、このあと救出され助かっているかもしれない。
しかも軍隊が混乱した世界を最後形だけでも掌握しているように見える、その世界が本当に幸せな世界というえるのかも謎のまま。
時代に流されても、狂っていようが生き続ける社会。どんなこ世界がおかしくなっても、
母子の愛のように無心で生への想いに満ちた愛こそが最後の希望と言いたかったのでしょうね。
でも、その希望の姿が、主人公を幸せと導いていないところがこの映画のラストの辛い所。同じスタート地点にいながら両極の結果を出してしまった
親の姿に皆さんは何を感じたのでしょうか?
映画とは関係ないのですが、この映画煽ったコピーが良かったのがとっても混んでいました。それはいいのですが、、混んでいるとなるとマナーの悪い客が多く、携帯んバイブ音なりまくるし、、私の隣の女性が、「何やってるの シャッターしめてよ 馬鹿 馬鹿!」とか「え? 何 虫?虫?」とかお茶の間のように喋りまくってて大迷惑!「静かにして!」といっても 「怒られた!」と彼氏に報告するさけで反省の様子もなく、、(T0T)
そういう客みて 思いましたよ、、「お願い!死んで〜頼むから死んで〜霧にまみれて怪物に襲われて死んで〜(ザ・パンチの松尾風に)」と、、(――;
【オオブタさんの一言】キングらしい展開をいい感じ。
ラスト、、映画でこのパターンをするんだということに驚かされた。

評価 ★★★★☆(恐すぎて凄すぎて★が一つ吹っ飛んでしまいました。)

監督・脚本・製作 フランク・ダラボン
出演 トーマス・ジェーン
マーシャ・ゲイ・ハーデン
ローリー・ホールデン
アンドレ・ブラウアー
トビー・ジョーンズ
ウィリアム・サドラー
ジェフリー・デマン
フランシス・スターンハーゲン
アレクサ・ダヴァロス
ネイサン・ギャンブル
クリス・オーウェン
サム・ウィットワー
ロバート・トレヴェイラー
デヴィッド・ジェンセン
ケリー・コリンズ・リンツ
