
コチラは岡崎能士の自費出版による漫画を原作とすGONZO製作のテレビアニメ作品で、アメリカで作られたチャンバラアニメで逆輸入で日本に入ってきたものです。
携帯がある程度の文明をもった世界の中で、ヒップホップの音楽にのせて着物を着た人たちが日本刀や銃の戦いが繰り広げられるというもの。
原作と監督が日本人ではあるものの、プロデューサーやその他のスタッフが全員アメリカということでともあり、どの国の人がみてもエキゾチックに感んじる内容になっていました。
その違和感を楽しむ作品です。
私はこういうオカシな世界って好きなので、けっこう楽しめました。
【ストーリー】幼い頃、父を目の前で殺され、
その復讐の旅を続けるアフロの剣客「No.2」。狙うは父の仇であり闇の剣客道の頂点に君臨するガンマン「No.1」。そして「No.1」と闘うことの許された唯一の男「No.2」を葬り去るため、
音もなく忍び寄る刺客たちの影。
果たして「No.2」は悲願を成就できるのか。(GONZOサイトより)
最近では日本刀と銃との戦いというのは、もういろんな作品でも出てきているのでさほど新鮮味はないのですが、西部劇をチャンバラ映画の和風テイストに染め上げた世界観がユニーク、世界を制することのできるアイテム「一番」の鉢巻き、その「一番」を所有している人物に勝負を挑めるのは、「二番」の鉢巻きをもった者のみ、という設定も面白く最後まで一気に楽しく見ることができます。
ただ、アクションがガチャガチャしていて煩く、思ったよりも格好良さを堪能できなかったのが残念といったら残念ですが、BGMがいい感じでテンポで見ることができるので、そこはノリで見てしまえば気にすることはないのかもしれません。
また、出てくる登場人物は、渋く格好良く描いているつもりようですが、シンボル的な意味でしかなく奥深さはあまりなく薄く魅力はあまりなく物語の流れにおいて彩りを加えるためだけに配置しているので、深みはありません。
だからただ無邪気に映像や展開を軽い気持ちで楽しむのが正しい見方のように感じます。
一見荒唐無稽な物語ですが、その背景にアメリカ音楽史がベースにあり、ソウルミュージック(父)がロック音楽(ガンマン)に滅ぼされ、ソウル流れであるアフロが父ソウルと敵であるロックを融合してヒップホップが育っていく!という流れで見ていくとまた面白いです。
カルト映画ですが、「
シックス・ストリング・サムライ(感想はコチラ)」と併せてみると面白いかもしれません。こっちは白人の音楽史をベースにひいたもので、ロックからパンクへの移行が描かれています。
コチラは「エルビスのメロディーが鳴り響く、マッドマックス的世界でジェット・リーばりの技と子連れ狼ばりの殺陣で暴れまくるギターと日本刀をもった渡り鳥」という感じの物語。
核により文明が荒廃してしまったアメリカで、キング・エルビスが唯一自由が残る都市ロスト・ベガスを収めていたがそれがメタルミュージシャン倒されてしまったらしい所から物語が始まる。そしてロックの魂をもった最後の男がロスト・ベガスにむかって旅をするというものですが、ぼろぼろのスーツにボサボサ頭で壊れた眼鏡の男が、日本刀でバッサバッサとボーリングのピンなど謎の武器をもった相手に戦うというなんとも不思議な映画で面白いですよ〜
【オオブタさんの一言】すべてに意味はないけど、面白いかな!もう少しアクション格好良ければよかったけど。
サミュエルのオジキもいい味だしています。
評価 ★★★☆☆
原作:岡崎能士
· 監督:木崎文智
· 出演 サミュエル・L・ジャクソン
· ロン・パールマン
· ケリー・フー
