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●モンゴル(MONGOL)
【2008/04/16 12:53】 作品 (ま) | Trackback(4) | Comment(5)
モンゴルポスターコチラの作品第80回アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされたことで日本での公開が決まったおかげで観ることができました。
選出基準に疑問の多いアカデミー賞外国語映画部門ですが、こういう嬉しい動きが出来るなら悪くないものですね!
どちらかというと飄々としたつかみ所のない役の多い浅野忠信ですが、コチラの作品では思いっきり男臭いいろんな意味でデカイ男を見せてくれました。
いままで様々な伝説の王を描いた作品がありましたが、その中でも1・2位争うほど器が大きな王に感じました。

【ストーリー】モンゴル遊牧民族の長イェスゲイの長男として生まれたテムジン(浅野忠信)は、妻ボルテとの出会いやライバルであり戦友のジャムハとの友情を通し、王と呼ばれるにふさわしい一人前の男に成長する。父の死後部族の長となったテムジンは、モンゴルを統一すべく、部族間の激しい戦いに身を投じていく。(シネマトゥディ)



多くの日本人はモンゴルって横綱朝青龍の生まれ故郷というだけの印象。
世界的に有名で伝説の王であるチンギス・ハーンも歴史の教科書では1ページの半分位の紹介のみ。実体はいまいち分からず、日本においては義経説などありミステリアスな要素を強く感じる人が多いのではないでしょうか?
そんなミステリアスな存在だったチンギス・ハーンが、この映画を観ることで生きた一人の男として私の中に刻み付けられました。
この映画で一番感じるのは、モンゴルという土の香りのする風土と気質!モンゴル魂というのがどういうものなのかを見せ付けられます。
朝青龍に細々と小さい事を言って日本の枠に嵌めようとすること事態間違えているのね〜と思ってしまう大陸的で大きい物の考え方が流れています。
その中でも際立ったスケールのデカサをもっているのが、浅野忠信演じるテムジンの存在!
おそらく、父親を殺され、裏切りにより国を追われ、妻を奪われ、友との悲しいすれ違い、といったのは世界中にいる帝国を築いたような男なら、必ずといっていいほど経験するようなことですが、そういった事に対峙したときの他の人物とは一線を画した毅然とした態度と行動をしていきます。
テムジンがなぜ、そうも強いのか、そして行動に迷いがないのか?
その答えは、テムジンが非常にシンプルな物の考え方をしていること。
自分にとって何が大切なのか?何を守るべきなのかというのを分かって、そのしっかりした揺るぎのない判断基準に合わせてシンプルに物事を考えていきます。
その揺るぎなさが、神秘性と貫禄と特異性を魅せていて、多くの人を従えて後に偉業を成し遂げた人物というを説得力をもって見ることができます。
またテムジンの妻ボルテもそういう意味では同じくらい大物ぶりを見せていて、お互いの想いに揺るぎがない事が前提で行動する二人の姿は圧巻です。(ハリウッド映画の中でヤレかまってくれないとかで、仕事にかまけて家庭を顧みないとキレて家を出て行ってしまう奥様と大違い!!)
物語としては、チンギス・ハーンの人生をかなり駆け足で紹介したにすぎない内容なのですが、その中で人物の魅力を上手く表現していることで、見ごたえのある作品に仕上げています。


モンゴルグラフ
評価 ★★★★☆

監督・脚本・製作 セルゲイ・ボドロフ
出演 浅野忠信
スン・ホンレイ
アマデュ・ママダコフ
クーラン・チュラン

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Comments
--はらやん さんへ--
こんにちは!コメントありがとうございます!
テムジンの凄さは、その視野の広さと、ハッキリした価値観を心の中にもっている事の強さですよね!
だからこそ民衆の支持も受けたし、時代にも求められたという感じでしたよね!
久しぶりに偉大な王の姿を映画でみたという感じがしました!
【2008/05/02 16:30】 URL | コブタです #-[ edit] | ▲Back to top
--こんばんは--
コブタさん、こんばんは!

>大陸的で大きい物の考え方
それまでのモンゴル民族は自分の部族だけのことしか考えてなかったんですよね。
それとは違いテムジンは広く民族全体を見やる視野の広さを持った男のように見えました。
そういう意味で革新的な人物だったのでしょうね。
【2008/04/30 23:02】 URL | はらやん #-[ edit] | ▲Back to top
--ノラネコさんへ となひょうさんへ --
ノラネコさんへ 
はい 本当に詩情な世界を楽しめました!
とにかくこの夫婦のあり方が圧巻でした!


となひょうさんへ
本当に公開されてよかったです!
というか なんで予定なかったの!!という感じです!!
私も歴史的に謎も多いミステリアスなチンギス・ハーンという印象があるのですが、こちらのハーン人間としてしっかり存在していました!
いろんな意味で圧巻でみいってしまった映画でした〜
【2008/04/27 12:07】 URL | コブタです #-[ edit] | ▲Back to top
--絶景でしたね--
おおおおお、なかなかの高評価ですねー
嬉しく思います。
私は、今までモンゴルという国を意識したことがなかったので。
本作で、モンゴルの壮大で素晴らしい風景を見れただけでも大満足でした。
中盤以降は、展開が早いような気もしたんですけど。
合戦シーンの迫力とか、もうそれだけで何もいらないという感じになりました。
公開されて本当に良かったです。
【2008/04/19 20:18】 URL | となひょう #-[ edit] | ▲Back to top
--こんばんは--
やっぱり詩情ですね。
これが作品に風格を与えていると思います。
物語を征服者の野望ではなくて、妻との関係を軸にしたのも成功だと思います。
続きも楽しみになりました。
【2008/04/18 23:12】 URL | ノラネコ #xHucOE.I[ edit] | ▲Back to top
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