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伊坂幸太郎の連作短編小説「死神の精度」を映画化したコチラの作品、非常に上手く原作を抽出して脚色して映画にしたというのを感じた作品でした。
原作は6編あるのですが、今回映画で使われたのはそのうちの3編。死神千葉が見守るという以外は一見関連のなさそうな3つの物語、それを原作とは違った形で結びつけて一つの物語にしている所が面白くコブタにはけっこうツボな映画でした。
チョットネタバレ気味の記事になりそうなので先に評価を明記しておきます。未鑑賞の人は読まれないほうが、映画を楽しく見れると思います。(いつものように ネタバレ部分を白文字で隠すという手法もとれなかったのでそのまま表示になっています)
また、まったく違うのおですが最近観た「ノーカントリー」と見比べてみるのも面白いです。
どちらも人間の生、ささやかな幸福への欲望、人間に降りかかる不条理な死を描いているのですが、その表現の違いが面白いですよ。
評価 ★★★★☆
【ストーリー】死神の千葉(金城武)の仕事は、不慮の事故で亡くなる予定の人物のところに7日前に現れ、その人を1週間観察し、その生死を判断すること。雨男の彼はその日も雨の中、7日後に死を迎えるはずの27歳の会社員一恵(小西真奈美)が現れるのを待っていた。やがてメーカーの苦情係として働き、疲れ果てて仕事を終えた彼女が姿を見せ……。
『アヒルと鴨のコインロッカー』の原作者、伊坂幸太郎ということで、見たくなったこの作品。金城武の日本語が不得意な感じがとってもキュートなこの作品♪ レザボアCATs【2008/04/03 23:32】
【映画的カリスマ指数】★★★☆☆ 止まない雨はない カリスマ映画論【2008/04/08 00:09】
Author:コブタ
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みなさんと 楽しく映画のお話が出来てた嬉しいな~!
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この記事に対するコメント
swallow tail さんへ 睦月さんへ
swallow tail さんへ
なんとも不思議な味わいのある映画ですよね~
ただ、私がお勧めしたので無理に鑑賞することになってしまったのではないですか?(><)
ちょっとその点気になってしまって。
変にプレッシャー与えていたようならごめんなさいね><
睦月さんへ
私もブラピを思い浮かべました~
ただコチラは恋愛もなにも超越してしまった思考なところに、その特異性を感じました
私は、誰もがなんとも納得できない不条理な死というものを、こういう引いた視点で描くことで、深さを感じ短ですよね~
考えすぎといったらそうかもしれないけど、、どうも私は、物語に意味を求めてしまう傾向が感じたのでしょうね~
こんばんわ
やっぱりこういう死神を観ると、
どうもブラピを思い出しちゃいます。
私は2人のキャラが似てる部分があるな
って思ったんですけどね。
でもブラピの方がもっと
天然冷酷キャラって感じがするけれど。
サラリとしたアクのない優しい映画
でした。私自身は、この映画から
強いメッセージ性というものは感じ
られなかったけれど、ほんのりと生死
に向き合わせてくれるテイストは
すごく心地よかったなあ・・・って
思います。
ブラピv.s金城
コブタさん、こんにちは。
コブタさんに紹介していただいたコレ、見てきました!!
主演・死神なのに全編にわたるゆるい雰囲気がすごくいいですね。
それに死神がすごく面白い(笑)
あんな死神だったらスワロも会いたいわ。
最初、3人のオムニバス映画だと思っていたらそうじゃなかったし。
そのつながり方が良かった。
ラストの何か悟っていたおばあちゃんのエピソードは
とっても清清しくて、晴れた海岸にピッタリ!!
とらねこさんへ
この作品、死神が違った決断をしたのは、些細な心の動きの一つだったのに過ぎないのに、その結果によって生まれた物語、それは年もとらず不死の死神からしてみたらなんでもない一瞬の事だったのかもしれないけど、その人類の歴史の中の一瞬の重さを感じさせてくれましたよね!
でも あのプロデューサー。そりゃ秘書?もっとしっかり行動を止めておこう!と思いますよね、、あれは間違いなく犯罪レベルです(><)
このコメントはネタバレです
死神が実行を下すのも、見送るのも、まるで「運命のいたずら」のようなものだったに違いないのですが、
そうすることによって、まっとうされる一つのささやかな生、この重さが最後にビシっと決まってました♪
私も、この点がなかなかしっくり来てジワリと面白く感じました。
二人目の観察者は、40歳のヤクザ、
18歳のチンピラは、その死に出会った不思議な縁なだけでしたね。
それにしても、プロデューサー、イタ電かけすぎ・・