映画「デスノート」「デスノート the Last name」が結構面白かったので、そのスピンオフのコチラの作品ということで観に行ってきました。
邦画にありがちな雑な脚本であるものの、最後まで飽きることはなく観ることはできました。
しかし、デスノートの天才Lの物語という感じは薄く、単なるTVの二時間ドラマなレベルの都合主義なサスペンスという感じでしょうか?
【ストーリー】映画「デスノート」「デスノート the Last name」において主人公夜神月のライバルとして登場した探偵Lを主人公にした物語。
Lは人生最後の23日間、もう一つの人類の命かかったテロ事件に挑んでいく。
日本が作った作品だけに、世界の危機を描いた物語なわりにインターナショラルな感じがしないとかいうのはもう突っ込まないことにして、ベタで穴だらけの設定そこをスルーすれば楽しめる内容にはなってます。
(逆に色々突っ込んで楽しむという方法も?)
気になったのが天才探偵Lのわりに、まったくといっていいほどその天才的な頭脳と能力が生きてなかったこと、、。
なのでLじゃなくても解決できたのでは?とすら思ってしまいました。
Lらしい閃きはないため、L座り、L持ち、Lタイピングといった行動の数々が天才ゆえの奇行というより、単なる変な人になってます。松山ケンイチはLを一生懸命上手く演じていたとは思うのですが、脚本が彼の天才さを表現できてないことに問題があると思います。
デスノートが好きで、Lファン、無類のサスペンス好きという方にはかなり物足りなくガッカリな映画なので、TV放映まってから鑑賞でいいのではないでしょうか?
【オオブタさんの一言】寝ずにみるくらいには、出来がよかったです。
ただ、Lが単なる変な人になっていたような感じがしました。
オオブタの視線のシネマドライ記事はコチラ

監督 中田秀夫
出演 松山ケンイチ
工藤夕貴
福田麻由子
南原清隆
福田響志
佐藤めぐみ
藤村俊二
鶴見辰吾
高嶋政伸


この記事に対するコメント
はらやん さんへ
私は、日本のTV局が主導で作られている映画って、踊る大捜査戦のこともあったの期待しないように心構えでいったので、やっぱりなということでツッコみながら楽しむという方向に切り替えることができました。
松山ケンイチさんがLを演じるということだけで、観客が満足できると勘違いして作った感じですよね。
ファンが何も求めているのか分かってなさすぎですよね、、。
こんにちは
コブタさん、こんにちは!
僕は原作も前作の映画ももの凄く好きなのですが、そのため、本作はまったくもってダメでした。
なので自分のとこの記事はいつになく辛口・・・。
>その天才的な頭脳と能力が生きてなかったこと
まさにこれにつきます。
制作者がLの魅力がまったくわかっていなんじゃないかというところが大いに不満でした・・・。