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●アニー・リーボヴィッツ/レンズの向こうの人生(Annie Leibovitz: Life Through A Lens)

Annie Leibovitz: Life Through A Lens大学時代に履修した写真の授業ので先生から言われた言葉
「レンズを通しての世界だと、間接的に世界を観ることになり心に焼き付けられない、だからまず目で被写体を観ろ!」

たしかに旅行とかで夢中で写真をとっていると、写真に撮ることに意識が集中して景色への意識が半減してしまう。なので私はまず目で被写体、景色を心で感じてから撮るようにしています。

しかしアニー・リーボヴィッツは、彼女は写真を撮ることによって、自分の心に焼き付けるそういう撮り方をしている人なんですね。

映画の中で登場する被写体となっているハリウッドスター、政治家に退けをとらない強烈な個性とオーラをもった素敵な女性だというのをまざまざと見せつけられた作品でした。




【ストーリー】ジョン・レノンが凶弾に倒れる数時間前に撮影されたポートレートや妊娠中のデミ・ムーアのヌード写真をはじめ、世界中のセレブリティをカメラに収め続けてきた女性写真家アニー・リーボビッツ。彼女の妹であるバーバラ・リーボビッツがメガホンを取り、その活動と素顔に迫ったドキュメンタリー。撮影現場の様子や被写体となった人々へのインタビュー、さらにこれまでの人生を振り返り、ひとりの女性としてのアニーの生き方を浮き彫りにする 映画.com より



私が知っているのはポートレート写真での一面なのですが、とにかく彼女の撮る写真って、その撮影しているときの空気まで、被写体の体温、部屋の香りそんなものまでが観ている側に伝わってくるような感じ。
アーティスティックでありながら、被写体の内面をしっかり浮かび上がらせていて、奥行きのある印象深い写真を撮影するアニー・リーボヴィッツ自身を、この作品はさらけ出した内容感じになっていました。
この作品は妹であるバーバラ・リーボビッツが長期間をかけて作り上げたとうこともありますが、映像の中で彼女は凄さだけでなく無茶苦茶さといったものまで素の彼女を観ることができます。

ロッカーとともにドラックにまみれた生活からファッションやポートレートそして紛争地帯と被写体を変え打ち込んでいくカメラマンとしての生き様、愛する女性への想い、愛する家族に子供を通して見えてくる彼女の姿はとにかくパワフルで真っ直ぐ!情熱的でいて直感力と冷静さもっていてとてつもなくクール。そして常に本音で生きていく強さを感じました。

その強さとオーラがあるからこそ、世界のセレブリティーたちとも対等な立場で作品を作り上げることができたし、彼女の本気が被写体となったセレブリティーの本気を引き出しあの写真が撮られたのだというのが良く分かります。

映画のメイキングってよくあるのですが、ファッション写真やアート写真のメイキングが見られるのってこの作品くらいなのではないでしょうか。

家族として仕事として恋人として彼女の人生の一瞬一瞬に出会った人たちの風景の、その一瞬に全力で感じ、心のフィルムに刻みつけていくそれが彼女の生き様。
「夢中になって撮りつづけたら気がつくと50歳になっていた」なんて、アニー・リーボヴィッツだからこそ出てくる言葉ですよね。

人生で最も愛したスーザンとの時間そして死を見守った写真を見ていると、荒木 経惟氏の東京日和を思い出してしまうのですが、カメラマンにとって撮るという行為は自分に対する記録と同時に目の前の事を冷静に受け入れるためのプロセスなのでしょうね。
まさにそれが、「生きるように撮り、撮るように生きる」と表現された彼女の人生。全てのものを全身で感じて、受け入れ、撮影していく鮮烈な生き様!作品同様強烈に魅せられるの一言です。


Annie Leibovitz: Life Through A Lens グラフ
評価 ★★★★☆

監督・脚本:バーバラ・リーボビッツ

出演 アニー・リーボヴィッツ
ジョン・レノン
オノ・ヨーコ
デミ・ムーア
ジョージ・クルーニー
キルステン・ダンスト
ブラッド・ピット
アンジェリーナ・ジョリー
レオナルド・ディカプリオ
ニコール・キッドマン
ジャック・ニコルソン

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この記事に対するコメント

こんにちは

コブタさん、こんにちは!

>レンズを通しての世界だと、間接的に世界を観ることになり心に焼き付けられない、だからまず目で被写体を観ろ!
そうなんですよねー。
僕は基本的に旅行に行ったりする時も、カメラを持っていきません。
どうしてもカメラを持っていくと、「あとで見れるし」みたいな気持ちがあって、真剣にモノを見なくなってしまいそうだからです。
被写体に向かい合い、それを自分の中に取り込んで消化してからシャッターを切る。
それができるアニー・リーボヴィッツはほんとにプロなんだなと思いました。

【2008/03/16 12:31】URL | はらやん #-[ 編集]

とらねこさんへ

ご丁寧にありがとうございます~

TBって本当に厄介ですよね、なんでこんなにつかないことがあるのか、、。
私もよく苛立っています。
コチラからは TBつけさせてもらいますね!
これにめげずに またうちのブログに遊びにきてくださいね(><)ノ

【2008/03/10 18:26】URL | コブタです #-[ 編集]

TBが・・

何度も出しているんですが、TBが反映されません・・
URLに入れておきますね。

【2008/03/10 01:37】URL | とらねこ #.zrSBkLk[ 編集]

とらねこさんへ

とらねこさんお久しぶりです~
来てくださって嬉しいです~

アニーの写真、何なのでしょうねあの力強さは、写真全体から不思議なパワーを放っているところがあります。

この映画をみて、私はアニー自身に惚れてしまいました。

【2008/03/09 01:36】URL | コブタです #-[ 編集]

お久しぶりです~☆

コブタさん、ご無沙汰しております。

なるほど、「写真のメイキング」。
面白い表現で、さすがコブタさんならではの、オリジナリティのある見方ですね!
素晴らしいなと思いました。
アニーの写真は、見ているだけでなんだか心が浮き立つような、そんな「面白い」作品が多かったですよね。
ショッキングだったりすることもあれば、心にグッと沁み込むところもあったりとか・・

【2008/03/08 10:28】URL | とらねこ #wNQw1Nb6[ 編集]

睦月さんへ

私の駄文にそんな勿体ない言葉を、、(><)

私も映画で作っていた写真集欲しくなってしまいました。

うーん 今ならドル安いしアマゾンで買おうかな、、と思ってしまいました。

【2008/03/05 23:09】URL | コブタです #-[ 編集]

こんにちわ

写真に深い興味をお持ちのコブタさんだからこその記事、素晴らしいです。
参考になることも多かったです、
ありがとうございます!

仕事もプライベートもパワフルに
取り組む彼女の姿勢は、同じ女性
として憧れる部分も共感できる部分
もたくさんありました。

彼女の写真集、欲しくなったなあ!


【2008/03/05 12:54】URL | 睦月 #-[ 編集]

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