
今日はレディース・デーということで コブタだけが惹かれている映画をみる日。
ということでコチラの作品を鑑賞してきました。
純粋な子供の目からみた、現実と幻想が混じり合った美しい世界に魅せられてしまいました。
ただ、、、不満があるとしたら、予告編!。物語を見せすぎている感じがしないでもないですよね。
コブタとしてはソコは隠してほしかったな〜という所を見せてしまう予告編が最近多いと思うのは気のせいでしょうか?
お陰でオオブタさんは、この予告編のせいで「なんかコレで充分という感じで観る気をなくした」といって鑑賞しませんでした。こういうのって残念なことですよね、、。
【ストーリー】ジェスは貧乏な家庭に生まれ親や余裕なくジェスや子供に充分に愛情を示せずに家庭でもどこか居場所がなく、スニーカーもお姉さんのお下がりといった事で学校では虐められている状況で何処にもなじめていない状況。そんな時に、風変わりな転校生レスリーがやってくる。彼女は回りを気にせず独自の世界をもち周囲から浮いている少女だった。自分の空想の世界をスケッチブックに絵で表現するジェスと、自分の空想の世界を言語で表現しているレスリー。同じ世界をもつ二人は親しくなり、近所の森に二人でテラビシアという空想の王国を築くが、、悲しい事件が起こり、、、。
スケッチブックのイラストが描くはしから動きだし命を持ち始めるオープニングもお洒落で、幻想と現実の混ざり合いが素敵でした。
コチラに描かれている世界はちょっと前の時代の今大人になった人が思い出すくらいの過去の物語なようで、子供からみたら厳しく苦手な大人。コブタが子供時代にやったような、雑木林や校庭の隅に基地つくったりという世界を懐かしさとともに入っていけました。
また登場人物が魅力的!
シャイで心やさしいジェスと、奔放で真っ直ぐなレスリーは勿論なこと、ジェスの妹のメイベル、絵おバーと・パトリック演じるジェスの父親に味わいのある先生たちが自然にそして人間味のある深い演技をしているために、現実世界もリアリティーがあり幻想シーンが生きているように感じました。
主役二人が上手いのはある意味当然といったら当然なのですが、妹メイベル演じるベイリー・マディソン演技素晴らしすぎます!この年齢でこの演技とは!ハリウッドの子役のレベルって高いですよね!
現実に居場所のない子供が、幻想世界へと誘われる物語というと、昨年公開された「パンズラビリンス」を想像するのですが、コチラの映画は幻想世界に真逆の意味合いをもたせ、幻想と現実を融合させることで希望のある未来への道を造り出しています。
ジェスとレスリーにとっていじめはあるものの良識ある大人もいて現実は悪い世界ではないものの、親の愛に包まれているものの仕事等で寂しさや疎外感を感じ居場所がなく、学校では彼らの空想力と自由な心をも二人にとって狭すぎる、そんな二人の空想の王国テラビシアは決して逃避の場所ではなく、本当に意味で自由でいられる所で、現実世界に立ち向かうパワーを蓄える所。
しかし現実とテラビシアを結ぶものは、ブラブラと揺れる不安定なロープ。
王国を形成する大切なものが欠け、テラビシアへの道が千切れてしまいます。
その時ジェスがとった行動が、テラビシアを否定するのはなく 現実を拒絶するのでもなく二つの世界を自由に行き来できる橋をつくり、ジェスにとって愛しているけれどままならない現実の象徴である家族を連れて再びテラビシアを訪れるというラストは未来への希望に満ちたものになっています。
いじめにしても、貧しい生活、レスリーの身に降りかかる不幸にしても、納得いくものではないし現実は不条理なもの。その現実にしっかりジェスが向き合っていく強さを身につけ、テラビシアも生き続けることで哀しみよりも心地よい喜びを感じてしまいました。
現実と幻想が絶妙に混じり合った世界を描いた映画は、「パンズラビリンス」「ビック・フィッシュ」とあるのですが、現実から幻想への逃避を描く「パンズラビリンス」、ガチガチの現実に生きている男の世界に幻想世界が入り込んでくる「ビック・フィッシュ」、そして現実と幻想が幸せな融合をみせるコチラ、比べてみると面白いのかもしれませんね。

評価 ★★★★☆

監督 ガボア・クスポ
出演 ジョシュ・ハッチャーソン
アナソフィア・ロブ
ズーイー・デシャネル
ロバート・パトリック
