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●ジェシー・ジェームスの暗殺(THE ASSASSINATION OF JESSE JAMES BY THE COWARD ROBERT FORD)

ジェシージェームスの暗殺ポスター今日は14日ということでTOHOシネマズの日♪ということでコブタは一ヶ月フリーパス券でオオブタさんは一本1000円でお得にコチラの作品も観てきました~。

実在の無法者ジェシー・ジェームスと彼を暗殺したロバート・フォードの視点から描いたコチラの作品、ブラット・ピット最高の演技と歌われた映画でもあります。


そもそもジェシー・ジェームスって誰?という人も多いと思います。コブタもそうでしたので簡単に説明しますと、、19世紀のアメリカに名を轟かせた犯罪者です。
銀行強盗、列車強盗など数々の犯罪に兄フランクと仲間と共に手を染めたもの、民衆からは義賊と崇められ、生前から小説などのヒーローとしても描かれたアウトローです。そして彼を主人公した映画も数多く作られている状況です。
現実問題弱気を助け強きを挫くという義賊であったわけではないものの、彼が常に襲っていた銀行と鉄道は、民衆にとっては金持ちたちだけに得をさせているという忌々しい存在、それらを襲い上流階級の人にギャフンといわせているジェシー・ジェームスに行動を心地よかったようです。
そして丸腰の状態にかかわらず、部下から背後から撃たれるという悲劇的最後が益々彼の人気を高めてしまったようです。
そういったこともあり、それを暗殺した男ロバート・フォードはは卑怯者と蔑まれ、大犯罪者を倒した男のわりに不遇の人生を送ることになるようです。
非業の死を遂げたカリスマ的存在とそれを倒したことにより卑怯者と馬鹿にされる人物、日本でいうところの信長と明智光秀のような存在と思っていただければいいのでしょうね~。

コチラの作品はジェシー・ジェームスの暗殺を中心に前後一年くらいの期間の時間が描かれているのですが、、160分がとてもつもなく感んじてしまいました。(――;
後半、ジェシー死間近から以後になってから俄然面白くなるのですがそれ以前が長すぎます、、。
全体的に淡々としていて、実際の襲撃シーンは一回しかなく、あとは少しずつジェシー一味がバラバラになっていく様子が描かれているのですが人間関係と行動が微妙に解りつらいんですよね。
分からないことは分からないのですが、物語に集中するためにも最初にパンフレットの人物紹介や時代背景、ジェシー・ジェームスがどういう人物だったのかを読んでから楽しむことをお勧めします。

たしかにブラット・ピット演じるジェシー・ジェームス、ハタからみて何を考えているのか読めない怖さ、そして瞳の奥に見え隠れする苦悩や哀しみを、そんな演技はすばらしかったと思います。彼の演技が物語を常に引っ張っていたといっても過言ではないです。

また、サム・ロックウェルが演じたロバート・フォードの兄チャーリーがまたよく、ジェシーとのやりとりの中で生まれる感情の揺れ、弟に対する想いというのが上手く表現できていたかなと思います。
クライマックス近くにある ブラット・ピットとケイシー・アフレックとサム・ロックウェルのシーンは緊迫感があり見えない部分にあるものの怖さがあり本当に凄まじく、役者陣が本当にいい演技を見せてるのですが、、脚本がイマイチ上手くなかったように感じました。

ケイシー・アフレックは、おどおどしたしゃべりや自己中心的な思考で突っ走る小物でしかないロバート・フォードを頑張って演じていたと思うのですが、脚本が悪いのかジェシーに対しての崇拝が、何故そこまで極端に殺意へと変わっていくのかが理解できませんでした。
愛ではなく単に自分を守るためだけの為に行動したようにしか見えないのが残念でした。
前半他の窃盗団メンバーの物語はいいので、ロバート・フォードの心情に踏み込んだシーンをいれてより、その心の推移を丁寧に描いて欲しかったです。
そうしたら、後半のロバートフォードの苦悩がもっと深まってみえたのではないでしょうか?


ジェシージェームスの暗殺グラフ面白いと思えるシーンや、素晴らしい映像などあるだけに、もう少し突き詰めて描けなかったのかな~というのが残念です。
この映画での世界感を味わいととってもいいのかもしれませんが、コブタは微妙だと思ってしまいました。

評価 ★★★☆☆

監督 アンドリュー・ドミニク

ブラッド・ピット
ケイシー・アフレック
サム・シェパード
メアリー=ルイーズ・パーカー
ジェレミー・レナー
ポール・シュナイダー
ズーイー・デシャネル
サム・ロックウェル
ギャレット・ディラハント
アリソン・エリオット
マイケル・パークス
テッド・レヴィン
カイリン・シー
マイケル・コープマン

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この記事に対するコメント

となひょうさんへ はらやんさんへ

となひょうさんへ
こちらの作品は一般的に冗長だという意見が多いですよね。
たしかに登場人物の描写はよくできているんですよね、、でも、、いささかそれを生かせて映画を面白くするまでは至っていなかったように感じました。後半以降のドラマは最高に面白いのですがね~

はらやんさんへ
ジェシーは何を考えているのかは読めないものの、その内面に渦巻く苦悩は読み取れて破滅へ一歩1歩近づいていく様子は緊迫感をもって見入ってしまいました。
そして自己顕示欲の塊にジェシーを通して自分しか愛してなく自己愛に生きるロバート、そんなややズレた感覚の人の中にチャーリーという存在を置いたのは正解でしたよね!
おかげでかなり物語は見やすくなっていたように感じました。
それでも、、この長さは解消できませんでしたが(^^;

【2008/01/20 15:50】URL | コブタです #-[ 編集]

こんにちは

コブタさん、こんにちは!

ブラッド・ピットよかったですよね。
ジェシーという人物のとらえどころのなさというのが伝わってきました。
ほんとに何を考えているのかわからない人物。
たしかにああいう人が近くにいると不安は募るばかりでしょう。
チャーリーも良かったですね。
この人物が一番観客の一般人に感覚的には近いと思うので。
この人物がいなかったら、この映画は最後まで耐えられなかったかもしれません。
いかんせん、長かったですよね。
後半とても緊迫感がでてきましたけれども。

【2008/01/19 06:54】URL | はらやん #-[ 編集]

むむむ~

こちらにも訪問ありがとうございました。
うーむ、厳しい意見が多いんですなぁ。
私は例によって少数意見でありますが。わかりにくいと感じるよりも、自分なりに各キャラクターの心情を想像してのめり込んで見ておりましたよ。
ドラマとして、なかなか面白い作品だと感じることができました。

【2008/01/18 19:59】URL | となひょう #-[ 編集]

睦月さんへ

おっしゃる通り、、その辺りからいきなり盛り上がってきましたよね~(--;

オオブタさん途中意識飛ばしてましたし(^▼^;それを突きながら、間をもたせてました。

【2008/01/17 17:29】URL | コブタです #-[ 編集]

こんにちわ

上映開始2時間経過あたりが一番面白く感じました(苦笑)。

ハリウッドらしからぬ、アート色の強い作品で、ムードも俳優陣もとても良かったと思うのですが。
あまりにもいろんなことが漠然としすぎて移入できないんですよねえ(苦)。そのうえでの160分はあまりにも拷問に感じましたです。

【2008/01/15 16:43】URL | 睦月 #-[ 編集]

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