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●SAW4

saw4気になっていたものの、法事により一週間遅れての鑑賞!
(夢の中では 謎のSAWを鑑賞したみたいだが、、、、)

相変わらず痛いシーンは観れずに目をそらしての鑑賞でしたが、出来自体は悪くなく楽しめた。


ただ、、このシリーズ、それぞれ映画としての出来は悪くないのに、衝撃的すぎる第一作目の印象が強いだけに、それぞれの中のSAWとはこうあるべきという定義がそれぞれの中に出来、そことの違和感が出てしまうとそこが不満として残ってしまうのは悲しい性なのでしょうね。



ジグソウことジョン・クレイマーの死体解剖をしていると、その遺体の胃袋からカセットテープが発見される。そのテープを聞いたホフマン刑事はまだジグゾウのゲームが終わっていないことを知らされる、、、。という内容。

仲間の刑事が次々倒されジグゾウ逮捕に執念を燃やすリッグ隊長に仕掛けられた仲間の命が賭かかったジグゾウのゲーム、そのリッグを追っていくストラムFBI捜査官の物語、そして取り調べを受けるジグゾウの元妻の口から語られる過去のジグゾウの姿が加わり、今までのSAWの世界をすべて内含した巨大なジグゾウパズルを作り上げている。

今までの人物やアイテムをうまく使って、この作品だけでなく大きくSAWとしての一連の流れを作っている所は上手い。

ゲームを進行していくリッグ、そしてそのリッグをを追いかけつつ気がつくとゲームに参加しているストラム、制限時間の中助けを末エリック刑事とホフマン警部とあと、、とある人物、、。
それらがラスト同じ建物内で繰り広げるドラマはかなり驚かされる。
また4の物語がシリーズの中においてどの時間軸での物語かというのを知ったときに、作品の中で恐怖だけでなくジグゾウ自身が増殖しているような怖さを感じる。

オチとしては今までのSAWシリーズの物を組み合わせて見せ方をやや変えただけなんですが脚本はよく錬れている。しかし、1、2のスッキリ感がなんかなく、モヤモヤしたものが残ってしまった。

しかしだんだん物語の仕掛けを大がかりにした分、各登場人物一人一人に課せられたゲームの意味づけが、回が進むにすれ最初の意図からズレていってしまっている所が気になった。(これは 4に関しての話ではありませんが、、。)
また、ゲームに参加させられた人が何をすれば生き残れるのか個々のゲーム内容が分かり辛い。
エリック刑事はあの状況で何ををすれば助かったのかが分からないあの銃弾一発で何処を(誰を?)狙えばよかったのかが分からない。
口が聞けぬ男と目の見えぬ男のゲームも、シチュエーションは面白いものの、あれはお互い協力しあってクリアーしないとダメなのか、お互い戦わないといけないのかが分からない。戦うとしたら明らかに口がきけない人のほうが有利ですし。
ストラムFBI捜査官も何をすればよかったのかのジグソウからの指示がない。

全体として映画を成立させるためのゲームになってしまい、個々のゲームがおざなりになっている分、いろんなものがぼやけてしまった感じがする。
当初の「命を大切にしてない者」への戒めだったはずなのに、自分の本来の職務を忘れれている者への戒めに変わっている事も違和感を感じてしまいました。
まあコレは単なる処刑に変わってしまった第2のジグソウのように第3のジグゾウとなった状況で意図が変わっていってしまっているとも言えるのかもしれませんが。
色々複雑に懲りすぎたために、SAWとしての基本がおいやられているように見えた。
意外にシンプルな仕掛けのほうが、爽快感ある驚きを感じられるものではないのかな?

また残念な事にジグソウの過去が語られることで、異常ではあるもののある一つの哲学をもった男だった筈のジグゾウが単なる八つ当たり的な行動で犯罪を始めたような感じに見える。
そして最大のモヤモヤは、第三のジグゾウの存在は意外性はあるものの、何故ジグゾウになったのがまったく見えないこと。

ただ、、今回、主人公に課せられたゲームは、今までと異なりジグゾウとしての資質を問われてゲームに参加させられているという内容になっている。
第三のジグゾウもそれを一度クリアーした上での行動だとは思う。そして再びその本当の意味での資質がアマンダのように問われるゲームが始まり、その当たりの物語は今後語られるのではないかなというのを感んじさせる余韻というレベルを超えた完全に物語が終わっていないラストがモヤモヤを強めてしまったように感じた。

また今作、、再び死んではいない登場人物が増えている。今後の展開ある意味作り放題!!
どうなっていくのでしょうね このシリーズ。

ソウ4グラフ評価 ★★★☆☆ (多分SAWでなければ ★★★★☆だと思う出来)

監督 ダーレン・リン・バウズマン
出演 トビン・ベル
スコット・パターソン
ベッツィ・ラッセル
コスタス・マンディロア
リリク・ベント
アシーナ・カーカニス
ジャスティン・ルイス
サイモン・レイノルズ
マイク・リアルバ
マーティ・アダムズ



この記事に対するコメント

ジグゾーさんへ

確かにそこが恐い所なんですよね~
そして第一第二第三のジグゾウごとに微妙に裁きも変わってきているところがまた、恐いようにも感じました。
初代ジグゾウは「命を大切にしない人」
二代目ジグソウは処刑目的
三代目ジグゾウは「自分本来の職務を忘れた人」が対象になっているように感じました。
その後どういう展開になっていくのでしょうね~

【2007/12/11 23:15】URL | コブタです #-[ 編集]

どうも!

ちょっとご無沙汰です!

うわ~睦月さんがうれしいこと書いてくれてる!!

僕は逆に第三のジグソウに理由が無いことが恐ろしかったです。
ジョンと同じ思考の人間がいる限りジグソウに終わりは無い。
【私はお前たちの中にいる】というせりふに恐怖を感じました。

でもきっとファンは納得しないから、次の作品で第三のジグソウになるゲームの部分も描くと思いますけどね。

【2007/12/09 02:52】URL | ジグソー #-[ 編集]

こんばんわ

SAWシリーズといえば、ジグソーさんが素晴らしい記事を書いていました。今回のジグソウの正体に関しても、なぜアノ人なのか?という根拠が不明で腑に落ちませんでしたが、ジグソーさんの記事を読むと「なるほどなあ」と納得できます。

たしか、バウズマンって「一生このシリーズを撮り続けたい」って言ってるらしいじゃないですか。このままの展開だとたしかに一生終わらない物語になっていきそうですよね(笑)

【2007/11/25 23:52】URL | 睦月 #-[ 編集]

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