コブタの大好きなピクサーが、カーズからそんなに月日を開けずに公開、内容は並外れた料理の才能を持ち、一流シェフになることを夢見るネズミと、料理の苦手な見習いシェフの出会いが巻き起こす奇跡を描いた物語。
並はずれた嗅覚と味覚をもったレミーは、残飯を盗み生きていくだめだけに食べ物を漁るネズミらしい生活が合わず、名コックグストー崇拝し自分も一流コックになることを夢みていた。
そんな彼が出会ったのは、グストーの店で料理がまるで駄目な下働きのリングイニ。
そんな二人は手を取り合い、一人前のコックとしての道を歩みはじめるが、、、
という物語、ピクサーアニメらしい美味しそうな食材の画像で彩られた美しい映像と、コミカルなキャラクターの動き、そしてクスクスと笑わせる台詞と展開を楽しめる作品でした。
またレミー視点で見るフランスの人間の世界様子の描写も素晴らしく、屋根裏などを疾走していくレミーのシーンが非常に気持ちいいです。
多分これが ピクサー作品でなければ、満足してまあ楽しめる内容だったと思います。
しかし 今回の作品もともと別の会社が製作し暗礁に乗り上げていた作品を引き継いで作ったというものであるためか、ピクサーが0から企画を立ち上げ作り上げた今までの作品に比べストーリーの作り込みが足りず楽しめたけど感動は出来ない映画となっていました。
何が足りないのか、、というと、、今までの作品に比べ、圧倒的に登場人物に魅力がないこと。料理への情熱を燃やし続けるレミーはとこかく、その相棒となるリングイニがキャラとして魅力が低く、また回りの人物も内面がイマイチ掘り下げられてなく感じました。
また物語を通して、それぞれが夢を叶えるものの、成長というものが観られないのが感動を呼ばない一番の要因になっているように思います。
レミーは言うなれば最初から天才シェフで、それを生かす場を得るだけですし、他の人もそれぞれ自分の居るべき場所を見つけるだけの結果になったことが、達成感といったものを感んじることができず、ラストの爽快感を低くしていたように感じます。
唯一美食評論家イーゴだけが成長らしきものを示すものの、何故彼かソコまで辛口になったのか、またグスコーに対して敵対心を覚えたのかといったことが全く語られないだめに、キャラに深みがありませんでした。
やはり ピクサーが関わってからの時間の短さが、、物語の煮込み不足に繋がってしまったのでしょうね、、。
ピクサー作品で コブタが ★が4以上いかないという、、コブタにとってはかなりガッカリな結果となってしまいました。
でも、、同時上映の ピクサーの短編アニメ「LIFTED」は今までの映画についてきた短編の中ではダントツに面白く、ここでは多いに笑わせてもらいました。
その点では、コチラの作品を見に行って良かったかなと思いました。

評価 ★★★☆☆
監督 ブラッド・バード
出演 パットン・オズワルト
ブラッド・ギャレット
ブライアン・デネヒー
ブラッド・ギャレット
ジャニーン・ガロファロー
イアン・ホルム
ピーター・オトゥール
ルー・ロマノ
ジョン・ラッツェンバーガー
ジェームズ・レマー
ウィル・アーネット


この記事に対するコメント
とらねこさんへ
来てくださって嬉しいです!(^^)
こちらこそよろしくお願いします!
あと、、TBも付けようとしたのですが、最初の一回は上手くつけれすに、TBつけるの遅れて申し訳ありませんでした。
コチラの作品、好きなことは好きなんですよ!
ただ、、ピクサー作品が大好きなんです!それだけに期待する完成度も高くなってしまいこのような、若干テンション低めの記事になってしまいました!
初めまして
コメント&TBありがとうございました。
こちらこそ、今後もどうぞよろしくお願いします。
ところで、この映画ですが、結構いまいち・・・という方の意見も耳にしますね。
私は、夢のある物語として、楽しめました。
好き嫌いではどうしようもないですね・・・
ジグソーさんへ
なんか ピクサー作品にしては深みのない映画でしたよね!
面白いことは面白いのですが、、
でも、、あの短編は、、シリーズを通して一番インパクトあって 楽しめましたよね!
あんな教習所があったら嫌ですよね(><)
どうも!
ピクサーはやっぱり楽しませてくれるな、と思いましたがコブタさんと同じで、もう少し掘り下げてたら結構化ける作品だったのになぁと残念でもありました。
にしてもあの短編はインパクトありましたね!
二純さんへ ノラネコさんへ
二純さんへ
たしかに厨房の様子などもリアルで、作られる料理は本当に美味しそうでしたよね!
ただ、、人物描写の薄さが気になり、、他のピクサー作品に比べかなり面白さが下がってしまたちょうに感じました。
ノラネコさんへ
レミーはいいのですが、それ意外のキャラに魅力をまったく感じられないところが私には悲しかったです。
「インクレ」はまだ家族それぞれに特徴がありまだそれなりに魅力があったのでまだコブタは許せたんですよね(--;
ラストに達成感がないのが一番盛り上がれなかった理由なのかしら。。(。。
こばんは
物語が複雑な分、キャラが薄くなってしまっていました。
そこは欠点ですが、映画自体は楽しめました。
私的には「インクレ」よりは数段よかったかな。
料理から仕上げに至るプロセスは料理番組のようにドラマチックで食欲をそそられましたね。出来上がった料理がうまそうなのなんの。その料理がカギとなり、人の心を動かす感動的フィナーレは気持ちよかったです。