「25時」「28日後」と一昨日からの流れにのって 今日は「21g」のご紹介をします。
交通事故の加害者男性と 被害者の妻と そしてその被害者の心臓を移植して命が助かる男性の3者が織り成す人間ドラマ、、その描かれている世界は凄まじく 胸がつまり息ぐるしいような気持ちで見入ってしまいました。
前科があるものの宗教の力でやっと立ち直りつつあったところ交通事故で人を殺してしまった男 交通事故によって一瞬で愛する夫と子供二人を失った女 心臓移植で命を救われたものの自分の命が凄まじい悲劇によって救われたものだと知り衝撃を受ける男 それぞれ悩みあがきながらも生きている限りは前へ進んでいかないといけない、、

この映画で描きたいのは死ではなく「それでも人生は続く」と何度も劇中に出てくるこのフレーズにあるように 生きている人たちの姿で、号泣して感動というより 最後大きくため息をついて そしてその「21g」の意味を自分なりに考えさせられるそういう作品でした。
感情移入に入る前に短い時間でシーンが切り替わり 続くシーンはまったく時間軸の違う話。。またシーンに関係ない苦しげなあえぎ声が被っていたりと、正直いってかなり複雑で全体を把握するのが大変な編集にしてあったもののラストのシーンを見てああ そうなのか と全て納得できる監督の手腕は凄いです。
またショーン・ペン ナオミ・ワッツ ベニチオ・デル・トロだけでなくそれぞれを取り巻く家族を演じるシャルロット・ゲンズプール メリッサ・レオ等の演技が凄く、短いシーンの中でもそれぞれが抱えた苦悩、痛みを表現できていることで 斬新な手法が生かすことができたように思います。
この映画のタイトルにある 「21g」は 人間が死んだときに誰もが失う重さを指していっているのですが、この映画は死んだその人が失う重さというより 残された人が感じる(もしくは 失ってしまってしまった)ものを指していているように思えました。
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この映画 前売り買ったときに 21gの分銅を特典でもらえるのですが、21gって私が思っていた以上に重いものなんですね。
21g。。
角砂糖6個の重さ
ハチドリ1羽分の体重
100円ライターの重さ
キャラメル3個の重さ
5セント硬貨5枚の重さ
ポケットティッシュの重さ
この映画を観た日、サンプルペット飲料をうっかり4本ももらってしまったオオブタさんのリュックの重さの100分の1
みなさんは この重さ 重いと思いますか軽いと思いますか?
評価 ★★★★★



製作・監督: アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
脚本: ギジェルモ・アリアガ
出演: ショーン・ペン
ナオミ・ワッツ
ベニチオ・デル・トロ
シャルロット・ゲンズブール
メリッサ・レオ
クレア・デュヴァル



「タイツコウ軟膏21g」は、切り傷、虫さされ、とこずれ、やけど及びその他の肉芽形成(火傷)など、幅広い症状に効果を発揮する皮膚の薬です。7つの生薬(トウキ・ケイヒ・ダイオウ・シャクヤク・ジオウ・ゲンジン・ビャクシ)をゴマ油で抽出しミツロウで固めた、淡褐色で独特のにおいがある生薬製剤です。ご家庭の常備薬としてご利用ください。
価格 1,800円 (税込1,890円) 送料別 で 命の重さを体感できます。


この記事に対するコメント
ジグソーさんへ
コブタはこの 入り乱れた視点は ショーン・ペン演じる主人公の人生最後にみた走馬燈のような世界だと判断したんですよね。
アモーレスペロスよりも、映画全体の一体感を感じてこちらは好きでした。
逆に あちらはそれぞれの物語が独立して存在しているので そういう意味では見やすい作品にはなっていると思いますよ!(^^)
どうも!
ほぉ~映画館でご覧になったんですね。
そういえば前売り特典のそれ覚えてます!少し欲しいなって思ってました。
映画自体は少しごちゃごちゃしすぎてて、別に普通にやればいいのにと思ってしまいましたね。
俳優陣の演技は文句無いですけどね。
『バベル』もこんな雰囲気でしょうかね?
アクセルさんへ
こちらこそTB コメントありがとうございます!
デルトロ、、黙った立っているだけでも なんか訴えてくるものあって 凄いですよね~
それに アクセルさんのTBなら大歓迎です!(^^)
こちらこそ TBはりにいかせてもらいますね!
コブタさん、コメント&TBありがとうございました。
この映画時間軸なので、ちょっとついて行くのが大変だったんですが、出ている俳優さんの演技に惹き付けられてみてしまったという感じです。
デルトロの目力には、ヤバイです(笑)
残された人の重さ。。するどい視点ですね。コブタさんの意見に同感です。
ところで、同じ感想にTBたくさん飛ばしていいですか?
先ほど、調子悪くてTBが出来ないでいました(涙)
私も みてビックリしました~
たしかに 辛い内容ですが 未来に希望をもたせたラストなのでナオミ・ワッツの表情でなんか みているこちらも救ちょっとわれた気持ちになれました。
でも 凄い 演技と演技のぶつかり合いでしたよね、、
コブタさん、こんにちは。
ビックリしました~。
この映画、一昨日観たので感想をupしようとしたら、コブタさんもupしてたので!!
偶然ってすごいと一人で悦に入ってました(笑)
この映画、重みがありましたね。
久しぶりに、この系を観たのですが、観た後、少し沈んじゃいました。。。