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●憑神

憑神コブタの大好きな作家浅田次郎さん原作の作品!
オオブタさんはあまり、興味なさそうだったので、レディースデーにコブタ一人で鑑賞!


貧乏だが文武両道に秀で将来を嘱望されていた御徒師の別所家の次男彦四郎。
代々将軍様の影武者を務める家系、そのお勤めは家長である兄が継ぎ、彦四郎は裕福な家に婿入りし無事息子をもうけたまではいいものの、ある事件をきっかけに離縁され、実家に戻り兄夫婦のともに肩身の狭い生活をしていた。
彦四郎の昌学校時代の学友は、大出世!馴染みの蕎麦屋の親父甚平によると、その出世は三囲稲荷にお参りした為だという、そして甚平にお酒を振る舞われ彦四郎も三囲稲荷にお参りすることを強く薦める。
そしてベロンベロンに酔っぱらった彦四郎は、帰り道に迷い込んだ河原で三巡稲荷というのを見つけ手を合わせてお参りしてしまう。
しかし、、コチラの稲荷は読みは同じでも御利益は大違いで、それによって彦四郎は貧乏神、疫病神、死神に憑かれることになってしまった。そんなとんでもない事態になり彦四郎の人生はどうなってしまうのかという物語、、。

真っ直ぐで善良な主人公と取り憑いた神様、彦四郎を囲む江戸っ子な人達とのやりとりは面白く、考えてみたらとんでもない事態に関わらずほのぼのとして笑えます。
笑えるんですが、、考えてみたら、、この主人公に降りかかる事態って財産を最初0にして、次に健康をダメにして、最後には死に至らしめるというとんでもない状況なんですよね、、。

物語を聞くと、とんでもない事態にアタフタする主人公の様子をコミカルに描いたコメディーと思われがちですが、とんでもない者に憑かれることで、主人公が武士として、影武者というお勤めをもった別所家の人間として、親としてどういう道を進むべきかを改めて考え行動していくという内容です。
徳川幕府も力を無くし、南蛮より鉄砲や大砲という新しい戦い方がはいり、時代もすっかり変わってしまい、武士というものの存在価値が見失われてしまっている状態、そんな中でも真面目に侍として生きているものの人生の目的を見いだせずにいる主人公が、財産の危機、健康の危機、生命の危機を前に武士としての自分の進むべき道を見いだそうとする物語は、現在の政治はグダグダ、経済も不透明で日本人としての誇りなんてぶっ飛んでしまっている時代を生きている私らにこそ、この武士を必要とされていない時代に武士としての本懐を遂げようと悩みながらも突き進んでいく彦四郎の物語は色々考えさせらることもあるのでないでしょうか?
まただんだん薄れていっている 日本人の美徳が随所に観られそこがなんとも心地よく、またコブタのツボにもはまりました。

やさしく真っ正直な彦司郎という役回りが妻夫木聡のキャラに上手く嵌っていて、それに加え西田敏行、夏木マリ、香川昭之などがいい感じに絡み、なんとも暖かい世界観を作り上げていました。

いい感じに世界観を作り上げているのですが、、残念なことに、、戦闘シーンがなんとも安っぽくCGも軽すぎる、、だったら入れなくてもよかったのではと思ったことと、、ラストのシーンがハッキリしって蛇足、、。

甚平達に見送られ度立つ所で終わらせてもよかったのではと思ってしまいました。
それさえ無ければもっと評価も上がっていたのにな~というのが残念です。

憑神円
評価 ★★★☆☆

監督 降旗康男
出演 妻夫木聡
夏木マリ
佐々木蔵之介
鈴木砂羽
森迫永依
笛木優子
西田敏行
香川昭之





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この記事に対するコメント

二純さん 出人さんへ

二純さん 
そうなんですよね~オカシクテなんとも暖かいのですが 切ないんですよね~
主人公がもともとおかれている状況が、(神に憑かれてない状態で)中途半端で自分の存在意義を感じられないなんとも心もとない状況なんですよね。
別の意味でラストサムライで、この時代の中で侍としての自分は何を出来るかということを描いたこの物語に魅せられてしまいました。
今失いかけている 日本人の美徳が随所の描かれているところも良かったと思います。


出人さんへ
コチラを観てしまいました!
だって浅田次郎さん好きなんだもの~
舞妓さんも 楽しかったのね~どうしようかしら(’’

【2007/06/29 14:11】URL | コブタです~ #-[ 編集]

あ、こっちか

いちおう迷ったんですが「舞妓」にしちゃいました~。

なかなかおもしろかったけど。

【2007/06/28 23:43】URL | 出人 #X.Av9vec[ 編集]

いくらでも軽快でお馬鹿なタッチの映画に出来たはずですが、軽快ながらもグッとこらえて叙情詩に綴りあげた手腕は見事でした。時代劇だけど、伝えたいテーマはきわめて今日的。共感できる部分は多々あります。日本の美を感じる場面も多く印象的でした。

【2007/06/28 22:58】URL | 二純 #-[ 編集]

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