一作品おきに 面白い作品を作ってくるというデヴィッド・フィンチャー 監督、、。
その法則に従えば今回は面白いはずの「ゾディアック」さて その内容は??
アメリカ犯罪史上最も危うい連続殺人鬼と言われる“ゾディアック・キラー”を題材にしたこの映画、
ゾディアック事件の真犯人を推測するというものより、この事件に職務的事情 好奇心からこの事件を追っていき人生を狂わせていった男たちの物語を描いた作品です。
デヴィッド・フィンチャーらしく 映像とか非常にクールそして 淡々と刑事、記者、風刺漫画家の視点で淡々と追っていくという内容。
まったく犯人の姿が見えず、ただ混迷していくだけの事態は、息つまるほどの緊迫感の連続で、逆に気持ちが安らぐ間もないだけに、ちょっと辛いところがありました。
あまりにも淡々として退屈と思う人もいるかもしれません、 また何も解決しない、犯人が見えず、予測だけで終わるこの作品、不満に思う人も多いのでしょうね~。
雰囲気的にも実在の連続殺人事件を扱った韓国映画「殺人の追憶」にかなり雰囲気は似ているように感じましたが、あちらはその事件のあった混迷した時代を描き、コチラはこの事件の異常性と、そんな事件に魅入られて人生を振り回された人たちを描いているのですが、なんとも釈然としない気持ち悪さを残すところは似ていました!
映画としてはそれなにり良くできて引き込まれるものはあったものの、もう少し映画で盛り上がりたい気持ちは満足させてもらえなかったかなという感じでした。

監督 デヴィッド・フィンチャー
出演 ジェイク・ギレンホール
マーク・ラファロ
ロバート・ダウニー・Jr
アンソニー・エドワーズ
ブライアン・コックス
イライアス・コティーズ


この記事に対するコメント
出人さんへ
コチラの映画にせよ、ジェシー・ジェームスにせよ、ニュースの天才にせよ、、日本人に馴染みのない事件だと、どうも入り込みにくいものがありますよね~。
こればかりは、仕方がないことなのでしょうね~
DVDで見ました
トラバするつもりですが、この手の作品というのは、この事件をよく知ってる人と、あんまり知らない人とでは、おもしろさが全然違うと思うんですね。
残念ながら、わたしは後者だったのだなと思いました。たとえば、3億円事件とか、怪人21面相事件とか、あるいは、まだちょっと生々しいですが、NOVAの女性講師が殺害されてしまった事件だとか、そういう事件のドキュメントあたりだと、このくらい作り込んでもらったら興味深く見たかなぁと思います。
ジグソーさんへ
こちらの作品、映像の力とともに 実力ある役者の演技がまた、重みと深さを与えていましたよね!
ただ 派手なハリウッド作品に慣れた人には、、ちょっと退屈だったようですね~(><)
どうも!
僕は長い映画は嫌いなんですが、何か見れました。
やっぱり見せる力があったんですかね?
単なる犯人探しの映画でなく、それを追う男達がメインだったのがよかったのかもしれません。
ボレロさんへ 二純さんへ ちゃどさんへ
ボレロさんへ
お仕事慣れましたか?
新社会人として大変だと思いますが頑張ってくださいね!
こちらの商品、面白くないわけではないのですが、、なんともしたモヤモヤした気持ちが残ってしまいますよね、、
二純さんへ
それぞれが事件に惑わされていく様子を共に体験させるという意味では成功していますよね。その体験に息苦しさを感じるか、その感覚を楽しめるかでこの映画の評価が変わるのでしょうね~
ちゃどさんへ
オオブタさんも 疲れが溜まっていたせいか、、途中ちょっと眠かったそうです!
事件を真面目に取り扱った分、映画にありがちな妙に大げさな盛り上げとかなく、それが単調に魅せてしまっているところがありましたよね~
こんばんわ。僕もさっき観てきました。これはちょっと長かったですね~。正直眠くなっちゃいました。これはもっと家でゆっくり観ていきたい映画ですね。会話早くてなかなか忙しいですしね。
私のブログにもコメントありがとうございます。
映画化になる前に、「ザ!世界仰天ニュース」や「奇跡体験!アンビリバボー」などでこの事件の特集をやっていたので大体の内容はわかっていたので、それをどうフィンチャーが料理したのが、私の中の注目点でした。作品全体に流れる重苦しい雰囲気をどう楽しめるかがポイントではないでしょうか。〝ゾディアック〟チェイサーたちが体験したのと、同じ、謎解きの迷路にハマった、限りなく快感に近い苦痛のようなものを感じました。
こんにちわ~♪
やっとこちらにコメントが出来る・・・。なかなか暇と映画を観る時間がなくて(汗)
昨日、レイトショーで観て来ました。やっぱりなんだか釈然としない気がしましたよね?映画として見た時悪くはないはずなのに・・・って感じでした。けっこう期待してたんですが・・・。デビット・フィンチャーの次回作に期待ですね。
ではでは、また来ます^^