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●ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習

ボラット話題騒然の問題作、ボラットを観てきました。
いや~思ったよりも過激さはないものの、なかなか笑える映画でした。
これはハッキリいって オバカ映画ですが、コピーにあるように「バカには分からないバカ」映画で、この映画の本当の面白さ楽しむにはある程度の国際性、社会性といった知性が必要な作品だと思います。


こちらは 半分ゲリラ撮影にて撮影しドキュメントな形式をとった映画で、ユダヤ系イギリス人はコメディアンが、ユダヤ人嫌いで女性蔑視といった偏見の塊でなんともズレまくったカザフスタン人のTVレポーターとなって、アメリカの文化学習をするドキュメント映画を撮影するという作品で、映画用に役者をそろえて撮影したシーンに交えて、本当に彼がカザフスタン人レポーターだと信じて接するアメリか人の反応を交えて編集した、エセドキュメント映画です。

とにかくこの映画の見所は、強烈な個性のボラットと応対するアメリカ人の反応。
一見オカシイカザフスタン人レポーターが文明国アメリカで起こす行動を笑う映画のようでいて、さらに凄い個性をぶつけることによってアメリカ社会の矛盾とかオカシサをみせていっているところは流石という感じです。

たしかに撮影に関して、カザフスタンレポーターとして騙して撮影していることとか、数多くの訴訟をうけそこでも問題を起こしている映画ですが、本当に危ないシーンは、役者をつかってドキュメントぽく撮影し、それをゲリラ的に撮影したシーンと上手くまぜドキュメントぽく仕上げて、見た目より危ないことはしてないところも上手いです。

この映画、かなり下品なギャグも多くそこでひく人もいるかもしれませんが、その奥にあるイギリスっぽいシニカルなジョークまでかんじられたら、その下品なシーンも含めて楽しめるのではないでしょうか?



ボラット円
評価 ★★★☆☆

監督 ラリー・チャールズ

出演 サシャ・バロン・コーエン
   ケン・ダヴィティアン
   ルネル






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この記事に対するコメント

二純さんへ

これは まさにエセドキュメントですよね!
結構、仕込みなシーンが多いなというのは感じました。

でも、ドキュメントではなく、これはアメリカを痛烈におちょくった内容の映画ですから、そこはまあ、笑いながら観るべきなのでしょうね~

【2007/06/05 19:59】URL | コブタです~ #-[ 編集]

素顔はイケメン?のコーエンがカザフスタン人のボラットに化けて、ブルジョワ家庭の食事会に汚物を持ち込んだり、フェミニスト集会に参加して女性蔑視発言したり、ロデオ大会に参加してブッシュのイラク政策を過剰に賛美したり・・・どこまでがアポなしで、どこからがヤラセ、もしくは仕込みなのか?全編怪しさプンプン。アメリカ人の自虐性を垣間見たような。

【2007/06/04 21:48】URL | 二純 #-[ 編集]

二純さんへ

すいません、忙しくて!
ちゃんと、、記事真面目に書きますので(><)

【2007/06/03 13:42】URL | コブタです~ #-[ 編集]

アメリカ人の急所を刺激しまくる痛烈コメディでしたね。ちゃんと感想書いたら私も詳しくコメントしますね。

【2007/05/29 23:42】URL | 二純 #-[ 編集]

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