スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


●サンシャイン 2057(Sunshine)

サンシャイン 2057こちらは「28日後」の、ダニー・ボイドが、今度はキリアン・マーフィーに加え真田広之、ミッシェル・ヨーなどの世界の名優が集って作成された、「サンシャイン2057」です。
厳選した少ない役者のみで進められる物語だけあり、最初から最後まで息詰まるような緊迫感と怖さをもったものの、物語はかなり不思議、、結果は出るものの謎をすべて放り投げた形でおわることもあり、監督が何を描きたかったのかという意図も解りにくく、面白いといったら面白く、詰まらないといったら詰まらないという評価の難しい作品です。(オオブタさんとコブタの評価が真っ向から割れてしまいました、、といっても同日みた「かちこみ」とコチラのどちらが面白かったかという意見においてですが、、)



SF的にはかなりツッコミ所は満載の内容で、どちらかというと閉ざされた空間にいる8人、彼らに次々と襲いかかる過酷な選択を迫る事件の数々を描いたソリッド・シチュエーション・サスペンスといったほうが良い内容です。
ハッキリ言ってしまうと映像斬新で凝っただけに見辛く、展開は唐突で微妙な点も多いのですが、コブタはキリアン・マーフィー魅力を存分に楽しめたこともありそれなりに雰囲気は楽しめた作品になりました。だけど好きな映画か?と問われると悩む所です。

太陽が活動を停止始めた世界。そのため地球ではあらゆるものが凍てつき、地球上のあらゆる生物は絶滅寸前の状態だった。
人類はイカロス1号というスペースシャトルを作り、太陽にギリギリまで近づきマンハッタンとほぼ同じサイズの核爆弾を投下し、再び太陽を蘇らすプロジェクトを実行するが、イカロス1号は宇宙空間で原因不明の失踪をとげる。
その7年後、人類は再びイカロス2号を作成された。冷静沈着で頼れる船長カネダ(真田広之)、物理学者キャパ(キリアン・マーフィー)、エンジニアのメイス(クリス・江ヴァンス)、生物学者のコラソン(ミッシャル・ヨー)、通信士ハーヴェイ(トロイ・ギャリティ)、航海師のトレイ(ベネディクト・ウォン)、精神科医サール(クリフ・カーティス)といった8人の科学者と宇宙飛行士からなる優秀なメンバーは全てを託され太陽へと旅立つ。
地球から出発して16ヶ月ほどたち、太陽の影響で月基地との通信が出来なくなるエリアにさしかかり、外部との接触が一切不能になり8人だけの世界になった後に、一つの問題がイカロス2号の中で持ち上がります。
なんとイカロス1号からの遭難信号を受信したのだ。
8人は、予定の進路を変更しイカロス1号の救援に向かうか、無視してそのまま任務を続行するか激しい議論が交わされる。
イカロス1号にも積んである核爆弾も確保したほうが任務の成功率が上がるのではという意見も持ち上がり、物理学者であるキャパの判断によってイカロス1号への路線変更を決定する。
しかしその進路変更によって、イカロス2号に重大な事故が起こってしまう。
8人は、危機の度にメンバー誰か犠牲にせざるえない事態に陥っていく。という物語です。

イカロス2号に積まれた核弾頭は地球上のすべての核爆弾を集めてつくられたもので、それが地球で作れる最後のイカロスということで、それは人類にとってラストチャンス。
そんな状況で、メンバーは任務遂行が全てという心理状態で、襲いかかる様々な事態により追いつめられていきます。

太陽に無謀にも挑み死亡したギリシャ神話の人物の名をもったシャトル、暗い船内、外では力が衰えたといえども人を寄せ付けぬ神々しいまでの輝きと力ををみせる太陽、遠く離れた故郷である地球に想いを馳せる者、太陽にとりつかれていくもの、太陽に驚異を感んじる者、と象徴的な意図をもったアイテムがちりばめられていてどこか哲学的な世界すら感んじるこの作品、かなり観る側に判断を委ねる部分が多いように感んじました。

この作品、こういった作品にありがちな、メンバー内に問題児や横暴な人というのは基本的には出てきません。
にもかかわらす登場人物は物語の中で非情な選択をしていきますが、それは悪意からではなく、任務対遂行のための冷静な判断であって、残虐なシーンなどもないのに関わらず観ている側になんともいえない恐怖とスッキリしない物を与えていきます。
また、サバイバルな要素をもちながら、ラスト任務果たしたことで主人公が感じたであろう感覚が、達成感と別の所にいっているところが、どう観客としてその感情をうけとっていいのか戸惑ってしまう所がありました。
しかも、、ラスト付近の展開が唐突で、なんともおかしな方向に話がいってしまい、物語の一貫性を欠いてしまったところも世界にのめり込むことができなかった理由の一つだと思います。

ただキリアン・マーフィーをはじめとする 役者が誰もが素晴らしく、、ダニー・ボイドが好きというカリスマ性と演技力をもった役者そろいで、それぞれが役割をしっかり理解し演じていることで、緊迫感をさらに際だたせていました。
顔だけで、もしくは目だけでも演技出来る人ばかりで、それぞれの心情を台詞でなく表情で表現しており、台詞以上の深みをもたせています。

真田さんも出番少ないながらそのメンバーの中でかなり印象深くいい演技しているのですが、やはりキリアン・マーフィーが素晴らしいです!
キリアンマーフィーの持ち味である繊細さに加え、不気味さ、美しさ、優しさ、冷徹さ相反するものを宿した若き物理学者を熱演しています。
作品ごとに異なった顔を見せるキリアン・マーフィー 今後もどのような作品に出て、どのような表情をみせてくれるのか楽しみな俳優さんですよね。
そのキリアン・マーフィーの軌跡を楽しむ分には観る価値あるかもしれません。

Sunshine評価 ★★★☆☆ 

監督 ダニー・ボイル
出演 キリアン・マーフィ
真田広之
ミシェル・ヨー
クリス・エヴァンス
ローズ・バーン
トロイ・ギャリティ
ベネディクト・ウォン
クリフ・カーティス
マーク・ストロング

にほんブログ村 映画ブログへランキングオンライン



この記事に対するコメント

ノラネコさんへ

コメント TBありがとうございます!
面白いことは面白いのですが、期待を高めにいったのもダメだったようです。

たしかに 盛りだくさんといったら 盛りだくさんな映画ですよね~

【2007/04/25 20:40】URL | コブタです~ #-[ 編集]

こんばんは

やりたいこと全部詰め込んじゃった感じですね。
太陽という名の神と、それに対峙し、神を再生しようという人間だけで十分成立したし、シンプルなほうが美しかったでしょう。
しかし、まあそれが出来ないあたりも含めてダニー・ボイルらしさは出てました。

【2007/04/25 01:18】URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]

ジグソーさんへ 睦月さんへ

ジグソーさんへ
けっこうコブタ的にも好きな要素は多かったのですが、さらに引き込んでくれるだけの何かが足りなかったんですね。
評価が難しい作品ですよね、、
確かに、太陽は熱い!!ということは伝わってきましたよね!


睦月さんへ
私もっと、真田さん 淳主役だと思っていただけに、、「あれ??(・・」と思ってしまいました。

えーん それまでの存在感がいい感じだけにがっかりでした。
もう少し真田さんを楽しみたかったですよね~。

【2007/04/17 20:45】URL | コブタです~ #-[ 編集]

こんにちわ!

TB&コメントありがとうございました。
コブタさん、新しく始めた円グラフ、とってもいいです!っていうか、プっと笑ってしまうような面白さがあって、とってもナイス!

≫真田さんの出番、もう終わり?

この部分に関しては私の円グラフだと80%くらいを占めそうです(笑)

【2007/04/16 16:47】URL | 睦月 #-[ 編集]

どうも!

うんうん円グラフが示すように、『ようは何が言いたかったの?』って言うのが疑問ですね。
結局は『太陽は熱い』って事?(笑)

でも映像はかなり好きなだけに、なんとも惜しい映画です。

【2007/04/16 15:51】URL | ジグソー #-[ 編集]

この記事に対するコメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://asmallpiggy.blog33.fc2.com/tb.php/458-5f3d108d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「サンシャイン 2057」

「サンシャイン 2057」(2007)《2057年、人類は、太陽滅亡の危機を救えるのか?》4/14シネマート新宿1にて観賞introduction監督:ダニー・ボイルcastキリアン・マーフィ、真田広之、ミシェル・ヨー、クリス・エヴァン.... ジグソーのオレデミーアワード日記【2007/04/16 15:36】

サンシャイン2057

【映画的カリスマ指数】★★★☆☆ ジャンル不定のまぶしい映画  カリスマ映画論【2007/04/16 15:40】

サンシャイン2057・・・・・評価額1500円

今から17年前のバブル時代、NHKが70億円の巨費を注ぎ込んで、ハリウッドで製作した一本のSF映画があった。西暦2050年、太陽が突如として膨張を初め、巨大な太陽フレアによって地球は滅亡の危機に瀕する。人類は反物質爆弾を搭載 ノラネコの呑んで観るシネマ【2007/04/25 01:16】

サンシャイン2057

2001 → 2010 → 2057 あのテンションで間口のひろい切り口。 サンシャイン2057posted with amazlet on 07.09.2820世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン (2007/09/07)売り上げランキング: 397おすすめ度 ぁの、アレ!床屋のぐるぐる回ってるヤツ!【2007/10/03 17:15】


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。