コブタの大好きなインファナル・アフェアのハリウッドリメイクのこの作品「ディパーテッド」 観ないわけにはいかないということで 初日に!!。
こちらは アメリカでも「グッドフェローズ以来のギャング映画の傑作」とまで言われ評判もかなり高いことで、期待を高めで観に行ってきました。
二時間半という 長時間の作品だったのにかかわらず、その長さをまったく感じることなく最後まで一気に魅せられてしまいました。
物語は インファナル・アフェアーとほぼ同じ、、アメリカボストンの町でフランク・コステロ(ジャック・ニコルソン)という牛耳っていた。
同じような時期に優秀な成績で警察学校を卒業した二人の男は、まったく異なる意志を秘め 真逆の道を歩き出すことになる。
犯罪者を一族に多くもち、それと決別するために警察を志したビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)は潜入捜査官としてマフィアの世界に飛びこむ。コステロに幼いときから可愛がられたコリン・サリバン(マット・デイモン)はコステロの指示をうけ内通者として警察内に潜入する。
二人はそれぞれ二つの顔を使い分けうまく仕事をこなしていくが、警察 マフィア 双方に内通者がいることが発覚し、それぞれの組織で内通者探しがはじまる、、という物語。
「ディパーテッド」、リメイク作品として面白いところは、物語の進み方、展開は面白いほど 「インファナル・アフェアー」とまったく同じなのですが、受ける印象がまったく違う代物に仕上がっているということでした。
「インファナル・アフェアー」がアジア的な思想「業」を根底に作られているのに比べ、こちらは「信頼と裏切り」をテーマにしてあり、ハードなギャング映画となっていました。
原作が、二人の偽りの生活をする男を中心に描かれていたのに比べ、こちらはややビリーのほうをメインにもってきて それに対抗させる存在としてコリンを配置したという形式になっており、マフィアに潜入したビリーの苦悩や痛みのをほうが観ている側に 感情移入しやすい存在で進行していきました。
レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモンどちらもなかなか好演していたと思うのですが、役柄的にはレオナルド・ディカプリオが美味しかったように感じます。
また コリンは、自分の保身のためにだけ生きる男として描かれ、善良さは香港版に比べて低かったようです。
そして こっちの特質すべき点は、、コステロ演じる、ジャック・ニコルソンの濃い悪存在感!!
香港版の一見人の良さそうで飄々として内面が見えにくいサムとは比べものにならないほどの極悪ぶりを発揮していて、その無茶苦茶ぶりが激しすぎて、、主人公二人のくってしまうほどの存在感を出していました。
この存在感が大きすぎて、コステロにかき回される 二人といった構図になってしまい、香港版にくらべ二人の有能さがあまり感じられない結果になっていたように見えました。
脚本みて、ジャック・ニコルソンは「もっと出番を増やせ!!」と注文つけたそうですが、、その結果がこうなんですね〜(^^;
まあ その怪演じもあって、ハラハラドキドキと映画を楽しめるのですが、、ハリウッド版不満があるとしたら 女性精神科医マドリン(ビーラ・ファミーガ)の扱いとラストなんですよね、、。
香港版では ヤン、ラウそれぞれに愛する女性が存在したのですが、ハリウッド版ではそれを一人にしてしまっているんですよね。
それぞれにとってかけがえのない存在というイメージが、やや薄れて感じてしまったのは私だけでしょうか?
(ラストの話はネタバレになるので 白地で書かせてもらいますが)
香港版は、相手を抹殺するために動くマフィア、悪を逮捕し法に従わせるために動く警察というスタンスをとっていて、、、悪を働いた物がきちんと叱るべき形で裁くために逮捕するために行動していたのですが、アメリカ版は悪は倒すものというようになっていたようです。
コリンは最後警察辞めた男に殺されるのではなくて、逮捕されて終わってほしかったです。
撃たれて派手に倒れて死亡というのはたしかに絵的にも決まってスッキリするとふんだのでしょうが、、最後残されたディグナム(マーク・ウォールバーグ)は警察官として行動し、ビリーを追いつめられて逮捕して裁きを受けさせるという物語でもよかったのではないでしょうか?
こうして ここまでの感想を読むと、こちらがイマイチな映画だったと思われる方も多いかもしれませんが、誤解ないように書きますが、こちらはこちらで 凄い面白いです!
こっちのほうがスッキリしてていていい!!という方も多いと思いますが、、私は、、香港版のアジアンチックな思想をベースにしたその部分が凄い好きだっただけに、そこをあえて排除したハリウッド版は、「あら?」と違和感を感じてしまっただけなんですよね。
どちらが好きかというと、香港版なのですが、まったく違う映画としてみればかなり面白い作品だと思います!
評価 ★★★☆☆
監督 マーティン・スコセッシ
出演 レオナルド・ディカプリオ
マット・デイモン
ジャック・ニコルソン
マーク・ウォールバーグ
ビーラ・ファミーガ
インファナル・アフェアーの記事がこちらです







この記事に対するコメント
aiさんへ
こちらは、こちらで面白かったですよ、、
ただね、、ジャック・ニコルソンが目立ちすぎた感じがしました。
顔が濃いのに 濃い行動をするんですよね、、。
おなじ 鮭だけど 調理法かえてみました!
みたいな感じでみればいいかなと思います(^^)
大好きな作品のリメイクなので
すごく観たいです。
コブタさんは初日鑑賞ですか(^_^)流石です。
コブタさんの言う通り、アジアのあの重々しさとはたぶん雰囲気が全く違うんだろうなって思います。
それが一番の不安なのですが、全く別の作品として観ると、オリジナルとは違う良さが見えてくるんですね。なるほど!
また鑑賞したらお邪魔します♪