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●トーク・トゥー・ハー (Talk To Hea)

「オール・アバウト・マイ・マザー」でその世界にすっかりすっかり魅了されてしまった私だけに ペドロ・アルモドバル監督のこの作品すっごく気になっていたものの 何故か相棒のこの監督に対する評価がイマイチで映画館では観れなかった作品です。
でもどうしても観たいのでDVDリミテッド・エディションをおねだりして買ってもらいようやく鑑賞できました。

初めに 書いちゃいますが これは凄い映画です。
それも 観終わった後 暫くその世界から抜け出せなくなるくらい凄いです。
あまりにも切な過ぎて・・・(っд;)


物語は昏睡状態に陥った二人の女性と それぞれの女性を見守る二人の男性の物語で 一見恋愛映画だと思われがちですが 実は孤独の中で他者へと触れ合いを渇望している人間を描いた内容です。
情熱的でいて繊細な弱さも併せ持った闘牛士リディアと心に傷を負ったジャーナリストのマルコ、バレーダンサーを夢見る少女アリシアと彼女を盲目的に追い続ける看護士ベニグノ この4者を中心に綴られら物語…ベニグドとアリシアの関係はベニグドからのまったくの一方通行 マルコとリディアの関係は相手の傷に触らないようにお互い一歩引いた感じで どちらにせよ心が触れ合わせた関係ではないんですよね。唯一この中でキチン向かい合ったコミュニケーションを取れている関係というのが マルコとベニグノの間だけで その二人のなんとも切ない交流でストーリーは進んでいきます。
登場人物それぞれが かなり複雑な性格しているだけに 共感しにくい所もありますが、ジャーナリストであるマルコが見届けたベビグノの生き様は正しいのかどうかは別として、見入ってしまうものがあります。

コピーの「深い眠りの中でも 女は女であり続ける」とか「この映画で愛の奇跡をみる」といったものは かなりそそられる内容となっていますがやや 映画の内容とズレているかなと思ってしまうのは私だけでしょうか。

『オール・アバウト・マイ・マザー』に引き続きオオブタさんの評価は低かった この作品。
どちらの作品もオオブタさんにとって感情移入が出来る人物がいないというのが原因みたいです。
今回はとくに 登場人物の行動が納得できないものだったみたいです。
オオブタさんには 昏睡状態の恋人リディアに触れることすら出来きず、ある出来事をきっかけにリディアから離れてしまうマルコ ストーカーな行動をとり自らの想いだけで行動するベニグノの行動に共感できなかったようです。
この作品 登場人物の行動をではなく、それぞれが背負っているものを魅せている映画だったのですが、世界観など含めて好みには合わなかったんですね。 でも この作品の凄みは感じ取っていたようです。

評価 ★★★★★

監督・脚本: ペドロ・アルモドバル
出演: レオノール・ワトリング
   ハビエル・カマラ
   ダリオ・グランディネッティ
   ロサリオ・フローレス
   カエターノ・ヴェローゾ
   ジェラルディン・チャップリン
   パス・ベガ

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この記事に対するコメント

たろさんへ

丁寧な コメントありがとうございます!
たろさんのブログ 共通する映画の話題も多く楽しませてもらいました。
ゆっくり時間かけて 遊びにいかせてくださいね!
これからも よろしくおねがいします!

【2006/01/19 10:31】URL | コブタです #-[ 編集]

こんばんは。
弊ブログへのコメントとトラックバック、ありがとうございました。
コメントとトラックバックのお返しを失礼いたします。

この作品を深く考察をされ、「深い孤独を感じながらも他者との触れ合いを強く望む」と登場人物について書かれたコブタ様の記事を興味深く拝見させて頂きました。
多くの映画で描かれる愛とは異なった角度から描かれているこの作品は、評価が難しい作品であると思います。
僕は、ダリオ・グランディネッティさんが演じるマルコさんを一番自分に重ね合わせながら2回観させて頂きましたが、各出演者の方達を深く思い、感じながらながら、もう一度観直したいと思っている作品です。

また遊びに来させて頂きます。
ではまた。

【2006/01/19 03:01】URL | たろ #/Qo2uXNc[ 編集]

睦月こんにちは!
たしかにおっしゃるとおりなんですよね、、。
それなにの ベニグノの愛がアリシアを目覚めさせたとされているところが、納得いかなかったんですよね。。

本当に凄っい作品なんですけどね~(>へ<)

【2006/01/12 20:47】URL | コブタ #-[ 編集]

こんにちわ!TB&コメントありがとうございました。
確かにすごい。この作品はかなりの上質な作品だと思います。けど、睦月的には。記事にも書きましたが、かなり男主体の目線で描かれすぎている感じが不満だったんです。ベニグノが、昏睡状態のアリシアを犯して、妊娠までさせたというものすごい事実が、割とあっさりと描かれてちゃっている。女性の立場から見たらかなり腹立たしいことなのに。そういう意味で、かなり男性の傲慢さとか、エゴみたいなものを感じる作品でした。

【2006/01/12 19:53】URL | 睦月 #-[ 編集]

pontyさん こんにちは!

こちらこそ TB コメントありがとうございます!
映画は映像だけでなく 音楽があるからこそ!というものですよね~
この映画は 映像に加え 音楽 そしてダンスとその3者もバランスが素晴しかったですよね!

【2005/12/26 13:36】URL | コブタ #-[ 編集]

TBありがとうございました。

カエターノ・ヴェローゾ (Caetano Veloso)
http://music-review.info/article/10797274.html
へのTBありがとうございました。

映画は音楽的な一面にも興味の対象があるものですよね。昔から名作には名曲がついていたものです。この作品でも魅力的な音楽が彩を添えていると思います。

【2005/12/23 22:10】URL | ponty #lQO9N8Ig[ 編集]

森 鴎こんにちは!

コメントありがとうございます!
森さんも スペイン映画好きなんですね!
独特のパワーある作品おおくていいですよね!

【2005/12/20 20:17】URL | コブタ #-[ 編集]

TBよろしくお願いします。

私も見ました。
池袋に見に行き。
DVDを買い、その後も何回となく見ています。
スペイン好きとしても興味深い映画です。

【2005/12/15 14:22】URL | 森 鴎 #8cYMrPsk[ 編集]

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