昨年から 見たい見たいと思って積鑑賞になっていたこちらのDVD、正月休みでやっと見ることができました~
こちらは山田宗樹原作の同名小説を中島哲也監督が映画化したもので、ごくごく普通の幸せを求めていた女性が 高校教師をクビから、家出そして同棲相手からのDV、そしてソープ嬢、そして殺人、ヤクザの女、そして河原で殺害されるという松子という壮絶な人生を歩んだ女性の一生を、彼女の死後、彼女の存在を知った甥の目から追っていくという物語、、、
松子という女性を、好きになれるか好きになれないかで評価が分かれると思いますが、パワーをもった面白い映画だと思いました。
コブタは映画自身は楽しんだのですが、相手を幸せにするためというより、自分が幸せになるために人を愛するそういった松子をの行動には感情移入できず、そういう意味では楽しめませんでした。
父親からの愛に飢え、そして男性を無心に愛し裏切られていく松子の悲惨な一生を、ポップな映像で表現するyという中島監督感性は凄いと思います。
ただ、、もう少し派手に魅せるシーンと、シンプルに流すシーンとメリハリをつけたほうが見やすかったかなとも思いました。
ハイテンションのまま進んでいくので、見ていて落ちつける場所がなく、松子の内面に観客が入り込むのを阻害していたように感じました。
この作品、中島監督が主演の中谷美紀を精神的に追いつめて作ったそうなんですが、それもあってかコメディータッチではあるものの松子の涙と痛みとかの表情がリアルにみえました。
特典や隠しコマンドの中谷美紀コメントからしても、、相当大変な現場だったんだなというのもヒシヒシと伝わってくるところも この作品にある凄みなのかもしれませんね。
あと かなり細かく 有名人が出てきますので、この人がこんな所にというのを見つけて楽しむのもいいかもしれません。
楽しめたのですが、、ダンサーインザダークのように 監督のサドさを感んじるこの作品、好きな映画ではないかな?
評価 ★★★☆☆
監督 中島哲也
出演 中谷美紀
瑛太
伊勢谷友介
香川照之
市川実日子
黒沢あすか
柄本明
木村カエラ
蒼井そら
柴咲コウ
片平なぎさ
本田博太郎
奥ノ矢佳奈
ゴリ(ガレッジセール)
マギー
竹山隆範(カンニング)
谷原章介
甲本雅裕
キムラ緑子
角野卓造
阿井莉沙
宮藤官九郎
評価 ★★★☆☆
嫌われ松子の一生 愛蔵版 | |
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この記事に対するコメント
motti さんへ 睦月さんへ
motti さんへ
松子さん 気持ちはわかるんですよね。
見てコブタ自身泣かされましたし、、(つ;)
わかるだけに それを可愛らしいとか魅力的と思うかはまた別になってしまうのでしょうね。
そして これだけ壮絶な物語をこのノリで表現したところはすごいですよね!
コレ オオブタさんの反応は微妙なんですよね、、うーん 人によるのかしら、、
睦月さんへ
えぇぇぇ 原作はもっと酷いのですか!!
この作品の映像 かなり楽しめたのですが、、ずっとあの調子で コブタはやや疲れてしまいました。
もう少しパターンを変えるか、テンションかえるかをしてくれたほうが もっと盛り上がるところは盛り上がって楽しめてみれたかなと思ってしまうんですよね。
中谷さんのファンなんですね~
熱演されてましたよね!
コレかなり 監督と揉めたみたいで、、この作品を語る中谷さんの歯に絹のせたような言葉がなんかつらそうですよね、、そんなに大変だったのでしょうか、、
こんにちわ!
私、原作を読んだのですが。
原作なんかはもっともっと暗くて陰気で、かなり不幸なことになってます(苦)。
その、ムードをこの作品ではあえて奇抜に派手にすることで松子の不幸っぷりを引き立てていたのかなあと思いますね。
中谷美紀が大好きなので、彼女が出ているだけで十分楽しめました(笑)
NoTitle
松子に共感出来るか出来ないか...
そういえばそうですね。僕も出来ません(ぉぃ!笑)
共感、感情移入とは同性の感覚だと思うので、松子に対して哀れみ弱い部分に愛しみを感じるという感情は異性として男性のほうが多いかも。思うに
女性には評判悪いような印象があります。
全般には映画の作りのほうで楽しむ感じですよねコレ。