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●第5回 「槇大輔の世界 語座 Katari-Za」公演

沙羅は和子の名を呼ぶ
榎の里
谷中・首ふり坂
日暮れ竹河岸
太宰治全集〈5〉小説(4)
Amazy

姉に連れられて「槇大輔の世界 語座 Katari-Za」観に行ってきました。
槇大輔さんによる団体「語座」の舞台で 小説を読み語りして観客に聞かせるという形式のものです。
公式サイトによると「講談や落語と異なり、語り手はあくまでも文字を目で追いながら読み聞かせ表現していくという形式をとり、文章の意味内容に沿った自然な抑揚で表現していくこと目的にしているそうです。


本日は 槇 大輔さんが「山本周五郎・作;御定法〔ごじょうほう〕」横尾まりさんが(加納朋子・作;天使の都)目黒光祐さんが(池波正太郎・作;かたきうち)広居 播さんが(太宰 治・作;禁酒の心)福 笑子さんが(藤沢周平・作;おぼろ月)を読み聞かせていたのですが、言葉のみの表現で ここまで世界が膨らみ広がるものなんだと改めて驚かされてしまいました。
この5作品のうち コブタは「かたきうち」「天使の都」「御定法」しか読んだことないのですが、自分で読むことよりも、読み聞かせてもらうことでよりドラマチックに物語りを感んじることができました。
現在 映像による斬新な表現が持て囃されている状況ですが、あえて言葉のみの表現で舞台をつくるということが逆に新鮮さを感じます。
語られた小説が面白いというのもありますが、演者を通した表現をされたその世界観が静かに観客に入ってきて、それぞれの心の中で鮮やかに風景を構築していく様子はある映画を楽しむのとは違った心地よさがありました。
この舞台を堪能するには、演者の言葉を一言一句聞き逃さないように聞く集中力と、時代小説の場合はその独特な言い回しや表現に慣れて言葉に素直に順応できる知識が必要で、人をやや選ぶかもしれませんが、知的で面白い舞台だと感じました。

福笑子「おぼろ月(藤沢周平)」
おぼろ月の元 家路に急ぐ結婚前の町娘が、その道中自分の未来の事、結婚について悩んでいたそんなときに彼女に起こったアクシデントが彼女に何をもたらすのか、、という物語で、女性らしい悩みや移ろいゆく心情が見事に表現された叙情的な素敵なお話でした。
また 福笑子さんのキャラクターが見事にヒロインのイメージに嵌っていたのもまよかったように感じました。

目黒光祐「かたきうち(池波正太郎)」
仇をうつ相手に出会わないように行動する男と 仇をうたれる側なっものうつ相手を逆に撃退しようと追いかける男の物語。
短く単純な物語でありながら 池波正太郎さんの小説らしい人間味のある人物像ががよく、また目黒さん自身の魅力とうまくかみ合い素敵な世界観を作り出していました。

横尾まり「天使の都(加納朋子)」
今回の演目で唯一現在を描いた物語 そして作者も生存しているということで、原作者である加納朋子さんも客席から鑑賞していたようです。
実はコブタは加納朋子さんの大ファンでサイン会とかも行った事あるくらいなのですが、流石に、、こちらでは声かけるなんた大それたことできるはずもなく遠くからお姿を拝見させていただきました。
タイのバンコクに 単身赴任をしている夫を訪ねる妻、、娘を事故で死亡させてしまったという心に痛みを抱えた夫婦が天使が住むというタイでヒロインを迎えてくれたものは、、という物語で、、コブタはこの物語聞いていて涙がでてきてしまいました。
クールで低めの声の横尾まりさんの声が、悲しみを抱えたヒロイン、そして夫 タイの青年を見事に演じ分けており。その3人の間で繰り広げられる心温まるドラマを盛り上げていました。

広居播 (禁酒の心「太宰治」)
戦争下、お酒不足により、酒飲みにとっては苦しい時代においてお酒を飲むことの 愚かさ 虚しさを語った内容ですが、語られる内容の面白さと広居さんの飄々とした雰囲気が見事にマッチしていて、客席を笑いのうずをおこし盛り上げていました。

槇大輔(御定法「山本周五郎」)
商人が武士を訴えるという政治的にも時代的にも難しい裁判、、国の指針を示すためにもいかに裁くくのか、、という物語、、5つの演目の中でもっとも長く(30分くらい)そして、時代劇であり裁判物であるということで難しい言葉も多いのですが、先の先まで読み、そして時代を読んだ見事な御定法様子、聞いていてシビレました!
この物語は高校時代に教科書に載っていたのですがその時とこまで深く感動しなかったのですが、こんなに凄い物語だったんですね。
私も大人になったということなのでしょうか?

ちなみに これらの物語は↓の本に収録されています。
ご興味がある方は、本のタイトルを覚えて図書館などで読まれてみては如何でしょうか?

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沙羅は和子の名を呼ぶ
集英社
加納 朋子(著)
発売日:2002-09
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おすすめ度:4.0
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榎の里
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曠野 信太郎(著)
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おすすめ度:5.0
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太宰治全集〈5〉小説(4)
筑摩書房
太宰 治(著)
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おすすめ度:5.0
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