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●ブラック・ダリア(THE BLACK DAHLIA)

ブラックダリアエル・ロイの小説の中で「LAコンフィデンシャル」に並ぶ傑作とされる「ブラック・ダリア」が原作のこの作品をみにいってきました!
若い女性が、腰から二つに切断され、内蔵を抜かれ、口は耳まで裂かれ、全裸で発見されるという実際ロサンゼルスにおいておこった未解決事件を題材に作られたこの作品、ミステリーとして楽しむにはやや落胆してしまうところもありますが、ドラマとしては面白く楽しめる作品でした。


ロサンゼルス市警に勤めるバッキー・ブライカード(ジョシュ・ハートネット)とリー・ブランチャード(アーロン・エッカード)は共に元ボクサーという共通点はあるものの、情熱的でファイヤーの異名をもつリーと冷静でアイスの異名をもつバッキーと個性はまったき違っていたものの、二人は相棒としていい関係を作り上げていきます。バッキーはリーと同姓している美しい女性ケイ・レイク(スカーレット。ヨハンソン)にとの間に淡い恋心を感んじるものの、リーの友情からその気持ちを封じ込めています。そしてなんとも微妙なバランスでいながら固い友情に結ばれた3人の世界が築きあげられていきます。かつてリーとケイが関わった事件の犯人ボビー・デービットが刑務所から出てくることになり、時を同じくしてリーとバッキーが張り込みしていた場所のすぐ近くて、ブラック・ダリア事件の被害者エリザベス・ショートの遺体が発見されます。
ボビー・デービットの出所に怯えるケイを気遣うバッキー、そしてブラック・ダリア事件に異様なほどのめり込んでいくリー、、3人のバランスが崩れていき、、

という物語で、、

タイトルがブラック・ダリアとなっていることと、予告編の見せ方より、その話題となっている事件を中心に描かれているように思われますが、実際は バッキーはブラック・ダリアなどの事件によって何を見て、そして何を知り、感じたかを描いていて、バッキー リー ケイの3人を中心物語が進んでいきます。

なので ブラック・ダリア事件も犯人は観客に示されるものの、何故といった動機もよく解らず、そこでカルタシスを感んじるものではありません。

しかし 1940年代のアメリカロサンゼルスなんとも雑然とした時代と、個性豊かな登場人物の魅力と彼らが織りなすドラマ、それらで ぐいぐい世界に引きずり込まれていきます。

「LAコンフィデンシャル」を期待していくとガッカリするかもしれませんが、LA同様 タイプの異なった刑事の個性のぶつかり合いといったものを楽しめます。

またブライアン・デ・パルマらしい 美学のある映像は格好いいですよ!

まあ 思っていたのとは違っていたものの 楽しめた作品でした。

評価 ★★★☆☆

監督 ブライアン・デ・パルマ

出演 ジョシュ・ハートネット
   アーロン・エッカート
   スカーレット・ヨハンソン
   ヒラリー・スワンク

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この記事に対するコメント

出人さんへ

この映画、、 このタイトルでなくても良かったのでは?とう感んじがしますよね(^^;

私も、、もう少し ブラックダリア事件に踏み込んでもらいたかったです

【2007/05/17 23:19】URL | コブタです~ #-[ 編集]

やっとみました。

ノラネコさんとよく似た感想です。

もう少し、ブラックダリア事件そのものについて描いてあってほしかったかも。

ま、でも、「真相」はほんとうはわからなくて、なんというか、「時代が生んだ事件」ということで、時代を描くのがいちばん正しい解釈なのかもしれませんけどね。

【2007/05/17 00:02】URL | 出人 #X.Av9vec[ 編集]

ノラネコ

コメントありがとうございます!
映像は格好いいのですが、デ・パルマらしい 緊迫感と迫力のある映像はなかったですよね!

うーん 色々期待しすぎたのでしょうか?

【2006/10/21 21:01】URL | コブタです~ #-[ 編集]

う~ん

ビジュアルはいいんですけどね~。
物語にコアを欠いた印象で、最後まで輪郭がはっきりしませんでした。
かといって、はっきりしない事を狙ったようにも見えなかったし。
デ・パルマファンとしては、少々残念。

【2006/10/20 19:04】URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]

NoTitle

お邪魔します。
ブログ楽しく拝見させていただきました。
この度、ネットショップを始めました。
気に入る商品と出会えるかもしれないので、是非遊びに来て下さい。
また遊びに来ます。
http://moshimojyouhou.blog74.fc2.com/

【2006/10/20 12:00】URL | 店長 #-[ 編集]

アキオさんへ ちゃどさんへ

アキオさんへ 
やはり LA級の傑作となると なかなか出現しなのでしょうね~
世界観 それぞれの登場人物が出している雰囲気などはよかったのですが、、脚本がね~(--;

ちゃどさんへ
ブラック・ダリア事件をもっと中心に物語が進むかと思っていただけで あら?という感じでしたよね?
だったら タイトル ファイヤー&アイス でいいじゃん、、って思いました。

【2006/10/18 13:39】URL | コブタです~ #-[ 編集]

NoTitle

どもでーす。
題材がなかなか美味しそうでしたが
ちょっと料理しきれなかったのかな~?という印象です。
でもまぁ、ジョシュ・ハートネットがなかなかカッコ良かったので満足です。
とはいえ、銃を抜くより女の子とベットにいるほうが長かった気もしますが!TBさせていただきまっす。

【2006/10/18 00:07】URL | ちゃど #9CzqwTwc[ 編集]

NoTitle

コブタさん、どうも。僕もこの映画は『LAコンフィデンシャル』級に傑作と思って鑑賞したのですが・・期待はずれに終わりました。雰囲気は好きですけどねぇ。。。

【2006/10/17 17:11】URL | アキオ #-[ 編集]

隣の評論家さんへ  出人さんへ 睦月さんへ

隣の評論家さんへ
ガッカリの気持ちもわかるんですよね、、
一つは、、予告編格好よすぎます!!なんかとてつもなく面白そうな予感をさせるだけに期待を高めていってしまう方多いですよね。
でもブライアン・デ・パルマ監督って 私の印象では、、完璧なものではなく 最高にキレてる部分と失速してしまったり残念な部分が混在とした作品が多いですよね。
だから 今回もそんな感じだろうなという覚悟でいったので 難点もそこまで気にならなかったのかもしれません。


出人さんへ
うううう 実は 設定し忘れると 「あ」にジャンル分けされるんですよね 私のブログは(^^;
ありがとうございました 早速修正しておきました!

睦月さんへ
いえいえ 解ります!その気持ちも!
私も映画の見方って 一応+-査定で -のところが気になってしまうと、、そこが大きくなって映画の+部分に目がいきにくくなってしまったりして偏ってしまった感想になったなと反省してしまうことも多いです。逆もありますが、、
「なんかブログでキレてたよね、、」とか友人に言われてしまうことも(^^; 

【2006/10/16 13:33】URL | コブタです #-[ 編集]

こんばんわ!

TB&コメントありがとうございました!

40年代のロスのクラシカルなムードが実に素晴らしく映像化されていて、その部分だけは全く問題がありませんでした(笑)。

肩から力を抜いて、もう少しその部分だけを楽しむような努力が出来ればよかったなあ・・と少し後悔しております(苦)

【2006/10/16 01:45】URL | 睦月 #-[ 編集]

そうなんだ。

これ、今一番みたいかも。
ところで、「あ行」じゃないと思う。

【2006/10/15 22:40】URL | 出人 #X.Av9vec[ 編集]

こんにちわ。

コブタさん、TB&コメントありがとうございます。
>ミステリーとして楽しむにはやや落胆してしまうところもあります
やはり、そんな感じでしたか。原作は、もっとミステリー色が薄くて、本当にガッカリしてしまったんですよ。そこを、デ・パルマ監督のセンスでどうにか2時間もちこたえたという印象を受けました。あの時代の雰囲気は、よく出ていたと思います。
初日に鑑賞した方の記事を拝見すると、やっぱりガッカリだ!というような声が多いですね。

【2006/10/15 20:03】URL | 隣の評論家 #-[ 編集]

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ブラック・ダリア・・・・・評価額1250円

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