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●グエムル 漢江の怪物

グエムル本日は、「グエムル 漢江の怪物」とマイアミバイスの二本を観てきました。
韓国の奇才 ポン・ジュノ監督が、『ロード・オブ・ザ・リング』『キングコング』のSFXを担当したWETAワークショップらと手を組んで制作した作品はなんと怪物パニックムービー、、
韓国で一番大きく、美しく、穏やかで人気観光スポットでもある漢江に突然怪物が現われ、次々と逃げまどう人間を襲いかかっていきます。
その怪物に中学生のヒョンソもさらわれてしまいます。



ヒョンソは死んだものと悲しむ、祖父のヒボン、父親カンドゥ、叔父ナミル、叔母ナムジュでしたが、携帯電話からヒョンソかたの助けを呼ぶ電話をうけ、怪物との接触により病原菌感染者として隔離されていた4人でしたが、可愛いヒョンソを救うべく4人は行動を始めるという物語なのですが、、とにかくテンポがよく、また読めない展開で最後まで一気に見せてくれます。
はっきりいって、無茶苦茶でツッコミ所満載でなのですが、それを気が付かせていながらも強引に観客をグイグイ先に引っ張っていく、不思議な力のある映画です。

普通怪物映画といったら日本やハリウッドの場合、都市に謎の怪物が現われ人を襲いはじめる→逃げまどう民衆→軍や警察が対応にあたる→特別対策チームが作られ人類の勇気よ知恵によって怪物を倒す!という展開になると思うのですが、この映画はこれらの定石を一切無視した展開で進んでいきます。

怪物が現われ人々を襲います。しかしその生物が謎の病原菌をもっているということでそのまま放置され(多分そこまで新兵器といった大変な武器使わなくても、普通の銃器で倒せるレベルの怪物のようですが)、怪物グエムルと接触した人物の隔離、逃亡した主人公パク一家の捜索といった事にのみ力を入れて頑張る警察や政府で、結局グエムルとの戦いを始めるのは パク一家のみで、錯綜する情報、混乱している社会を一切おかまいなく、異常事態で歪んでしまった世間に惑わされることもなく、パク一家らしさを失わず、ただ愛する家族のために頑張るというホームドラマとなっています。
あきらかに要領悪く 賢くはなく純朴でまっすぐなパク一家、その戦いが鬼気迫り迫力あるのですが、それよりも一途さ優しさとに溢れたエピソードがよく、そこにドンドン引き込まれていきます。
傲慢で面倒な事態を作ることしかしないアメリカへの批判、非常時に起りがちの謝った方向で進んでいく集団心理と行動などそういった、人間や世界の負の部分を描いていながらも、この作品内でグエムルを作った原因のとなった人への、過ちをおこなった社会や他者を糾弾するのでもなく、ただただ家族を愛し健気に生きているパク一家を物語にしたことに ポン・ジュノ監督の非凡さを感じました。

みなさんはこの 常識はずれの怪物映画 どのように感じたのでしょうか?

評価 ★★★☆☆

監督 ポン・ジュノ
出演 ソン・ガンホ
   ピョン・ヒボン
   パク・ヘイル
   ペ・ドゥナ
   コ・アソン

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この記事に対するコメント

隣の評論家さんへ

隣の評論家はホン・ジュノ監督お好きでしたものね!コブタもなんか癖になる魅力を感じている監督さんです。
たしかに これ評価分かれるものなんかわかりますよね!おっしゃる通り変人映画ですから!

でも ユーモア 皮肉 シュールさ  シビアそういった要素の融合のさせ方など秀逸ですね!


【2006/09/06 11:07】URL | コブタです #-[ 編集]

睦月さんへ

確かに 癖はありますよね!
ホン・ジュノ監督はまたさらに違った空気がありますが、韓国映画って全体的にどこか泥臭さ魅力だったりしますが、それが好きになれるかどうかで分かれてしまいますよね!

無茶な脚本、独特なノリ、、を強引に魅せていってしまう手腕はたいしたものだと想ってしまいました。

【2006/09/06 11:02】URL | コブタです #-[ 編集]

matakonbiniさんへ

ホン・ジュノ監督自身 かなり癖のある映画作りますし、脚本もかなり凄いので、そのように想われるのもなんとなくわかります。

だけど、映画自身が持つ力強さなどコブタはまあまあ楽しめた作品でした!

【2006/09/06 10:57】URL | コブタです #-[ 編集]

こんばんわ~

コブタさん、TB&コメントありがとうございます。
ポン・ジュノ監督の描く世界って、苦手な人にはダメな作品かもしれませんね。私は、かなりツボなんですねー。ユーモアを取り入れながらも、とんでもなくシビアな描写があったりする。そのバランス、かなり好き。
ポン・ジュノ監督って『変人』だと思います。あの変人っぷりが大好きなのでありました。若干36歳であの独創性は凄いと思っていて。
本作は、ダメだったという人も結構いるみたいですし。好き嫌いがハッキリ分かれる世界観なのかもしれませんねー。

【2006/09/05 22:44】URL | 隣の評論家 #-[ 編集]

非凡さは伝わってきました。

こんばんわ!TB&コメントありがとうございました!

家族の絆の描き方、政府やアメリカへの徹底的な皮肉・・・そういう奥深いテーマ性は素晴らしいなと思いました。
ここ最近では一番面白かった韓国映画と思います。
この監督さんってまだすごく若いんですよね。コブタさんがおっしゃるように、その非凡さはビシビシ感じました。

ただ・・・やっぱあの、妙なノリには付いて行けなかったなあ(苦)。そもそも韓国映画が苦手って時点でダメだったのかも・・・(泣)。

でもね、ポン・ジュノ作品、他のものも観てみようと思っています。

【2006/09/05 20:46】URL | 睦月 #-[ 編集]

NoTitle

ミにいったけどダメでした。。
CMだと面白そうだったのに、非常に残念でした。

【2006/09/05 12:58】URL | matakonbini #-[ 編集]

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グエムル 漢江の怪物・・・・・評価額1700円

すばらしい。監督第二作にして、「殺人の追憶」という殿堂級の傑作を物にしたポン・ジュノが、何と「怪獣映画」をやると聞いて以来、観たくてたまらなかった作品だが、今日観て確信した。ポン・ジュノは、韓国は勿論、現在 ノラネコの呑んで観るシネマ【2006/09/05 12:48】

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