Date:2006/08/02 12:28
人気TVアニメ「サウスパーク」でアメリカの教育委員会、PTA、人権委員会、各民族団体を敵に回した、トレイ・パーカーとマット・ストーンが、こんどは人形劇で、こんどは某北●●の総書記、アメリカの俳優陣を激怒させた映画をつくりました。
人気ミュージカル俳優ゲイリーは、悲しみの演技が素晴しく観客その演技力で魅了する才能のある人物。その才能を見込まれ国際警備組織チーム☆アメリカにスカウトされ潜入捜査官となります。そのゲイリーのチームアメリカチームとしての活躍・挫折・そして恋を描いた物語すが、、、そこはトレイ・パーカー監督の作品、普通のヒーローものではありません。。
チームアメリカは、テロを殲滅するために世界各国で行動するのですが、その行動はたしかにテロリストは倒すものの、旧跡や名所の建物を破壊しつくすは、地元の住民への迷惑をかえりみない、救済と称して破壊を繰り返しているだけの傍若無人な団体です。テロリストだけでなく、平和を愛する良識あるっぽい米国俳優団体等からも嫌われる存在でもあったりします。そんな勘違い団体チームアメリカのスレた勘違い行動に、本質からズレてしまった周りの状況を描いており、
テロリストやアルカイダ、北朝鮮といった国家をめぐる、アメリカが行っている政策、また知識人などを気取った人物によって動く大衆そういった アメリカや世界の状況をふまえてトレイ・パーカーなりの プロパガンダ映画なんですよね。
その描き方が違う意味で過激で、とてつもなく下品でHで問題発言も多く(というかソレだけ)本来ならもっと 深刻で真面目に論じるべき問題なのでしょうが、それらを低レベルに落とすことで、今世界でアメリカが行っていること、また知識人によりうごく世間の様子をどうなのよ!と言っているようにも感じました。
ただ、人形劇ではあるももの、そのお下劣さは生半可ではないので、観る人をかなり選ぶ作品かもしれません。
描かれている内容を すべて笑って流せるそんな人はどうぞご覧ください。
評価 ★★★☆☆
監督: トレイ・パーカー
出演: トレイ・パーカー
マット・ストーン
クリステン・ミラー
チーム★アメリカ ワールドポリス スペシャル・コレクターズ・エディション | |
![]() | トレイ・パーカー マット・ストーン クリステン・ミラー パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2006-07-07 売り上げランキング : 829 おすすめ平均 ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |


この記事に対するコメント
ちゃど さんへ
あはは(^^; この作品かなり問題生いですからね~
トレイ・パーカー監督は 他の作品も この調子です。
前作もアニメも、基本的姿勢は変わらず、人種差別敵用語、著名人への痛烈な皮肉などが酷いです。
大の映画ファンで大の音楽ファンでマニアな監督、愛するがゆえに過激な愛情を感じてしまうのは私だけでしょうか?
批判というより、子供が態と汚い言葉を使って大人の顔をしかめさせて喜んでいるような、「あんたらがやっていることって 結局こんなクソなこどなんだよ!」って茶化して言っているだけなのでしょうね~。
だからこそ そこまですべてを深刻に受け止めず (^▼^;ハハハハハハハハ、、、と笑って流すそれが正しいみかたなのでしょうね、、
NoTitle
どもでーす。
チームアメリカですね!
僕はまだこの監督の思想を理解できていな部分があって、観た当時は受け付けなかったのですが…またこの監督の色んな作品を観たら、評価が大きく変わりそうな気がします。
この映画の吹き替えを見たときは衝撃でした。だって…あんなセリフを日本語で堂々と喋ってるんですから!
僕の解釈では社会批判よりもハリウッド批判を強く感じましたね。「パールハーバーはクソだった~」
「アイランド」を見た限りでは、マイケル・ベイは好きになれそうにない監督です。きっとケンカしそうです。