Date:2006/06/01 12:08
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すっごい 興味があったものの見そびれていた作品「50回目のファーストキス」ですが、今まで観てなかったことかなり後悔してしまった映画でした。
恋愛に対して臆病ゆえに仮初めの愛のみに生きる獣医ヘンリーは、ハワイの太陽のような明るい笑顔のキュートなルーシーに一目惚れします。ルーシーも暖かく大きいヘンリーに好意をもちいい感じになっているように観えたのですが、次の日に会うとなんともつれない様子、あれだけ楽しくお話したヘンリーをまったく覚えてないルーシー。なんとルーシーは交通事故の後遺症で新しい記憶を蓄積することが出来ず、一日しか記憶を維持できない、短気記憶喪失障害をもっていたのです。
設定と予告編の雰囲気から、コメディー要素の高い作品だと思っていたのですが、泣ける純愛ラブストーリなんです。不治の病による余命わずかとか、切ない三角関係とか そういった泣ける恋愛映画にありがちな設定をまったく入れずにここまでホットでありながら泣ける恋愛映画って他にはないのでしょうか?
この映画の素敵なところは、短気記憶喪失であるヒロインの状況を真面目に描いていて、ヘンリーも彼女の症状をマイナスと考えず、如何に共に生きていくかという論点で愛を築いていこうとするところなんですよね。
何度忘れられても、彼女に毎日アタックし彼女との恋愛をスタートさせ、毎日ファーストキスをする二人そういった展開もロマンチックで素敵なんですが、ヘンリーとルーシーが共に短気記憶喪失障害と向き合い歩んでいく姿がなんともいいんですよね。
また、家族が友達と二人を見守る人たちがまたよく、周囲の人たちと、ハワイという大らかな風土が、ハートフルな物語をより引き立てています。
近隣住民と家族を巻き込み交通事故当日から一日を進まない止まった時間を生きていたルーシーの時間が、ヘンリーの登場で一気に動き出し、記憶には残っていないとしても確実に愛を深めていくシーンは観ていて涙が出てきます。
アダム・サンドラーどうも日本ではマイナー気味の俳優さんとなっていますが、やはりいい味だしますよね!
この作品のアダム・サンドラー演じる優しさと暖かさと器の大きさをもったヘンリー見事に演じていて最高です!
日本でももう少し評価されてもいい俳優さんなんですがね~
評価 ★★★★★





監督: ピーター・シーガル
出演: ドリュー・バリモア
アダム・サンドラー
ロブ・シュナイダー
ダン・エイクロイド
ショーン・アスティン


この記事に対するコメント
アオキさん こんにちは!
コブタもお馬鹿なコメディーと思っていたら こんな内容で嬉しい方向で誤算を感じてしまいました。そうそう、仕事しているヘンリーの姿もまたいいんですよね!水族館の獣医という設定で動物と良い感じに触れあう様子が またコブタの心をキュンと掴んでくれました。
アダム・サンドラー顔って格好いいと思うですがね~あの暖かみのある笑顔 いいと思うんですが(’ ’ なんかコメディーより 大作や感動お涙頂戴な内容の映画のほうに重きを置かれてしまっていますよね、、
これはいい映画でしたね~。おバカなラブコメかと思いきや、練りに練られた脚本が素晴らしかったです。あと職業モノってとこもグッド☆
僕もアダムサンドラーはもっと日本でブレイクしていいと感じます。アメリカでは国民的人気らしいですが・・・。やはり日本ではコメディアンよりイケメンの方が人気が出やすいのですかねぇ?