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●ダ・ヴィンチ・コード (THE DA VINCI CODE)

本屋では ダヴィンチ・コードの原点 ダヴィンチ・コードの到達点、ダヴィンチ・コードの折り返し地点といった

内容の本が並び世界ではこの騒動でお祭り騒ぎ、皆さんはこの小説・映画・騒動どう観られたのでしょうか?
その騒動に纏わるコブタの見解は先日述べましたので 今回は映画について語りたいと思います。


有名なので、紹介するまでもないですがこの映画は、ルーブル美術館の館長ソニエールが「ウィトルウィウス的人体図」 を模してた姿の死体発見されます。宗教象徴学の権威のであるラングドン教授は専門家として現場に立ち会うことになるがそれは、実は第一容疑者であったことを知り、ラングドン教授は、暗号解読官でソニエールの孫娘でもあるソフィーとともに逃亡しながら、ソニエールが暗号として残そうとした物と、真犯人を見つける為に動きだす、そして聖杯に纏わる陰謀に巻き込まれていくというサスペンスミステリーです。

海外では酷評もされていたようですが、コブタ的には、あの原作を元にキーとなる要素をうまく取り入れそれなりには上手く作っていたかな?という感じでした。
原作読んでいた方からみたら、なかなか上手いキャスティングであることと(イメージやや違う人もいたのですが、さすが実力あるメンバーしっかりいい雰囲気を出していました)原作で語られていた建造物・絵画を観ることができ、暗号解読など思考のとき文字や風景を視覚的に表現している部分などなかなか上手く、原作世界の再現として楽しむことが出来たのではないかと思います。(読んでない方には、原作をかなり端折った内容について行けない部分があったかもしれませんが)
娯楽映画としてはまあまあの出来だったかなと思っています。

コブタは原作の、数ある暗号を一つづつ解いて前に進んでいくという雰囲気などが好きだったので、その部分かぶっ飛ばしていたのは悲しかったのですが、物語の進行に重きを置いた場合まあ仕方がないのかもしれませんね。。
あと もう少し影のヒロインであるマグダラのマリアの人間としての存在感を出してほしかったかなと思ってしまいました。

その他に原作から変更を加えた部分が色々あったのですが、それらがやや効果的でない部分が多く、そこが評価を下げたのも分かる気もします。
 
原作との違いは、
・若干人物たちの性格、考え方が若干変わっていました。
 主人公ロバート・ラングドンは原作ではイエス・キリストとマグダラのマリアの結婚説肯定派であったのに対し、映画では中立派になっていること。
 フーシュ刑事は、犯人を逮捕することにだけ意欲を燃やす愚直な人物であったのが。オプス・ディの会員で司祭の言葉に踊らされてしまうという設定となっていました。
・イエス・キリストの血脈である人物は原作では2人いたところ、1人となっていました。
・ロバート・ラングドン教授とソフィーのロマンスの要素がなくなったこと。

そして 大きな変更点は 下記の二点
・黒幕である導師の正体を観客にバラすタイミングがやや早くそのためにその後の展開がぎこちなくなったこと。
・聖杯にたどり着いたときの展開が原作より華やかにしようとしたのでしょうが、それがやや間抜けにみえるところ。
ロバート・ラングドンがソフィーに説明しやすいように、必要書類や資料をすべて出して用意しておきましたと言わんばかりの配置など、みて思わず笑ってしまうところがありました。

・一番大きいところはここなんですが、原作では別に、教会に対しても信仰に対して批判していない(教会関係者は非常に不快だと思ってはいますが)のですが、映画では信仰に重きをおいて、教会を悪く描いているですよね、、何故か。
内容が内容で、カトリック関係者から非難が元々くるものだと分かっているのに何故このようにさらに怒らすような内容にしたのか、コブタには謎でした。
原作において、教会関係者もオプスディも犯罪を指示することはいっさいありません。オプス・デイはカルト的に思われている集団ではあるものの、アリンガローサ司教は信者を愛し教団の事を一途に思う聖職者ですし、シラスが殺人をしたと知り悲しみ、そしてシラスの過ちを止めるためにファーシュに連絡し自らもロンドンへ足を伸ばすのですが、映画では聖杯の存在を消すために必死で動く悪意をもった人物となっています。この映画に対してオプス・ディが怒るのも無理はないかもしれません。
また ファーシュ警部もオプス・ディの会員ということにして宗教色を持たせ、それが捜査を間違えた方向に持っていたようにさせたも、アラと思ってしましました。

監督か脚本書いた方の何らかの意思がこうさせてしまったのでうが、この違いをどう観るかも、この映画を観る面白さなのかもしれません。

この作品の原作は、内容が内容だけに、世間では必要以上に色々騒がれて、「内容か真実か否か」「小説の中にはこれだけ穴があるだから、嘘である」「ここではこういう説があり だから真実である」と真否のみが注目されてしまっていますが。逆にそのことだけが注目され、小説として面白いのか、映画として面白いのかということではなく、物語から離れた部分が論じられてしまいうぎているように感じます。
私は原作及びこの映画は娯楽映画としてフィクションとして観てもいいと思います。これは学術書や専門書ではないです。
そしてこの中で定義された問題については、この小説だけで考えず、切り離して各自で色々調べて自分なりに色々考えて白黒ではなく、自分なりの意見を作り上げて楽しむのがいいのではないかなと思います。

ポール・ベタニー綺麗な顔立ちだけにこういう役ってはまりますよね!でも、男性のわりに全裸が印象的な役者さんですよね!
オドレイ・トトゥ 自然にソフィーを好演していたように思いました。いままでの代表作のような、現実離れしたキャラクター役が多いだけにこれで、その方向からの呪縛が消せたのではないでしょうか?

評価 ★★★☆☆
監督:ロン・ハワード 
出演:トム・ハンクス
   オドレイ・トトゥ
   イアン・マッケラン
   アルフレッド・モリーナ
   ユルゲン・プロホノフ
   ポール・ベタニー
   ジャン・レノ

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この記事に対するコメント

アキオさん
そう言っていただき 嬉しいです(*--*)
はい、、映画は原作を軽くなぞった的感じもあるので 原作読んでないと、ちょっと分からない部分があると思います。
そのうち、、どっさりと古本屋にも出回ると思いますし それを安くかってみるのもいいかもしれませんね!

【2006/06/12 09:34】URL | コブタです #-[ 編集]

原作版と映画版の比較、面白かったです。何にしてもこの作品は原作を読んだほうが楽しめるようですね!ブームが一段落したら読もうかなぁ~ そういう人間なんです(笑)

【2006/06/12 02:44】URL | アキオ #-[ 編集]

コロさん
あらら ちょっと残念な結果だったんですね。
コブタは 原作の長さと 映画の時間からはしょった内容のものになると予測していたので落胆はなかったのですが、あれだけ観ると微妙なものがあるのでしょうね。
原作みれば もう少し色々な背景がみえてきますよ!長さのわりに あっという間に読めましたし!(^^)

みほさん
いえいえ 古くないですよ!無駄に記事が多いだけですので(^^; 
それに いつの記事でのコメント大歓迎です!
それがコブタの元気の素になりますので!
オドレイ・トトゥ 今回は神秘性を不思議ちゃんという形ではなくて生きた人間として演じられているので新しい魅力を観た感じがしました。
これから またどんな映画に出ていくとか楽しみですよね!


【2006/06/05 12:07】URL | コブタです #-[ 編集]

こんにちわ♪やっと見てきたので!古い記事にコメントですみませんΣ(^∀^;)
私はあえて原作を読まずに見に行きました!が!関連テレビが多すぎて(つД`)
面白かったけど、ダビンチの暗号なんかにもっと踏み込んで欲しかったなぁぁと思いました。もともとダビンチが好きでこの手の本はよく読んでいたのでちょっと物足りなかったです。
オドレイ・トトウが出ていたのでちょっとびっくりでした♪でも、彼女のもつ神秘的な雰囲気とアメリの頃からの不思議ちゃんのイメージが当てはまって、私は妙に納得してしまう配役でした♪
コブタさんの分析ってすごい!!そうそう!!ってこれを読んで改めてまた見たくなりました(笑)
まずは原作をよみたいです♪

【2006/06/05 11:18】URL | みほ #-[ 編集]

期待が大きすぎたんですかね。それほど悪くはないと思うのですが。
原作を読んでいないので、コブタさんの分析は参考になりました。原作読んでみようと思います。

【2006/06/04 23:57】URL | コロ #-[ 編集]

mottiさん
この作品に関しては、なんか予習しすぎるほど、色々勉強してしまったので、そこを少しひけらかすためにも 比較してみました(><)
世界的にも 騒動の結果入場者数も恐ろしいことなっているみたいですしね~
インテリ版インディージョーンズ なかなか上手い表現ですね~(^^)

【2006/05/30 23:08】URL | コブタです #-[ 編集]

やっとみてきました。
原作と見比べる楽しみもちゃんと楽しむコブタさんの姿勢には頷けますね。
映画は映画だろうから細かいこと抜きに飛ばし気味になちゃうのは仕方ないし原作未読の僕も全く混乱せずに判ったし、普通に楽しめました。
一般的には今年最大のHIT作になる(?)んでしょうね?きっと。
インディジョーンズのインテリ版と愛嬌ある表現で評価しときたいです♪

【2006/05/30 17:54】URL | motti #-[ 編集]

myonさん こんにちは!
TB と コメントありがとうございます!(^^)
宣伝戦略もあるのでしょうが、この作品にキリスト教を揺るがす謎が含まれているということを前面に押し出してしまっているので。
久しぶりに出てきた、暗号を解きつつ隠されていた財宝を探す旅といった物語の面白さを無視しまくっている感じもしてしまうんですよね。

【2006/05/30 10:04】URL | コブタです #-[ 編集]

こんばんは!! コブタさんの細かい分析に、私も納得しながら読ませて頂きました!!
確かに、作品の面白さ自体よりも、カトリック関係者からの批判などの部分が取りただされて、たたかれているのは残念ですよね。。。
先日、私の学校の英語の先生にも、その部分でかなりこの作品をバカにされて腹が立ちましたよ!
TBさせてもらいますね~m(_ _)m

【2006/05/28 22:48】URL | myon #7QmUqn5Q[ 編集]

コブタさん、こんにちわ。
おお!かなり細かく分析されていますね。とても参考になりましたよー。
私は原作をまだ読んでいません。それでも、そこそこ面白くてアッと言う間の150分でしたが。もっと説明して欲しかった部分も多々ありました。『オプス・デイ』やシラスという人物は、この物語のキーとなっているんですよね?原作をキチンと読むまでは、私の中では完結しないですよー。その内、必ず読みますよー。

【2006/05/26 22:23】URL | 隣の評論家 #-[ 編集]

アクセルさん
たしかに ジャンレノ やや間抜けでしたよね。
原作だともう少し 男気ある人物だったのですが、なんか踊らされていただけの人物になっていましたね、
でも そんな役でも、スクリーンに映っている姿が格好良いのは、ジャンレノさんですよね!

【2006/05/26 21:17】URL | コブタです #-[ 編集]

私も楽しめましたよ~。
ラストシーンの神秘的なところと行き着くまでの音楽にウットリ。
そそ、ジャン・レノの扱いが勿体無いと思ったんですけど。イマイチ彼の存在が浮いていたような気がしました。もっと活躍してくれていると思ったのになぁ~。

【2006/05/26 13:36】URL | アクセル #-[ 編集]

ノラネコさん
その通りで、普通には楽しめますよね!
やはり 作る際に どこまで突き詰めていくのかという悩みもみえた作品でしたよね!

睦月さん
コブタもあの原作で この映画そこまで悪くないとコブタも思います。
ただ 原作ではなく それ以外のことで騒がれて、背景にあるもののなどの解説本などが出すぎて、原作をさらに端折ってアレンジをちょっと変えた内容だと物足りなくなったのでしょうね~

【2006/05/26 09:47】URL | コブタです #-[ 編集]

こんばんわ。
酷評ばかりが目立つこの作品・・・。
でもね、やっぱ無難に頑張ったと思うのよね。
たしかに原作効果がかなり絶大だから、その分物足りなさを感じた人もいたかもしれんし、原作読んでない人にとっては、かなり混乱をきたす部分もあったかもしれないけど・・・いずれにしろよく頑張りました。
きっとね、誰が監督しても絶対文句は言われる作品だろうと思うし・・・・。

【2006/05/26 00:32】URL | 睦月 #-[ 編集]

こんばんは。
まあフツーに面白かったです。
原作から期待した分、色々文句も言いたくなりますが、これはこれでありかなと。
ただもうちょっと上手く作れただろうという気はどうしてもするんですけどね。
頑張ってるけど、ツメはチョイ甘いという感じでした。

【2006/05/26 00:24】URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]

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