こちらはカンヌ国際映画祭で監督賞、国際批評家賞、人道賞の3部門を受賞した映画で、映画ファンの中でも評価が高かった作品です。
人気キャスターのジョルジュは美しい妻アン可愛い息子ピエロとともに裕福で幸せな生活を送っていました。
そんなある日、延々と彼らの住居を外から撮影しているだけという気持ちの悪いビデオテープが届けられます。
そのテープの内容はジュルジュの過去に纏わる風景へと変化していき、不気味な絵も添えられていき 一家を不安と恐怖に陥れていきます。
その一連の事件が、ジュルジュの中に封印されていた疚しい過去を蘇らせていき、、、
という物語なんですが、凄い緊迫感と怖さをもったサスペンス映画でした。
この作品の怖さというのは、映像として見えるもの耳に聞こえる音声などの怖さではなく、人間の内面的な部分からくる怖さなんですよね。
ある日 自分に悪意をもった存在がいることに気が付いたジョルジュ、その時彼の脳裏に過ぎったものは40年も前に自分がある人物に行った疚しい行為、主人公が悩ますのは脅迫を行っている人物ではなく、彼自身の中にある疚しさからくる良心の呵責なんです。それは6歳の時に行われた無邪気な感情からくる小さな2つの嘘ともいえる物、しかしそれによってジョルジュは自分自身の中にある自分の内面からくる脅迫観念に追われるように行動をはじめ、悲劇を呼んでいきます。
したがって 映画は、事件の発端であるビデオテープを誰が送ってきたかというのではなく、ジョルジュが自身のある「隠された記憶」にどう追いつめられ、いかな悲劇を作り出していくかが描かれているので、ミステリー的にはハッキリした解決を示しません。
そして その解決をキーワードだけみせ観客に解釈を委ねているので、ハッキリした答えが欲しい方には不満が残すかもしれませんが、計算された映像で構成されたこの物語は、最後まで緊張を解くことが許されないほど緊迫した展開で進んでいきます。
最も人物を糾弾し、追いつめることの出来るのは実は他者ではなく自分自身だということに気が付かされます。
加害者は被害者の許しだけで癒されるわけでもなく、加害者自身が自分を許さないことには永遠にその苦悩から逃げることが出来ないんですよね。
被害者とは別に 加害者もまた心に傷を負いその痛みを抱え続けてその事を心の奥に封印し続け、40年を経て加害者と被害者が向かい合ったどうするのか? 加害者であるジュルジュは、自分で自分を許せないでいるので、そのことを前提に思考が進んでいるので、皮肉なとに被害者の言葉も一切耳に入っていきません。
そのため作品の中では、両者は、結果お互いを更に傷付けあい、悲しい結果を生んでいきます。
そいうった要素を、台詞でもなく、映像の間、役者の演技だけでみせていくダニエル・オートゥイユの演技と、ミヒャエル・ハネケ監督の手腕は見事としかいいようがありません。
そして 2時間もの時間 その観客はすっかり その世界に引き込まれ惑わされそしてしまします。
この作品のもう一つの見所は、「ラストカットに全世界が驚愕 真実の瞬間を見逃してはいけない」というコピーにもある、真の犯人の存在ですが。
前もってラストシーンは重要だと聞かされていたこともあり コブタもその部分を察知することは出来ました。
しかし このシーンははっきりと犯人を示唆するものでなく、それぞれの中でいくつかの推測をたてさせるものなんですよね。それだけに、観たあともなお 悩まされ考えさせられ楽しむことが出来ます。
もともと、監督自身が、明確な正解の答え観客に示しているとは思えず、映画の中で監督は材料だけを示し、答えはそれぞれが考えて見つけてくださいという姿勢を強く感じました。
最初の家を外から撮しただけの映像は、あえてそうしたのか、大人の頭よりやや高めの位置というなぜか不自然な位置にあることから、答えがもともとないとも考えられたりするのも、さらに謎を深めているような気もします。
(以下は ネタバレ部分を、白で表示します【Ctrl+A で観ることできます】)
一般的に ラストで ジュルジュの息子とマジットの息子が楽しそうに会話している姿で、二人の共犯説が有力とされているのですが、コブタはそうは思えなかったんですよね。
一つは、マジットの息子がジュルジュに対して何度もいう「ビデオを送ったのは俺でもない」という言葉が嘘ついているように見えず、最後会いに来たマジットの息子の行動も糾弾にきたのでもなく、ジュルジュが何故そこまで自分たち親子を敵視するのかを聞きに来たように見え、理由察知し引き下がったように見えることと。
それに自分たちの行動の結果 片方の父親が自殺したという結果を生んいるというのに、ラストあんなふうに穏やかで楽しそうに話していたりするものなんでしょうか?。
そしてコブタの推理ですが
このビデオを送ったのはジュルジュの忌まわしい過去をしっていて、ジュルジュを糾弾したい人ということになります。
過去を知っていると思われるのは 被害者であるマジット・マジットの息子・ジュルジュの母親の3人です。
まず母親は年齢も年齢でビデオなど操作できるとも思えませんし、寝たきりなこともあり、自由に動き回れる身体でもありません、出番少ないながらも息子を愛しそして心配している様子はみてとれます。
マジット及び息子の「ビデオなんて知らないという」言葉が嘘に見えないということと、糾弾したいならもっと他の言葉が出てくると思うのに、彼らから出てくるのはジュルジュをもう恨んいないという方向の言葉ばかりです。なので彼らとも思えないのです。
最初のビデオが漠然としたとものなに比べ、 それ以降のビデオが明らかに一つの意図を持ち始めたメッセージ込められた物へと方向が変わってきているように見えること。
そして3個目のビデオの、届けられ方の不自然さ(玄関のドアに挟まったビデオのことです)
そして物語全体が、ビデオの内容なのか、今起こっている風景なのか、ジュルジュの中での心象風景なのか曖昧で全て同じトーンで表現されています。だから、すべてが実際に起こっている風景ではないかもしれないという疑問がでてきます。
あと、もし自分の家が盗撮されていると知ったわりに、何故かカメラを探そうとしないし、もっと外を気してもいいと思うのですがそんな感じがあまりしません。またTV局に勤めているのなら、逆にカメラを設置して見張るということも出来そうなのにそれもしていません。
それらこ事から コブタが推理したのは以下のとおりです。
最初のビデオを送ったのは息子のピエロで、彼は家を外から撮した映像を送ることによって、自分たちを観ている存在をアピールして母親の不倫を告発したかったのではないでしょうか。
しかしそのビデオは ジュルジュのトラウマを呼び起こしてしまいます。
ジュルジュは自分自身を追いつめそして、自らかビデオを作成し送り届けて自分を糾弾していきます。
だからこそ3番目のビデオは あり得ない形でジュルジュの手元に届きます。
マジットと会話しているジュルジュの映像は ジュルジュ自身が持ち込んだカメラによってとられたのではないのでしょうか?
その結果 マジットをも巻き込み 苦しめ自殺に追いやってしまいます。
そして 父親の死の真相を知るために、マジットの息子は、ジュルジュを訪ね、疚しさに苦悩しているジュルジュをみて事の発端を知ることができます。
最後 ピエロに会いに行ったのは、この物語の真の探偵としてピエロにビデオのことを尋ねににいったのか?また疚しさにより同じ苦しみをピエロが抱えて生きていかずにすむように救いのの言葉をかけにいったのではないでしょうか?
そうして 悲しい加害者と被害者の連鎖が断ち切られたところでこの物語が終わるということで、映画を綺麗にまとまってくるように感じました。
みなさんは この映画どう観られたのしょうか?
評価 ★★★★☆
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:ダニエル・オートゥイユ
ジュリエット・ビノシュ
モーリス・ベニシュー
アニー・ジラルド
ベルナール・ル・コク


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この記事に対するコメント
luckさんへ
コメントありがとうございます。
人の数だけ、違った映画の見方があるって楽しいですよね。
この映画ってとくにそんな所があるようで、私もブログ巡りが楽しかったです。
他人の視点か、神の視点にかわるものという解釈、面白いですね!おお 素敵な言葉と思ってしまいました。
一つの映画でも人の分だけ解釈がある。その多様性が映画のおもしろさですよね。
そして、その解釈は完全に共有される事はできません。コトバと同様に。
私はこの映画で終始描かれている他者の視線の存在から来る不安というイメージを観客に与え、物語の軸になっている「罪の意識」に対して一人一人向き合ってもらいたいという意思が感じられました。生まれながらにして人が持っている罪の昇華の仕方は人それぞれですが、その罪に向き合うきっかけを作ってくれた映画でした。
という事からこの作品で描かれている他者の視線から来る不安のイメージは、神という存在が消失している今、罪を意識させるためのリアルな視線をより視覚的、そして感情的に体に染み込ませてくれるものではないかと強く感じました。
なるほどさんへ
コメントありがとうございます!
そのように言っていただき嬉しいです!
コチラの作品、まず自分の見解をだし、そしてブログ巡りなどして人の見解をみてそれを比べる、そういった楽しみのできる作品ですよね!
本当に10人いたら10通りの解釈があり、そういう意味でも面白かったです!
それだけ 深い作品ともいえるのでしょうね~
こんにちは
この映画を最近見て、自分が見逃している部分をいろいろな人の解釈を参考にしながら考えていいます。こちらの解釈はとてもさんこうになりました。ありがとうございます。ただちょっと最後の部分
> また疚しさにより同じ苦しみをピエロが抱えて生きていかずにすむように救いのの言葉をかけにいったのではないでしょうか?
が、飛躍しているかなと思いました。あんなところで声をかけられて、ほんの数分でいきなり「おまえもがんばれ」的なことを伝えているようには感じませんでした。
他が解釈がとても参考になるので、この最後の解釈だけがちょっと「あれ?」って思ったので書き込み致しました。あそこはいったい何を伝えていたのでしょうかね。もう少しじっくり考えてみようと思います。ありがとうございました。
犬猿 さんへ
コメントありがとうございます!
コチラの作品なかなか悩ましいですよね!
私も見終わったあと これほど色々ブログ回りした作品はありません!
おっしゃる通り 奥さんは不倫していたとは限らないし、息子がそう誤解で思い込んでいるということもあるかもしれないし、、結局自分なりになにか納得できるストーリーのつなぎ方を見つけるしかないんですよね、、
まあ コブタはこうして自分なりの結論だしてようやくすっきりこの映画を私の中で終わらせることができました。
こんにちは
昨晩、BS放映でようやく観ることが出来ました
映画が終わった瞬間、「えっ?なんだよ」と突っ込み入れてしまいましたが、それはきっと明確な答えを出してくれるという体質で観ていたからだと思いました
その後でしばらく考えて、息子ピエロの行動と言動、そしてジュルジュのモヤモヤした言動と最初のほうで何回かカットインされたトラウマ的映像、などが浮かんでは消えて・・・
結局、答えは見つかりませんでいしたが怪しいのはやはり・・・と思ってはいたのですが、今日になってコブタさんのブログを発見してようやく納得です
その手はさすがに考えませんでしたね
ただ妻の行動・言動に「嘘くさい部分」はあるとしてもやっぱりあれは不倫関係だったんでしょうかね?
あそこだけでは「かなり親しい男女」もしくは「昔肉体関係が数度あっただけの親友」という解釈も出来ないこともない・・・かなと
長々と失礼しました
samansaさんへ
そう言っていただけたら 書いた甲斐がありました~(><)
早速遊びにいかせていただいたのですが、わたしのブログを紹介させていただきましてありがとうございます!
コチラの作品、公開してやや時間が経っていただけに、再びこうして意見を交わすことができて嬉しかったです!
コブタ様はじめまして。「隠された記憶」をはじめて見まして、あんまり面白かったんで検索してみたらこちらに辿り着きました。僕もコブタ様の解釈参考になりました。色々のぞいたんですが一番良かったし分かりやすかったです。自分でも「隠された記憶」について気付いたことを早速書いてみたのでお時間ありましたら御一読下さい。
shakti さんへ
コメントありがとうございます!
いえいえ最近こういう隠し方されている方も チラホラみかけ これはいいと思いマネさせてもらいました。
自分自身あまり、ネタバレされたくないので、人の楽しみを奪いたくないなと思い、ネタバレしているときは このような形式をとらせていただいています(^^)
私の意見は少数派だけに そう言っていただいて嬉しいです(^^)
でも この作品 そうやっていろんな人と議論を楽しめて楽しかったですよね!
ラストシーンの解釈
コブタさん、ちょっと立ち寄ります。あなたのブログのネタバレの配慮の仕方、たいへん面白かったと思いました。私にとっては、こういうテクニックを初めて見ました。(知ってる人にとっては、当たり前のことかもしれませんが)。
さて映画の最後のシーンなのですが、「悲しい加害者と被害者の連鎖が断ち切られたところでこの物語が終わるということで、映画を綺麗にまとまってくるように感じました」という意見に大いに賛成いたします。実際には、現代フランスでは貧困層の暴動を着ていたりするわけで、なかなか和解と言うのは難しいのですが、ここではその可能性が見いだされるということと解釈しました。
以上
aiさんへ
これって、映画よりも 解釈を色々考えて楽しむという変わった作品ですよね!
しかも、最初のシーンから驚きませんでした?
まったく動かないカメラそして起こりそうで何も起こらない映像、、そしてそれがビデオの映像だとわかり、、物語が始まる。
ああいうオープニングにするところでもハネケ監督は只者ではないと思ってしまいました。
ラストは コブタは運よく劇場でみてそこで気がつけました。スクリーンが大きいからそこで見つけやすかったのかもしれません(^^)
でもそこに気がつけても、何が分かるというものではないところが悩ましいですよね、、!
感想楽しみにしています!
この映画ほど 人の意見が楽しみな作品はないですよね
すごい!
遅ればせながら鑑賞したので寄らせてもらいました。
コブタさんの解釈すごい!
もうあたしは何がなんだかわけがわからなくて、
最後が重要なんて全然知らなかったから余計「????」で終わってしまったのですが、劇場版予告編を観た時にその事が大きくテロップされたので、見直して・・
でも分からずまた見直して・・・4回観ちゃいましたよ(^_^;)いや~劇場で観なくて良かった。
これをきづかずしてこの作品は意味をなしませんが、
逆にラストカットでいろんな事を想像させる。
見事な作品だなって思いました。
コブタさんのようにうまくことばに出来るか自信は無いですが自分の所でも感想かいてみますね、
ジグソーさんへ
ありがとうございます!
ちょっぴり大人になったコブタです(おい!)
この映画って 映画みている時よりも、そのあと いろんなブログなどみて 幾通りの解釈をみて関心したりというそっちの作業のほうが楽しかったりもしました!
映画の内容というより 映画の意図するところが面白いそんな作品ですよね!
どうも!
コメントありがとうございました!
記事を読んで「なるほどそうゆう解釈もあるんだ」と思いました。
凄い映画だなぁ。
百人観たら百人が違う感想なんじゃないでしょうか?
後遅れ気味ですがお誕生日おめでとうございました!
ai さんへ
この作品はですね、、日本で上映された映画館 1館だけだったんですよ。
なので 観れている人も少なく 内容が内容だけに伝説の映画ともなっています。
ただ 観て 分け解らないと放り投げている人もいて かなり評価も割れてしまっているようですね、、
NoTitle
最近公開された作品ですよね?これもわりと上映館が少なかったような・・・。こういう観た後にも謎が残るような作品好きなんです。
観た後に、見たもの同士話したくなりますよね。
たぶん、あたしも観てすっきりは出来ないのでしょうが、リリースされたら見て、またこちらを訪問します(^_^)さてあたしの脳年齢はいかに(笑)
ノラネコさんへ
ノラネコさんに 「なるほど」という 言葉を言ってもらえ、パソの前で喜んでいます。その言葉を言ってもらえるだけで この記事書いた甲斐があったような気がします~。(^^)
この映画ほど、ブログ巡りまくった作品もありません!
それだけ、実際この映画を観た方がどう観たとかを知りたい作品はないですよね!
それだけ 深い作品なんでしょうね~
これは観終わった後に議論したくなりますよね。
見事にハネケの術中にはまってしまいました。
伏字の推理はなるほどという感じですね。
確かにそう考えると筋が通る事も多いと思います。
私は事件の顛末自体は非常にシンプルに受け取ったんですが、言われてみるとコブタさんが正解かもしれないです。
orangeiさんへ
こちらこそ TBとコメント来てくださって嬉しいです。2回みられたんですね!うらやましいえdす!
まあ これもかなり強引な考え方なんですがね~(’’
どの考え方しても どこかしっくりこない所がみえる感じで本当に悩ましい映画ですよね!
こちらこそ また 遊びにいかせてもらいますね。
これからも、宜しくお願いします!
こんばんわ☆コブタさん!
コメント&TBありがとうございました~!
この作品は本当に悩みました・・・
僕は、実は2回観たのですが、頭がさらにこんがらがった気がします。
オーソドックスにラストカットの○○が全ての犯行を行ってたという前提で考えていたのですが、コブタさんの記事を読ませて頂き、ジョルジュという人物に、しっかりスポットを当てると違う見方もできるのだなと感心致しました♪
また遊びにきますね。よろしくお願いします。
charlotte さんへ
TB コメントありがとうございます!
本当に この映画が 日本で現在二カ所でしか上映されていないなんてもったいないですよね!。たしかに観る人をかなり選ぶというのも分かりますが、、
もっともっと いっぱいの人に観てもらっていろんな意見を聞いてみたいそんな感じですよね!
こんばんは~♪
おお、これまた詳しく納得のいく説明~!
おもわずうなずいちゃいますよ~。
私はさっさと犯人探しは止めちゃったので、これまたすっとんきょうな解釈になりましたけど。笑
そうそう、解釈によってはジョルジュの自殺もありえますよね。
う~ん、面白いです。こういう作品が東京と大阪でしか上映されないというのは実にもったいないですよね
隣の評論家さんへ
おおお 記事かきおわってアップしたらもうTBとコメントついててビックリしました(@@)ノノ!
まだ 未完成の文章を読ませてしまって申し訳ありませんでした!
この作品 映画自身も楽しいのですが こうして色々議論をするのも楽しみの一つのような感じですよね!
色々 意味深なシーンが多く、リモコン片手に見直したかなと思ってしまうところがありますよね(’ ’
これは 推理というか 思いこみな気もして、、最後のジョルジュの姿もまさか自殺? とか思ってしまったのは私だけなのかしら?
コブタさん、こんにちわ。
おわー、見事に解釈できたようですね。私はサッパリわかりません。色んな方の色んな感想を読んでみても、頭がグチャグチャになるばかりで一向に結論を出せない今日この頃。
取り合えず、もう1回見に行く事にしました。でも、2回見たからと言って、スッキリするとも思えないです....。手強い作品ですねー。