最近 映画全般的に 期待しすぎていって、がっかり結果ということも多かったのでこの作品はデップだけを目的に 映画に対しての期待は低めででかけたのですが、、、これは デップ抜きだったとしても、久々の感動作品でした。
デップのかっこよさと演技力はもちろんのこどですが、、脚本と映像がまた良い作品なんです。
デップ演じる ジェームス・バリが デイビス母子との交流を通して ピーターパンを作り上げていくまでが描かれたこの物語、、ピーターパンというものの印象からも 大人になれない子供の物語と思われがちですが この映画では、子供なのに 大人にならざるえなかった子供の話
なのです。
家族を失い 夢をみること否定してしまったピーター 家族を守るために いち早く大人にならざるえなかった長男ジェームス、かつで兄を失い母のために子供であることを止めてしまったジェームス・バリ
そんな人たちが求めた ネバーランドという場所が 単なるおとぎの国にはならなかった理由がこの映画をみてわかったような気がしました。
純粋な子供のような繊細心をもち 子供と同じ目線で接することの出来る ジェームス・バリも ただ無邪気なだけでなく 大人の視点で物事をみることのできる人物として すごい深みのある演技をしたデップも流石なのですが、デイビス婦人演じるケイト。ウィンスレット 4人の子供の祖母を演じるジュリー・クリスティー そして4人の子供の演技が秀逸です。
臭くなりすぎない 説教くさくならない 悲劇を前面に出しすぎない ドロドロまではさせないと絶妙のバランスで映画全体を纏めているとことが 流石としかいいようがありません。
映画終わったあと会場は、余韻に浸っているのかテロップが流れるなかしゃべっている人もこれほど少なかった作品もあまりないような気がします。
デップ作品の中でも 私の中で上位にある映画になりました。
評価 ★★★★★
監督: マーク・フォースター
脚本: デヴィッド・マギー
出演: ジョニー・デップ
ケイト・ウィンスレット
ダスティン・ホフマン
フレディ・ハイモア

この記事に対するコメント
ai さんへ
この作品 いいですよね~
デップ作品の中の傑作の一つですよね!
最後 じわーとなんか泣けてしまいました。
大好きな作品!
素晴らしい作品でした。大人になりきれない大人と、大人になって行くことをためらう子ども。
監督がこの作品を通して言いたいことがしんみりと胸にしみこんでくる感じで、おっしゃるとおり説教臭く無いのがいいです。
あたしにとっての印象深い点をブログに書いているので是非読んでください。
http://kmaiai.blog6.fc2.com/blog-entry-119.html