噂では かなりの問題作という話は知っていたのですが、観て判断すべきとTVで放映されていたのを録画して鑑賞しました。
前作もかなり微妙な内容だったのに関わらず、続編には一切出演しないという主義のジャン・レノが出演を何故かOKとしたこの作品、ニーマンス警視が体験する猟奇的連続殺人の第二弾となる物語です。
12世紀に建造された修道院で、壁に十字に貼り付けられた生き埋めされ殺された死体が発見されるという事件を担当することになったニーマンス警視。同時期キリストによく似た男が何者かから殺されそうになっていたところをレダ警部によって助けられる。その二つの事件が一つの大きな陰謀へと二人の刑事を導いていくというもので、「黙示録」「第七の封印」「十二使徒」といったキーワードに、顔が一切みえない超人的な動きを見せるマント姿の僧侶の戦士たち、ダークな色彩で纏められた映像、なかなか良い感じで冒頭から中盤まではグイグイ観客を惹きつけ魅せてくれます。また 渋いジャンレノの演技に対抗するは クリストファー・リー。またヤマカシ演じるマント姿の僧侶の動きの素晴しさ、、ここだけ観てみると、かなり面白そうなんですがね、、
ただ、、それだけ思わせぶりな始まりにも関わらす、、
その後のオチが「おーーいおいおい!(><)ノ”」と思わず突っ込みたくなるほどのおトボぶりなんですよね、薔薇の名前やセブンばりの始まりでラストインディージョーンズっぽくなるのって、、。前作以上に突っ込み所満載で、その部分は1を超えているといっても過言ではないかもしれませんね。(。。
突っ込み所をちょっとあげてみますと、(核心に触れそうなところは白地にします)
●ちょっと釘打っただけでダラダラと血を流し出すジューシーな死体、しかも煉瓦のわりに薄すぎる壁の話はまあよしよしますが、、
●あれだけいってた 第7の封印がなんとかも 使徒と同じ名前で同じ職業 天使とか 思わせぶりに出てきたワードが結局何にも関係ありませんでしたということにされてしまったり
●超人的な力を魅せる僧侶軍団、現場に残っていた血液を科学検査より調べて何もでなかったという話があったのに。。ちゃっかり薬物使用していたことが後で簡単に分かったり、顔が見えなかったのが 黒いスキー帽と靴墨でしたって、、。
●黒幕が数十年にもわたって調べたのに、知らなかった隠された財宝に仕掛けられた罠を、数週間調べただけの捜査官があっさり察知したり。。
●そもそも、修道院、臑に傷をもつこといっぱいある身、警察に入られたら色々困ったことになるのは容易分かるはずなのに、何故真面目に警察に届ける!!そもそも、その部屋ヤバイなら新入り神父が入らないように最初から封鎖しておこうよ!
となんとも 目指した世界観のわりに全体的に間抜けなオチがついているんですよね。
このネタだったら もっと面白い物できたのではないかな、、と思うコブタです。
面白くないというわけではないのですが、制作者が意図しない部分が可笑しかったという感じでした。突っ込みモードで楽しむと 楽しめますよ!
評価 ★★☆☆☆
共同製作・脚本: リュック・ベッソン
監督: オリヴィエ・ダアン
出演: ジャン・レノ
ブノワ・マジメル
クリストファー・リー
カミーユ・ナッタ
ジョニー・アリディ
ガブリエル・ラズール
オーグスティン・ルグラン
セルジュ・リアブキン
アンドレ・ペンヴルン


この記事に対するコメント
ai さんへ
うーん この作品 難解風にみせてオドロオドロしくしたらけに ラストの方とのテイストが合ってなかったんですよね。
やはり、、みなさん同じようなところに「おいおい」と思うんですね~
NoTitle
宗教がらみの作品ってどうしても難解になりがちなんでしょうか。結局観た後にぼやけたままで終わってしまうんですよね。
コブタさんのつっこみどころ結構同じで笑えました(あら・・これそんな楽しみ方の映画?みたいな)
観た後に何も残らなかったです。