キューバの作家レイナルド・アレナスの波乱に満ちた生涯を描いた映画「夜になるまえに」を鑑賞しました。
レイナイド・アレナスは子供のときにカストロが行う革命に身を投じるものの、大人なり作家となったアレナスは、その自分がかつて信じ参加した革命活動によって作られた政府によって、弾圧されホモセクシャルを理由に投獄され、、そして、自由を求めアメリカに亡命するが、という内容のこの映画みた後、日常にすぐ思考を切り替えることの出来ないそんな感じのした作品でした。
観て一番に感じるのは キューバーの太陽と空気が生み出す光と影のコントラストの強め映像の美しさと、それにとけ込むように加わるアナレスの言葉すごいパワーを持っているということです。
「静寂の中では、喜びも痛みも感じられない」と映画の中の台詞にあるように、一見穏やかなシャイな笑顔絶やさない一見穏やかなアナレスもまた、自分の人生を感じ続けるために、頑なに自分の生き方を貫き、創作活動を通して自由を叫び続けていく様子は魅入ってしまいます。
アカデミー賞主演男優賞にノミネートとなったハビエル・バルデムの演技は、素晴しいの一言です。
またカメオとして、ショーン・ペンと私の大好きなジョニー・デップが出演しているのですが、その二人がなんとも象徴的な所に配置されているんですよね!
ショーン・ペンは、アナレスの激動の人生の幕開けという場面で、ハバナへいく少年アナレス馬車に乗せた男として、
デップはボンボンという刑務所内のオカマとピクトル中尉の二役で 刑務所にいるアナレスと外を異なった形で結ぶ人物として登場しています。デップが、この作品内で何故二役もしたのかという意図はわかりませんが、かなりインパクトの強いな役どころでした。
ただこの作品、脚本がかなり説明不足です。
レイナイド・アレナスについてある程度勉強してからでないと、あらどうしてこうなっているのだろう、、と戸惑う部分がちょっとあったりします。
見終わったあとに、ネットで色々調べて、自由の国アメリカで彼が観た物、彼がエイズに感染してしまったこと(何の病気かがハッキリ描かれていません)自殺したことを知りました。
まず本を読み彼の世界い一旦ズッポリ入り、レイナイド・アレナスの人生を把握して、この時代を勉強してから観るという必要があるように感じました。
評価 ★★★☆☆
監督: ジュリアン・シュナーベル
出演:ハビエル・バルデム、
オリヴィエ・マルティネス
アンドレア・ディ・ステファノ
ジョニー・デップ
ショーン・ペン
マイケル・ウィンコット
ナジャ・ニンリ


この記事に対するコメント
ai さんへ
ショーン・ペンと デップ それぞれ面白い位置にいる人物の役でしたよね!
なんか この作品 もう少し面白くできたのにな というのが感じられるだけになんかモヤモヤしてしまったのです。
本当に説明が足りてないですよね、
もっと この人物を知ってから観るべきだったのでしょうか(’ ’
NoTitle
同感です。デップとショーン・ペンのカメオ出演はとても印象に残る形でした。いろんな役をやろうという意欲を感じます。
作品的にはバルデムの演技力で光ったものの、わかりづらさがネックになり、観終えた後の「何かを感じる」感動に至らなかったのが勿体無いです。説明のし過ぎはしちゃ行けないけど、
しなさ過ぎもこまっちゃいますよね。
Myonさんへ
いつもブログ楽しく読ませていただいています!
はい、、あのボンボン あの美しさと タダものではなささ、デップでないと出せないですよねーー!
コブタ録画したこの映画、デップの出演シーンだけキャプチャーいれてます!
こんばんは、この作品はとにかくジョニー・デップの2役出演の印象が強いです!!(笑)
ボンボンのあの格好がそこまで似合う人もいませんよねww
TBさせていただきますm(_ _)m