Date:2011/01/26 19:58
評価 ★★★★☆
監督・脚本・脚色:フランソワ・オゾン
キャスト:カトリーヌ・ドヌーブ
ジェラール・ドパルデュー
ファブリス・ルキーニ
カリン・ビアール
ジュディット・ゴドレーシュ
ジェレミー・レニエ
この邦題は如何なものかと思いますが、映画はとても素敵な物語で楽しめました。
【ストーリー】「8人の女たち」のフランソワ・オゾン監督とカトリーヌ・ドヌーブが再びタッグを組んだコメディ。ブルジョワ主婦のスザンヌは、雨傘工場を経営する亭主関白な夫ロベールと優雅で退屈な毎日をおくっていた。ある日、心臓発作で倒れたロベールに代わり、スザンヌが工場の運営を任されてしまう。彼女は主婦ならではの感性で、傾きかけていた工場を見事に立て直すが……。(シネマトゥディ)

コチラの物語、ある意味キューティーブロンドなんですよね。同じテーマの作品でもフランスの感性で作ると、こんな味わいのある作品になるのですね。
最初は、平凡でお人好しな主婦が、横暴な社長である夫が倒れた事により、社会へと飛び出して新しい世界を知り成長するという物語だと思っていたのですが。
流石カトリーヌ・ドヌーブが演じる女性だけあって、只者ではありませんでしたね。これは回りの男の人を虜になるのも納得という魅力的な女性を演じていました。出てくる男性みんなを、力ではなく、無邪気な笑顔と存在感でノックアウトしてしまう様が圧巻でした。
最近はやや変わってきましたが、若い女性こそが美しいというアメリカや日本とは異なり、ヨーロッパって、女性は年を重ねるとまた魅力を増すといった考え方があるために、ヨーロッパの女優さんって年取っても輝いていますよね。
この記事に対するコメント