Date:2010/07/03 20:40
夫婦それなりに、気持ちは通じ合っているとは思うのですが、、互いの映画『観たがっている』『さほどでもない』という読みが狂っていることがあるんですよね?
私は元々コチラのシリーズ好きだったのですが、、『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』でガッカリし、スピンオフ作品で完全に見放してしまった為、映画館で観る気なんてサラサラなかったのですが、、。
私が観たがっていると勘違いし、私はオオブタさんが観たがっているんだと勘違いし、チケットを購入していた初日に鑑賞することになりました。
まあ2や、それに続くスピンオフよりかはましかな?
同窓会に参加して変わらぬ共との会話を楽しむみたいな感じな作品ですね。
【ストーリー】湾岸署を襲った連続殺人事件から7年。海外からの要人が降り立つ空港が近くにあり、高速道路や変電所などが立ち並ぶお台場は、テロリストの標的となっていた。そのため湾岸署は、よりセキュリティー設備が充実した新湾岸署への引っ越しをすることになる。引っ越しの作業を一任された青島(織田裕二)は、部下と一緒に取り掛かるものの、湾岸署管内で次から次へと事件が発生し……。
(シネマトゥディ)
本広克行監督は『スペーストラベラーズ』 『サトラレなどのなんともいえな惚けた世界とノリが結構ツボで』で填って、大好きでした。
そして、『踊る大捜査線』も好きだったのですが、、君塚良一さんと組んで映画へと乗り出してから、ちょっと気持ち的に離れてしまってました。
というか、、このシリーズが続くことで君塚良一脚本作品は観る気がしない映画という私の中の位置づけになっていました。
『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!』はまだ面白かったのですが、それ以降の作品は脚本が荒いというか馬鹿で、どんなに登場人物達が一生懸命格好良く行動してても、脚本の稚拙さから間抜けにしか見えない、、。
元々本広克行監督の作品って、コメディータッチのものが多くそれえだけに、誇張した表現とか荒唐無稽ともいえる設定とかはあるのは分かりますし、脚本の無茶さも勢いで乗り越えさせてしまう所があったのですが、、ここ最近、君塚良一氏と組んだ作品は、、勢いでだけでは乗り越えきれないほど脚本のアラが多く、そっちが気になって物語りにノっていけないんですよね。
今回の作品も、自シリーズのオマージュだけで作られたという感じで、今までのシリーズの様々な要素を繋ぎ合わせて物語を組み立てましたといわんばかりの内容。
それゆえに このシリーズのファンには、その部分での細かい演出が嬉しく楽しめるとは思います。
いつものメンバーの相変わらずなやりとりを楽しめるのも、シリーズならではの強さだと思います。
ただ、折角でてきた新しい登場人物が物語においてそこまで生かされていません。
和久の甥っ子として出てきた伊藤淳史もただ和久ノート読み上げるしか役割はなく、あまり和久さんの心を継承した人物のわりに扱いが軽かったように感じました。
小栗旬演じる鳥飼誠一は描き方が中途半端で最後まで何がやりたいのかよく分からない、また負傷したいきさつも自業自得としか言えず『そんな明かに怪しいものに引っかかる?』という感じで彼が優秀だというのにも疑問を感じてしまったのは私だけでしょうか?
まあ、彼のミステリアスな部分は、おそらくは続編を意識したもののとは思うのですが、、何なんだろう?という人物になっているのは残念でした。
この作品が面白くなかったとは言いませんが、、本広克行監督、、もう、、君塚良一さんと組むの辞めませんか?
なんか このシリーズやってると、、人気に甘えてこういう感じに撮ればファンは喜ぶからこうしたみたいな演出のみになり、本広監督自身個性って半減しているように思えるんですよね。
【オオブタさんの一言】まあ、前作よりかはましかな?

評価 ★★★☆☆
監督 本広克行
製作 亀山千広
脚本 君塚良一
出演 織田裕二
柳葉敏郎
深津絵里
ユースケ・サンタマリア
伊藤淳史
内田有紀
小泉孝太郎
寺島進
佐戸井けん太
小林すすむ
北村総一朗
小野武彦
斉藤暁
小栗旬
この記事に対するコメント
ばちろう さんへ
おひさしぶりです!
偉そうなこというつもりはなかったんですが、、どうも大手TV曲作成の映画って、酷いものが最近多く、、それが一般での評判が何故か高いという状況に、冷めてしまってました。
それに 元々、『踊る大捜査線』が好きだっただけに、2以降のひどさにガッカリでかかったので、、(><)
お久しぶりです~
わおっ!!さすがコブタさん辛口ですね~(@◇@)
でも、そういう意見も参考になります(^0^)
ただ、私は単純なので小ネタ満載でとっても楽しめましたよ♪♪
物事を深く読み取れないヤツなんで(^^;)
そこまで考えが及ばないーー(苦笑)
でも友人も一番最初の映画は良かったけどねぇという感想でした(^^;)
>折角でてきた新しい登場人物が物語においてそこまで生かされていません
そうですね、ご指摘の部分は確かにそうかもしれませんね。
せっかくの良いキャスト使ってるのに勿体なかったかも。
小栗旬の野心あふれる目とっても良かったんですけどねぇ。