Date:2010/06/12 22:23
最近は、悩めるヒーローが多い中で、コチラのアイアンマンは基本的に脳天気で、観ていて突っ込みたくなるほどの大胆行動が魅力のヒーロー。
今回は 二作目ということで彼らしくもなく 悩んでしまっているみたいですね。
そこが、映画の深みを与えるというよりも、映画のテンポを悪くしてしまっている所があるような、、
【ストーリー】パワード・スーツ受け渡しの国家命令を拒否した科学者兼経営者のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。ある日、トニーの前にウィップラッシュ(ミッキー・ローク)なるアイアンマンと互角のパワーを持つ敵が現れたことから、トニーは再びパワード・スーツに身を包みアイアンマンとして立ち上がる。
(シネマトゥディ)
こういうヒーロー物の映画の二作目の良さというのは、キャラクターや世界を等を説明する必要がないためにいきなり本題から入れるために、テンポよく物語を始められるもの!
にもかかわらずこの作品は、主人公が最初からある悩みを抱えている為に、ウジウジしたり奇行に走ったりしているので、そういう意味では勢いを半減させてしまっているのが残念な所。
トニー・スタークというと、基本的に超金持ち育ちで育ちの良さからくる素直さと浮世離れしていて脳天気さをもっていて、キザなんだけど純粋さと無邪気さがいあるところから嫌みがなく愛すべきキャラになっていてそれを楽しみにしていたのもあるのかもしれませんが、チョットイマイチに感じたのは仕方がないのでしょうか?。
敵よりも、自分自身や自分の父といったものと向き合おうとしていることで、折角個性的にでてきたミッキー・ローク、トニーになりそこなったライバル会社の社長サム・ロックウェルがが敵として存在してもあまり対立感がまったくなく生きてません。
それに加え謎の存在として登場するグウィネス・パルトローも良い味出しているけれど、、全てがバラバラと行動し点在し一つのアイアンマン2という世界を盛り上げてないのが勿体ないですよね。
トニー・スタークと もっとそれらのキャラをぶつけて絡ませて、盛り上げていく、物語の方が良かったのではないでしょうか?
折角、好きになったヒーローだけに、もう少し格好良さにバトルに思いっきり燃えたかったかな~



評価 ★★★☆☆
監督 ジョン・ファヴロー
製作 ケヴィン・フェイグ
原作 ジャック・カービー / スタン・リー
脚本 ジャスティン・セロー
出演 ロバート・ダウニー・Jr
グウィネス・パルトロー
スカーレット・ヨハンソン
ミッキー・ローク
ドン・チードル
サミュエル・L・ジャクソン
この記事に対するコメント
ノラネコ さんへ
面白かったのですが、私は前作の軽さが好きでした!
でも、そういう制作側の意図と、、たしかにそういう見方もできるんですね~
でも折角個性的な敵を 脚本が何か生かせてないのがちょっと残念だったんですよね、、
こんばんは
私としては前作より楽しめました。
この映画、能天気でマッチョなアメコミテイストと、そんな自作に対する自虐的な蔑みが表裏に同居してると思うのですが、裏の部分がより強くなったと思います。
たぶん脚本の影響だと思いますが、前作と「トロピックサンダー」を合体させたような印象でした。