コチラの作品、、かなり公開が遅れれましたよね、、。
しかも、、宣伝がなんとも煽り系で、錯覚がウンネンとかいった内容になってきて、、映画としてはなんとも危険な香りを感じていたのは私だしょうか?
トンデモ映画になってしまったのでは?と予想していたのですが、、見てみたら、、、ふつ~のサスペンスミステリー映画?
まあ、考えてみたら、『ミスティック・リバー』のデニス・ルヘイン 原作で マーティン・スコセッシ-が監督となると、、そうそうオカシイ映画を作ってくるわけはないですよね、、。
【ストーリー】精神を病んだ犯罪者の収容施設がある孤島、シャッター アイランド。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪(しっそう)事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)は、この孤島の怪しさに気付き始める……。
(シネマトゥディ)
コチラ、、面白くないわけではないのですが、スコセッシ-の真面目さが出ているのか、、とても丁寧に伏線を貼ってくれているためにオチはすぐに読めてしまうんですよね。
なので、ミステリーをあまり期待していかないほうが良いかもしれません。
ミスリードの見せ方、登場人物の行動があまりにもいかにも過ぎて、そこまで物語にハラハラさせられる所はないんですよね。
逆にそのいかにもな雰囲気は最高に楽しめますし、主人公の心情風景を映し出している映像が美しく観ていて心地よいものがあります。
映画の前にある 錯覚がウンネンといった紹介も、、あれは余計で、さらにネタバレしやすくしているのではないでしょうか?
ただ、この映画、事件の真相でも、脚本に仕掛けられたネタが描きたいことではなく、映画全体で表現しているのは主人公の心の葛藤!
彼は真実を受け入れたときに、、どのような選択をするのか?
そういった部分も含めてみると、面白い余韻をもった作品だと思います
【オオブタさんの一言】シャッターアイランドの電源が一斉に落ちたのと同時に、俺の意識もオフになりそのあたりの記憶が何故かないのよね、、

評価 ★★★☆☆
監督・製作 マーティン・スコセッシ
製作 ブラッドリー・J・フィッシャー
マイク・メダヴォイ
アーノルド・W・メッサー
製作総指揮 クリス・ブリガム
ジャンニ・ヌナリ
ルイス・フィリップス
原作・製作総指揮: デニス・ルヘイン
脚本・製作総指揮: レータ・カログリディス
出演 レオナルド・ディカプリオ
マーク・ラファロ
ベン・キングズレー
ミシェル・ウィリアムズ
パトリシア・クラークソン
マックス・フォン・シドー
エミリー・モーティマー
ジャッキー・アール・ヘイリー
イライアス・コティーズ
テッド・レヴィン
ジョン・キャロル・リンチ
クリストファー・デナム
この記事に対するコメント
こんばんは
何となくですけど、スコセッシはネタバレしてるのを承知でやってる気がしました。
まあ向こうではベストセラー小説らしいし、本気で謎解きを楽しみにして来るお客よりも、既にどんでん返しを知ってる人に向けて色々と間違い探し的な楽しみを提供してる様な。
最後の最後のオチは原作には無いらしいので、余計にそんな気がしました。
こんにちは♪
今となっちゃ、冒頭のあの錯覚云々は思いっきりネタあかし
してるんじゃ?と思えてならんですわ。
別にオチが「ポートピア殺人事件」でも一向に構わんのです
が、それならそれでもう少しスリリングに見せて欲しかったな
ぁと思うところですが、ラストのあのセリフでなんとか救われ
たかなぁと。
凶悪犯を収監している病棟の映像は正に主人公の心の中
を描いてるように思えました♪ (゚▽゚)v