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●月に囚われた男(MOON)

●月に囚われた男(MOON)この日は109シネマズデーとチッタポイントデーが偶然にも重なってしまった日。

なので、日中チッタでコチラの作品を鑑賞し、夜『第9地区』『シャッター・アイランド』の3本梯子鑑賞という強行スケジュールになってしまいました。

個性的な映画ばかりの一日になりますね~

とはいえ、コチラの映画、個性的というより、、クラシカルな感じで懐かしい香りのする映画でした。

ネタバレはしない主義ですが、予告、物語紹介でも描かれている内容でだいたい察しがつくことと、それを描くための映画でないことであえて今回は語ってしまっています。
なのでそれが嫌な方は読まれないで下さい。


【ストーリー】サム(サム・ロックウェル)は地球で必要なエネルギー源を採掘するため、3年間の契約で月にたった一人で滞在する仕事に就く。地球との直接通信は許されず、話し相手は1台の人工知能コンピュータ(ケヴィン・スペイシー)だけの環境だったが、任務終了まで2週間を残すある日、サムは自分と同じ顔をした人間に遭遇する。
シネマトゥディ


予告編を観た感じだと、スペースサスペンスな感じで、限られた空間の中で主人公が恐怖と緊張の中で何者かと闘っていく映画?とも思えるのですが、戦いというかある男が自分の存在意義について考えるという自己確認を描いた映画なんです。
なので、諍いといった事も少なく、静かに流れていく映画で、華やかなSFを期待するとガッカリするかもしれませんが、昔のSF映画の雰囲気がありそのクラシカルな空気が良く私は好きでした。

また物語も内容もキャスティングもシンプルで、下手したら舞台でも出来るのではないでしょうか?だからこそジックリ物語を感じることのできる作品でした。

月基地の中で、3年という勤務を強いられた男。
しかも通信装置が壊れていて、直接の交信が出来ず、外部とは木星経由で家族とも録画された動画のやりとりしかできない状態。

そんな世間と隔離された状態で過ごすサムが、ある日基地の外で負傷したもう一人の発見自分を発見する。

その事で自分がクローンであることを知り、オリジナル?とクローンとの何とも奇妙な共同生活が始まり、そのことによって月基地における自分の置かれている状況が異常な事に気がつき始めるという物語。

この映画の面白い所は、二人のサムは基本的に同じ人間、一人はサムとしての記憶があるものの生まれたばかりで実体験を殆ど何もしていない状態、でもう一人の方は3年という月日をその基地で過ごしてきたという経験値が加わっていることで、まったく同じ人、それぞれは同じ立場のようで違った感覚と感情と身体をもっている所。

基本的に善人であるものの、人付き合いにおいては不器用で慎重な性格。もう一人の自分に対して、敵意を抱くことはなくてもかといって意気投合して一緒に行動するわけでもなく、一定の距離感をもって、違った方向から月基地の秘密を暴きそして自分達の為に何をすべきかを考え行動していきます。

とんでもない秘密を抱えた基地、それを見守り続けるコンピューターのガ-ディー、自分自身の秘密に気づいてしまった二人のサム。そして故障した採掘機の修理と後処理の為にやってくるエンジニア。
企業にとっては最悪なアクシデントでしかない状況で、エンジニアがやってくるとその状況がもしバレて二人とも処分されてしまうのは確実という緊迫した状況で、それぞれがどういう決断を下すのか?

その静かな緊張感が、それぞれ二人のサムの想いを上手く盛り上げていて観る人を切なくしていきます。

同じサムでありながら、全てを知り運命を受け入れざるえないサム、想いのまま運命から放たれるための行動をするサム。まったく異なった結末を迎える二人のサム。
でもどちらも同じ想いと目的をもった同じ人間なんですよね。でもどちらも彼が本当に求める幸せは掴む事が出来ないそこが何とも悲しいですよね。

【オオブタさんの一言】ケヴィン・スペイシー 声だけでも彼だと分かるものね!
思ったより地味な物語だったけど楽しめた





●月に囚われた男(MOON)

評価 ★★★★☆

監督・脚本 ダンカン・ジョーンズ
製作 スチュアート・フェネガン
   トルーディ・スタイラー
脚本 ネイサン・パーカー
撮影 ゲイリー・ショウ

出演 サム・ロックウェル
ドミニク・マケリゴット
カヤ・スコデラーリオ
ベネディクト・ウォン
マット・ベリー
マルコム・スチュワート
(声の出演)
ケヴィン・スペイシー

この記事に対するコメント

こんばんは

そういえばこういうSFって作られなくなったなあ・・・と思って観てました。
どうやら監督も同じ想いだったらしく、文学性と哲学性のある嘗てのハードSFを目指したらしいです。
オヤジとは違う方向性ですが、ダンカン・ジョーンズもなかなかにセンスオブワンダーを持った人の様なので、今後が楽しみです。

【2010/04/20 01:22】URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]

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