サンドラ・ブロック アカデミー賞 ラジー賞W受賞おめでとうございます!
この映画のサンドラ最高! キュートでクールでファニーで情熱的そんな彼女の魅力が凝縮されていたこの作品!オスカーも当然といったら当然ですよね!
兎に角 暖かくて良い映画!私のかなりツボに填った作品です!
ハート・ロッカー観た後の カラッカラに渇いてしまった心をこの映画が見事に潤わせてくれました!
こんなに 暖かい幸せで泣ける映画って珍しいかもしれません。
【ストーリー】家族と共に車で帰路に着くリー・アン(サンドラ・ブロック)は、雨に濡れながら夜道を歩くマイケル・オーア(クィントン・アーロン)に目を留める。自宅に連れ帰ったマイケルの境遇を知り、一家に迎え入れることにしたリー・アン。アメリカン・フットボールを始めたマイケルの適性をリー・アンが見いだしたことから、マイケルの才能は一気に開花する。
(シネマトゥディ)
ラグビーに纏わる驚きの実話を元にした映画というと、最近『インビクタス』がありましたが。
コチラは所謂スポーツがテーマでもなく、マイケル・オア-というラフビー選手のサクセスストーリーを描いたというわけでもなく、マイケル・オア-とテューイ一家との心温まる愛の物語。。
愛の物語といってもマイケル・オア-の後見人となったテューイ一家の行動を美談として感動的に描いているのではなく、どちらかというと行動派でどこかぶっ飛んだ所もあるキュートなリー・アンやその家族と、物静かで感情表現も下手だけどピュアなマイケルのやりとりとコミカルに描きいています。
マイケルを取り巻く人たちの人間臭い様子を見せ、逆にマイケルと同じように社会の死角(ブラインド・サイト)にいてそこで朽ちていくしかない多くの人間の姿を浮かび上がらせているんですよね。
ホームレス同然のの少年を家に招きいれてそのまま家族として援助を続ける!そしてその少年が素晴らしいプロ人気ラグビー選手になる!
奇跡の物語ともいうべき内容だから映画になったわけですが、何故こういう事が現実に起こりえたのか?。
リー・アンが並外れたお人好しだったから? マイケル・オア-がとてるもなく運の良い男だったから?
善人なことは確かですがリー・アンはバカ正直なお人好しというわけではなく、学力も高く夫婦ともビジネスで成功した共産党支持でセレブな典型的な南部の白人、でも因習とか偏見はあまりもっておらず、どちらかというと直感で生きている女性。
マイケル・オア-は、ドラック中毒の母親に育てられ、12人の兄弟ともほぼ生き別れ状態、どの里親にもなじめなくて転々とし、結局誰にも頼ることができない状態で孤独に陥っていた少年。並外れた運動神経はあるものの、極度の内向的で運命を静かに甘受生きているタイプ。
でもその環境に一切染まることなく、ピュアで真っ直ぐに育ったマイケルの素直さと健気さは周りを動かす力をもっているんですよね。
知人男性も、彼に未来を掴んで欲しいと感じ無理矢理でも白人ばかりが通っているカトリックの学校に入学させ、リー・アンも彼に未来を与えたくて援助をすることになり、それから様々な人物の愛情と援助を受け成功を収めていく、これこそが彼が最も優れている保護力と並んでもっている保護され力のように感じました。
彼が成功したのは、彼自身の運動能力の高さだけでなくこの特性があってこそなんですよね。
周りが与えた愛情といった想い、期待全てしっかり受け止め応える人物だからこそ起こりえた奇跡ともいえます。
逆に言えば、そんな奇跡が起こらない限り、ブラインドサイドに生きる人達がそこから抜け出す事が出来ない現実もしっかりと存在しているんですよね。
そういった事をシッカリ描いているからこそ、このタイトルに込められた裏の意味を観て考えさせられます。
また、、サンドラ・ブロックが、リー・アンという女性を本当に魅力的に演じていて、彼女が演じたからこそ彼女の言動がいっさい態とらしくも嫌みにも異様にも感じず気持ちよく映画を観ることができました。
リー・アンが兎に角面白くパワフルでキュート!!
彼女のパワーが、引っ込み思案のマイケルの心の扉をあっさりの開いたのも頷ける大きさを感じました。
また対してクィントン・アーロンがあの図体で、●イフルのワンちゃんに匹敵するほど、観る人をキュンとさせる凶悪な可愛さを作り出すという所も驚きです!
こんな黒人の大男をみて なんて可愛いの!抱きしめたい!と思ったのは始めてです!
出会いこそは奇跡でも、あとはマイケルを愛し出来る限りのものを与えたテューイ一家と、それにシッカリと応えたマイケル
【オオブタさんの一言】人との関わりから生まれる 幸せの姿に感動した。

監督・脚本 ジョン・リー・ハンコック
原作 マイケル・ルイス
製作 ギル・ネッター
アンドリュー・A・コソーヴ
ブロデリック・ジョンソン
出演 サンドラ・ブロック
ティム・マッグロウ
クィントン・アーロン
キャシー・ベイツ
リリー・コリンズ
ジェイ・ヘッド
レイ・マッキノン
この記事に対するコメント
『私の中のあなた』 も 家族の愛の暖かさに泣く映画ですよね!
あと、、『マーリー世界一お馬鹿な犬が教えてくれたこと』も暖かさに泣けるんですよね~
こういう映画って 大好きです!!
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コブタさんこんばんは♪
グラフの一言の、「こんなに幸せで涙する映画ってないよね」の一言に、納得!です
去年だと、『私の中のあなた』も自分的には、家族の温かさや、それぞれの優しさに思わず泣けてしまった作品だったのですが、
この作品も同じような動機で泣けてしまった映画でした。