コチラの映画ですが、、観るかどうかずっと迷っていたのですが、、
観て良かったです!!すっごい面白かった♪
かなり 私のツボにはまった映画でした~
現実ではなく、自分の見たい恋愛の姿を通して理想を膨らませてアタフタする話というと、、先日みた『そんな彼なら捨てちゃえば』にもあるのですが、
最初から恋をしたいモードから始まっている女性視点と、シャイな男性視点の物語、、受ける印象もかなり変わってきますよね。
どちらにしても、、振り回されるのは男性。
また駄目だったら次の恋に向かう女性と、コチラのようにひきずり抜け出せなくなる男性、、やはり女性のほうがいろんな意味で強いということなのでしょうかね、、
【ストーリー】グリーティングカード会社で働くトム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新入りのサマー(ゾーイ・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。ある日、好きな音楽をきっかけに意気投合し、いいムードになった二人。そんな中トムは、サマーに対して「彼氏はいるの?」と聞くと……。
(シネマトゥディ)
最近、『SATC』『男と女の不都合な真実』『そんな彼なら捨てちゃえば』など男の本音、女の本音 などを描いた作品って多いのは気のせいでしょうか?
コチラの映画も、草食系文学青年の恋愛における本質を描いたものなのですが、男性の本質だけではなく、恋愛の本質というのをかなりぶっちゃげて語っているところが面白いです。
でも それらの映画ってディドルメされた内容なものが多く、その分感情移入も低く『ああ 分かる分かる!』と言いながらも無邪気に楽しめたのですが、、
コチラの恋する男の姿は、コメディータッチで描いているようでかなりリアル、その為笑いながらもなんかキュンと切ない気持ちになる映画です。
多かれ少なかれ恋愛って 相手を理解してつきあうというより自分の求める理想に相手がいかに沿っているのか?もしくは沿わせる事が出来るかという部分ありますよね。
実状と理想の差が少ないと、上手くいくけれど、、差がでかいと勢いでなんとか上手くいっていた関係でも壊れていく、、。
この作品の主人公トムはなまじ想像力が豊かなばかりに、理想を膨らませ、二人の時間というものを実状以上に素晴らしいものへと変換していける人。
それがトムの幸せな所であり、不幸な所。彼の豊かな情緒が最高の状況も最悪の状況も人よりも倍以上大きく心に響いてきてしまうんですよね。
トムがサマーにというよりサマーへの想いに翻弄され迷走しながら 長い夏(サマー)から抜け出すまでを描いた物語。
その真逆な感情に陥っているトムのサマーとの500日の日々を前期と後期を同時に進行させることで、よりそれぞれの状況をさらに強調して魅せている脚本が見事としか言いようがありません。
また物語のコアとなっているサマーを 最初こんな感じの子です!という簡単な説明はあるものの、彼女視点の描写はなく、観客が彼女を感じるのはあくまでもトムを通して見える姿。
そうすることで彼女をどんな人物ととるかを観客にゆだねていて、そこがトムと一緒に彼女に対する疑似恋愛を体験し彼女に対して色々感じたりすることができるようにしています。
昔の 恋に一喜一憂していた時代を思い出すそんな作品でした。
ちょっと オオブタさんに観てもらいたかった映画かな、、トムの行動、サマーという女性をどう観たのかを聞きいてみたい感じがしました。
あと 映画と関係ないのですが、、ジョセフ・ゴードン=レヴィットの顔みていて、、エドワード・ノートンを思い出してしまいました、、
好きな俳優さんなのに最近見掛けませんが、、どうされているのでしょうか?
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評価 ★★★★☆
監督 マーク・ウェブ
脚本 スコット・ノイスタッター / マイケル・H・ウェバー
製作 ジェエシカ・タッキンスキー / マーク・ウォーターズ / メイソン・ノヴィック / スティーヴン・J・ウルフ
撮影監督 エリック・スティールバーグ
出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット
ゾーイ・デシャネル
ジェフリー・エアンド
クロエ・グレース・モレッツ
マシュー・グレイ・ガブラー
クラーク・グレッグ
レイチェル・ボストン
ミンカ・ケリー
この記事に対するコメント
ばちろうさんへ
これは お勧めですよ~
是非みてくださいな~
あと 好きな映画に出ていた人だ~
という繋がりで、映画がより楽しくなってしまう事ってありますよね
私も『ジェームズ・クロムウェル』 ベイブのおじいさんだ~とか LAコンフィデンシャルのダドリーだ~とか 映画に登場するたびにいつもそういう妙にワクワクした気持ちでみています!
初めて予告を観ました
昨日違う映画館に行ったので違う予告が流れててこれを
やっていました。
なんか面白そうだなぁって思ったですよ♪
こちらではおそらく上映はもう少し後になると思いますが。
で、このジョセフ・ゴードン=レヴィットどっかで見たことが・・・
って思ってたらヒース・レジャー主演の『恋のから騒ぎ』に出てた
俳優さんだったと気がつきました!!
なんか関係した俳優さん全てが気になって仕方ない私(笑)
なので機会があればこの映画も観たいって思ってます(^^)
ジグソーさんへ
コチラは本当に面白かったです!
脚本もいいし 映像の見せ方も面白い!
最高でした!
女性よりも 男性に評判が高いみたいですね!
私は サマーにそこまでむかつかなかったんですよね。
なんか 主人公が惚れたのも納得でした。
エドワード・ノートン、、 顔色が元まだ戻らずに表にでてこないのでしょうかね~
好きな俳優さんだけに、、また姿を見たいものです(><)ノ
今年はまだ6本しか見てないですが、今のところぶっちぎりで好きな作品です!
一つ一つの演出がとにかく冴えてて、物語も面白い、さらに終わり方が最高!・・・文句なしっす!!
これ男女でかなり意見が割れるそうです。
男は共感、女はサマーにいらだつそうです(笑)
エドワード・ノートン確かに肌が緑になって以来見かけないですね。
僕と誕生日が一緒なので応援してるんですよ(笑)
ノラネコさんへ
みましたよ~
最高でした!!
『男は共感』!ですかいいですね
現実的な人や 頭が筋肉な人には 共感は無理でこの映画に共感できるという男性は、特に感性が豊かでやさしい人に思えるのは私だけでしょうか?
だから これを楽しめた男性っていいな!と思ってしまいました。
オオブタさんは、、どうなのかな、、というのがあって 反応が気になる私でした、、
最後の オータムのくだり 最高ですよね!
本当に上手い!!と思わず言ってしまう脚本でした!
スパイダーマン この方でしたか、、これなら 物語も期待できそうですし 楽しみですね!
こんばんは
ご覧になったのですね。
「今度は愛妻家」のキャッチコピーに、「女は共感、男は反省」というのがありましたが、こちらは「男は共感」出来るラブコメでした。
脚本家の自伝であるというこの話、果たして実際にオータムは現れたんでしょうかね(笑
ストーリーは実にシンプルなんですけど、見せ方が粋で、センス・オブ・ワンダーに溢れていますよね。
マーク・ウェブは、次期スパイダーマンの監督に決まったらしいので、非常に楽しみです。