Date:2009/12/19 21:37
この日、観た映画は コチラと、『フォース・カインド』、、たまたまですが両方とも真実を元にした映画。
映画で描かれている世界を信じるかどうかは貴方次第というスタンスで、実は全てパチモンだった『フォース・カインド』
映画で描かれている内容はほぼ真実だけど、一部誇張しちゃっているよ、あしからず!というスタンスで描いているのはコチラ『インフォーマント』
どちらにしても、え~嘘でしょコレ!という内容なんですよね~。
とはいえ、コチラの『あり得ない』はウィテカーの一般的感覚からかけ離れた行動で、かなり楽しく笑えます!
【ストーリー】アメリカの大手穀物商社に勤めるマーク・ウィテカー(マット・デイモン)は将来を嘱望された優秀な社員だったが、会社が国際価格カルテルを結んでいると内部告発する。告発を受けたFBIは捜査を開始してマーク・ウィテカーに物証を迫るものの、重要証人である彼は供述を二転三転させ、立件自体が困難になっていく。
(シネマトゥディ)
この映画、映像の見せ方とシーンの切り方がテンポよく、軽快にマーク・ウィテカーという人物を楽しく魅せてくれます。
ある人物が、自分の嘘から困った事態になり、それを打開するために右往左往するというと、一見よくあるイタリア喜劇なのですが、、
この映画、、怖い所はその最初に問題に巻き込まれた人物よりも、、関わった周りの人物のほうが振り回され大変な目にあるという事。
マーク・ウィテカーという人物が、とにかくとんでもなく、何をしでかしてくるのかが分からず、最後この人物がとこに行き着くのかが見えず面白いです。
驚くほどの楽天家で、野心と自己顕示欲の塊で、いろんな意味で行動力があり、頭の回転が良すぎるのか回りすぎて余計な事までしてしまうことが多々あり、、ある意味とんでもない大物なのか馬鹿者なのか分からないのが この映画の主人公マーク・ウィテカー。
最初も大手企業で若いながら重役まで上りつめ、現在も別の企業でそれなりの地位にいることからビジネスの才能はかなりある方なのでしょうが、、逆に何故ここまで一般常識とかけ離れた思考の持ち主が現実社会でそこまでの地位を築けるのかが不思議ですよね。
またあれだけの世間を騒がしかなり大変な状況に追い詰められても、ずっと側に連れ添って、離婚王国アメリカにおいて別れるということもしない妻をもっているという意味でも、幸せな人物ですよね!
怖いくらい価値観がここまで合っている夫婦で、その奥さんの夫同様ズレているものの一途さというか真っ直ぐさがまたいい味を出していて良かったです。
この脳天気な夫婦ならこの映画も、楽しく観ているのではないのでしょうね~。
今、いろんな意味で行き詰まってしまっている世界だけに、この映画を観て、マーク・ウィテカー根拠のない明るい行動力は見習いたいものがありますよね!
(あくまでも行動力であり 行動や行為ではありません)
気持ちよく笑えた映画でした!
【オオブタさんの一言】私はソダー・バーグはどうも合わないけれど、これは面白かった

監督 スティーヴン・ソダーバーグ
製作 グレゴリー・ジェイコブズ
ジェニファー・フォックス
ハワード・ブラウンスタイン
カート・アイケンウォルド
製作総指揮 ジョージ・クルーニー
ジェフ・スコール
マイケル・ロンドン
出演 マット・デイモン
スコット・バクラ
ジョエル・マクヘイル
メラニー・リンスキー
ルーカス・キャロル
エディ・ジェイミソン
ラスティ・シュウィマー
リック・オーヴァートン
トム・ウィルソン
クランシー・ブラウン
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