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●カールじいさんの空飛ぶ家(Up)

●カールじいさんの空飛ぶ家(UpCGアニメはのきなみ3Dとなってきて、それはもう素晴らしい映像世界を楽しめるのはいいのですが、、、。
価格意外に3Dで困る事というのを、私はこの映画で気がついてしまいました!

泣くような映画で、3Dは、止めませんか?

眼鏡が邪魔で、涙が非情に拭きにくいのですが、、、。

コチラの作品を観る前、眼鏡渡されたときにえらく眼鏡が汚れていたのは、、、もしかして前観られた方が泣いた後だからだったのでしょうか?




【ストーリー】いつか世界を旅して回りたいと思っていたカールも、今や78歳。最愛の妻は亡くなってしまい、夢をかなえるには年を取り過ぎている。しかし、何と数千の風船を家に結びつけ、空高く飛び立つことに成功。カールは8歳の少年ラッセルとともに冒険の旅へと出発する。
シネマトゥディ


『この作品を観て宮崎駿の真の後継者は アメリカで育っていたんだ!と思った』 
ジブリの鈴木敏夫プロデューサーにこの言葉を言わしめたのがコチラの作品。

シンプルながら深いテーマをもった大人も深く感動できる素晴らしい物語、観る人をワクワクさせる冒険、空を駆ける爽快感と、確かに一般の人がジブリ作品に求めていた要素がこの映画にすべて入っているんですよね。

また、BGMを極力抑えて、台詞ではなく映像で物語を見せている部分が多く、情感たっぷりの大人のファンタジーとなっていました。

家に風船をつけてそれで旅行するという一見滅茶苦茶な物語なのですが、カールじいさんが何故そんな無茶な方法でパラダイスの滝を目指すのか?というのを冒頭で描かれる夫婦の歴史があるために納得して観る事ができるんですよね。
それに加え、描かれている夫婦のちょっとしたエピソードや、ラッセルの子供ならではの大人の思い通りにならなさや無邪気で馬鹿な部分など 人間くさい所をリアルに描いているあることで登場人物に深みを与えています。

物語も素晴らしいのに、奥行きのある広がる空間、風船の陰の透け感、パラダイスの滝近辺の豊かな自然の感じなど素晴らしく、映像を見ているだけで気持ち良かったです。

『人生は旅だ』という言葉がありますが、この作品を観ると一生懸命生きる人生、どこかに出かけることをしてなくてもそれは素敵な冒険なんだということを教えてくれます。


私のピクサー作品の中でのベスト3の中に入るほど好きな作品になりました!

この作品のお陰で、今年のベストムービーランキングがより悩ましい事になってきました。

このあと、、パブリック・エネミーもあるし、、かといって外したくない映画もいっぱい、、困りましたね、、



@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

ピクサー作品でおなじみのおまけのショートムービー『晴れ ときどき くもり』もいい作品でした!
ショートムービーのほうも、ひとネタ的なものから、短いながら深い物語があるものが出来てきていますよね!
気持ちよく笑えて、最後になんかホロっとさせるそんな空気が良かったです。
コチラの作品今回、『カールじいさんの空飛ぶ家』のラッセルのモデルにもなったピーター・ソーン監督の作品ということですが、コチラのキャラクターの雲!! コチラも監督にそっくりだったのに思わず笑ってしまいました!。


【オオブタさんの一言】久しぶりに大満足できたピクサー映画だった。
もう オープニングから号泣ものです!
子供も楽しめると思うのですが、、大人になるほど泣ける作品

ワッピーの空間での記事はコチラ




●カールじいさんの空飛ぶ家(Up評価 ★★★★★

監督 ピート・ドクター

脚本・共同監督 ボブ・ピーターソン

製作 ジョナス・リヴェラ

声の出演 エドワード・アズナー
クリストファー・プラマー
ジョーダン・ナガイ
ボブ・ピーターソン
デルロイ・リンドー
ジェローム・ランフト
エリー・ドクター
ジェレミー・レアリー


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この記事に対するコメント

ノラネコさんへ マサルさんへ 

ノラネコさんへ 
はい!鈴木氏がそういうコメントを残していました。
ノラネコさんからジブリの後継者問題についてのお話を聞かせて頂いていただけに、この言葉がより深い意味をもったものに思えました。

てっきり、ノラネコさんは 『カーズ』が一番だと思ってました!

私は『ファインディング・ニモ』が一番なのかな、、(’ ’



マサルさんへ 
今 特にマサルさんは忙しそうですよね!
逆にその業界にお世話になっている私の姪っ子甥っ子も正月返上の大変さで、、来年の年明けは会うことができなく寂しい状態です。
忙しいだけに、お身体をご自愛くださいね!
私も、次は吹き替えで楽しみたいのですが、、もう一回観に行く時間がないのでBlu-ray版なのかな?と思っています。

【2009/12/13 23:36】URL | コブタ #-[ 編集]

こんばんは。
 私はまだまだPIXER作品でも未見のものが多いのですが(にわか映画ファンなもので...)、その少ない(カーズ以降)観賞作品の中では、一番好きな作品となりました。こういう冒険活劇を観ると、子どものころにワクワクしながら長編アニメを観ていたころを思い出して思わず表情がほころんでしまいます。実際、今回の作品を観ながら私、かなりニヤついていたと思います。(^^;
 カリ城と似たプロットや、コナンの名シーンを彷彿とさせる飛行船シーン、もう最高でした。個人的には、クリスマス・キャロルと比べて、3Dであるメリットをあまり感じない作品だったので、今度は2Dで観てみたいなと思っています。もう1度行くには..うーん、塾業界は冬は忙しいのでちょっと厳しいのですが。ま、とにかくBlu-ray版を買うことは確定してしまいました。

【2009/12/08 21:22】URL | マサル #qDBtKGMg[ 編集]

こんばんは

鈴木氏はそんな事を言ってましたか。
まあ確かに、ピート・ドクターの映画にはイーストウッドに近い侘・寂を感じますね。
監督作品以外でも彼がストーリーに関わっている作品は、独特の無常観を感じます。
主人公がモンスターだったり、忘れられたロボットだったり、本作の老人と子供だったり、孤独な存在なのが特徴かもしれません。
私はピクサー作品の中では「モンスターズ・インク」が一番好きなのですけど、これもかなり上位に来る作品です。

【2009/12/07 23:40】URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]

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