しかし、面白かった作品ならともかく、、微妙に感じた作品の鑑賞後の舞台挨拶ってどういう顔で臨んでいいのか困るものがありますよね。
目をキラキラさせて『ブラボー』と叫んだり、『感動しました』と質問コーナーで監督と松山ケンイチさんに熱く語っているファンのパワーに圧倒されました。
ファンの愛って凄いですよね!大好きな俳優さんが出演しているだけでそこまで感動できるなんて、、、。
私は、大のジョニデファンですが、、逆に期待が高めになる分評価は厳しくなる、、そういう意味では質の悪いファンなのかな、、と思ってみたり。
でも犀監督の意外にお茶目な所と、松山ケンイチさんの生真面目な性格を生で堪能できたことで、この舞台挨拶付の回を観た甲斐があったのかもしれません。
【ストーリー】鉄の意志を持ち、見事な剣の腕前を持つ忍者カムイ(松山ケンイチ)は、おきてにがんじがらめにされた忍びの世界に閉口してそこから抜け出す。かつての仲間、大頭(イーキン・チェン)やミクモ(芦名星)はそんな彼を裏切り者とみなし、執拗(しつよう)にその後を追う。ある日、漁師の半兵衛(小林薫)を助けたことでカムイはその家族に歓迎されるが……。
(シネマトゥディ)
この作品、、実際俳優さんが行っている部分のアクションも悪くはなく松山ケンイチをはじめ俳優も個々のキャラクターをしっかり表現しいい演技をしているのに、全体を通してみると冗長で退屈。
物語もイキナリ途中から始まり淡々と様々な人物がカムイの前にただ現れるという展開に、戸惑う人も多いのではないでしょうか?
なんか原作にある登場人物の出てくるエピソードをただ繋いだだけという感じでなんか話の繋がりが悪いのも テンポを悪くかんじさせています。
映画の中で見せたい本当の自分を求め自分らしく生きられる場所を刹那に求めていくというカムイの生き様が効果的に表現できてないように感じました。
またCGで表現されている、忍者の戦いが柔らかい動きでもっさりとしすぎて、緊迫感に欠けていることも全体を暈してしまったのかもしれません。
うーん もっと盛り上がった面白い映画にもなったと思うのに、なんでこんなノリになったのでしょうかね、、。
【オオブタさんの一言】生身の長くアクションはいいのですが、CGで作られた部分の映像のあまりものショボさにビックリしました。
あと 脚本があまりにも 繋がりが悪く物語りの面白さをまったく表現できてない、、
つい鑑賞後にいらしてた犀監督に直接このなんでこんなグダグダなみせ方にしたのかと聞きたくなってしまった

評価 ★★☆☆☆
監督・脚本 崔洋一
原作 白土三平
脚本 宮藤官九郎
出演 松山ケンイチ
小雪
伊藤英明
大後寿々花
イーキン・チェン
金井勇太
芦名星
土屋アンナ
佐藤浩市
小林薫

この記事に対するコメント
出人さんへ ノラネコさんへ
出人さんへ
コメントありがとうございます!
そうでしたか~私はそのあまりにものモッサリとした感じに疲れてしまいました。
もっと 忍者の戦い 格好良くシャープにみせてくれると思ったのですが(--;
期待していったのがいけなかったのかもしれません(><)
ノラネコさんへ
本当に何も残らなかったですよね。
もう少し色々みせてくれると思ったのですが、、、
役者はそれぞれいい演技していただけにもったいないですよね、、
そういえば 私クドカンってあまり好きではなかったこと 観終わったあとに思い出しました。
彼が携わった作品 ことごとくあわないし、、(--;
マツケンは悪くなかったんですけどねぇ。
クドカンみたいな作家性の強い人物を原作物に起用するが間違いな気がします。
作家性も縛られて生気が感じられないし、職人技があるわけではないから全てが中途半端で、観終わって何にも残らなかったです。
今日見てきました
そうですか。
わたしは意外によかったんですけどね。全体的なもっさりとした感じが。カマキリのシーンとか挿入してあったりだとか。
ま、感動はしませんでしたけど~w。
違うなと感じたのはカムイの服の模様です。