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●アメリカン・ヒストリーX (AMERICAN HISTORY X)

アメリカン・ヒストリーX実はこの作品 我が家にはDVDが2本あります。
というのは オオブタさんがいたく感銘をうけて 日本語版DVDがでるまで 待ちきれず 海外版をネットで輸入してしまったからです。
でも 内容が内容だけに 海外版ではまったく台詞が読み取れず、日本版DVDが発売されて ようやくコブタがみることができたそんな映画です。

なんでもっと早く観なかったんだろうと後悔するほど凄い映画で観て圧倒されてしまいました。

演技派俳優 エドワード・ノートンとエドワード・ファーロングを始めとする役者陣の繊細でかつ迫真の演技に加え、脚本や構成・見事でした。


物語は 過激な白人史上主義の団体で活動しカリスマ的存在であった兄デレクとそんな兄を盲目的に崇拝し後をおいかけている弟ダニーを中心に描かれた物語なのですが。
何故だれもが認める心やさしい優等生だったデレクが、過激な白人史上主義へ身を投じて活動し 殺人者として刑務所にはいることになったのかということが描かれているのですが、物語自身はデレクが出所してから、弟が兄を通してみた 人種差別の現実を考えた一週間という短い期間の話となっていますが その一週間に兄弟が過ごした壮絶な時間は見ていて言葉がなくなるほど凄いものです。

どちらかというと柔和な印象の強かったノートンの演じるマッチョな兄デレクの存在感は凄かったです。
行き場のない狂気を宿した過去の表情と 優しさを秘めた瞳をした現在のデレクの演じわけは見事としか言いようがありません。
エドワード・ノートン コブタ的には 凄いいい演技をする役者さんだけど、、格好いいと思ったことはあまりなかったのですが、、この映画のノートンは 狂気に満ちていたときも 狂気から覚めたときも とてつもなく格好よくみえてしまいました。弟が傾倒して後を追いかけていったのも分かるくらいカリスマにみちた魅力をもっていました。

また過激な白人至上主義の過激な活動を描いているものの、その視点が回想シーンとしてやや客観的な視点となっていることもあり、煽情的なところがなく生々しさというより乾いた狂気、虚しさといったものを感じさせるモノになってしました。
アメリカが抱える 人の心の根底に流れている人種問題の溝の深さを見せつけられてしまいました。

また ノートンの演技をうける 弟のエドワード・ファーロング 家族 などの周囲の人物の演技が素晴しく それらの要素が巧妙に絡み合ってとてつもなく 深い世界を築き上げていました。

ラストが衝撃的なこともありますが 観終わった後しばらく放心してしまう映画って久しぶりな気がします。

オオブタさんが これは凄い映画だ!いい続けていたのも納得です。

評価 ★★★★★

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監督・撮影: トニー・ケイ
脚本: デヴィッド・マッケンナ
出演: エドワード・ノートン
   エドワード・ファーロング
   ビバリー・ダンジェロ
   ジェニファー・リーン
   タラ・ブランチャード
   ウィリアム・ラス
   イーサン・サブリー
   フェルザ・バルク
   エイブリー・ブルックス
   エリオット・グールド
   ステイシー・キーチ
   ガイ・トリー

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アメリカン・ヒストリーX
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この記事に対するコメント

ai さんへ

この作品は 本当にお奨めです!
Wエドワードの演技が本当に素晴しいんですよ!
かなり難しいテーマを取り扱っているのですが コブタはガツンこの作品にやられてしまいました!

【2006/07/06 22:37】URL | コブタです #-[ 編集]

NoTitle

この作品知りませんでした。全然チェックもしていなくて・・面白そうですね!

>エドワード・ノートン コブタ的には 凄いいい演技をする役者さんだけど、、格好いいと思ったことはあまりなかったのですが

あたしもそうなんです。エドワード・ノートンって、主役級で出ていても何故か脇役っぽく、かっこよさは感じない俳優さん・・と今のあたしも思ってしまっています。
その目からうろこも合わせて、この作品はこれから必ずチェックしますね。

【2006/07/06 22:05】URL | ai #-[ 編集]

mottiさん
こんばんは。気に入っていただけて良かったです。輸入DVDに凝っていた頃、日本未公開作品を探してみつけたものです。
英語音声・英語字幕という環境で観ましたが、人種について議論する部分は読み切れませんでしたが、ラストの衝撃は凄かったです。
それにしてもEノートンはいいです。

【2006/02/24 01:25】URL | オオブタ #-[ 編集]

motti さん TB 熱いコメントありがとうございます!
テーマが素晴しいという以前に 物語の見せ方が美味く 映画の世界にグイグイ惹きつけられますよね!
オオブタさんにも mottiさんの熱い言葉伝えさせていただきますね~

【2006/02/23 13:16】URL | コブタです #-[ 編集]

早速みてみました!
短絡に人種問題としてだけ片付けられない名作だわコレ。
「偽善」「被害者妄想」って無くならない感情だろうからこの先も差別は無くならないんじゃないかなと思いましたよ。
「X」とは「あるひとつのエピソード」ということなんだろうね。空しいけどこういう問題のある一部分だけ。
そのほんの一部を本当に上手く紡いだドラマでしたね。
教えてもらって感謝デス♪
オオブタさんにもよろしく言っといてください。
こういう問題に関連するのかな?今晩クラッシュ見に行く予定です。

【2006/02/23 10:10】URL | motti #-[ 編集]

ちゃどさん いらっしゃいませ!
そうなんですよね!そうなんですよね 私もパッケージみて これ ノートンなの!!と驚きました。
人種差別の種はあらゆるところにあり それを知らないうちに心の中で芽生えさせ育ててしまうそんなアメリカ社会の悲しさを教えてくれましたよね!

motti さん こんにちは!
これはお奨めですよ!
人種差別という問題を、純粋で感受性の強いゆえに過激で兄に傾倒し白人史上主義下にいる弟の視点で 兄を通して考えていくという内容なんですが、現在と回想シーンという二つの時間軸と、そのどちらの時間の中にも依然として流れ続ける人種差別の存在する現実、、物語の見せ方が見事なんですよね!

【2006/02/18 13:46】URL | コブタです #-[ 編集]

マジすか?コレみてないや。
オオブタさんともどもオススメとあらばみなきゃ!

【2006/02/18 13:21】URL | motti #-[ 編集]

パッケージを見たときに
「誰だろうこのマッチョな人」と思ってたらエドワード・ノートンと知ってビックリ!でした。
人種差別という問題が何故おこるのか、アメリカにとっていかに大きな問題かとても考えさせられました。僕も大好きな作品の一つです。

【2006/02/17 23:16】URL | ちゃど #9CzqwTwc[ 編集]

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