昔はニコラス・ケイジというと、、実力派俳優で素晴らしい作品に色々でていたと思うのですが、、、
最近のニコラスケイジというと、、ヤバイ映画に好んで出ている俳優さんというイメージになってきています。
そのヤバイというのは、非道徳的だとか、アブノーマルなテーマというのではなく、、ぶっ飛んだトンデモない内容といいう意味で、観終わったとき観客が口をあけて唖然とする感じの作品をあえて選んででているように見えます。
そして、、今回、、予言の書かれた紙を手にした男が破滅の運命と戦うという物語、、いかにもニコラス・ケイジが好みそうな題材で、、映画的にも危険な香りが漂うのですが、、、あえて観たくなるというのも、、トンデモ映画好きの困ったところです。
観て納得、、、、これは もう、ニコラス・ケイジが主演すべき映画!
ある意味、いろんな意味でフリきっていて、映画にというかやりきった内容に感動してしまいました!
でも 大仰なわりに薄っぺらいので、感動するためというより、映像を楽しみにいくほうがいいかもしれません。
【ストーリー】50年前の小学生たちが埋めたタイムカプセルから、数字が羅列されたメモを持ち帰った小学生ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)。彼の父親で宇宙物理学の大学教授ジョン(ニコラス・ケイジ)は、その数列を解析し、激しく動揺する。その数列は、実際に起きてきた過去の惨事と、これから先の未来に起こる災難を予知するものだった。
(シネマトゥディ)
この映画、、オオブタさんや私のように、トンデモ映画を好きな人は、ニヤニヤとしながら楽しめますが、、一般感覚だと唖然とする人が多数で一部の人が感動する映画だと思います。
だた物語を盛り上げるディザスターシーンの映像が生半可なく素晴らしいので、それだけでも映画館で観る価値はあると思います。
ただ評価に悩むのは一番の問題になるのはラストのオチ。
トンでもない方向に向かっていても、映画の中ではそれなりにと筋道が立てられていているものの、SF的世界から宗教色の強い世界へと突入してしまう所になんとも納得ができず違和感を覚えてしまいます。
最後のあからさまなエデンの園のような光景が、感動を半減してしまっています。
人智を超えた要素=神の意思=宇宙人?となると、それはちょっとと思う人も多いのではないでしょうか?
ある意味人類補完計画を描いたともいえる、、物語。
人智を超えた存在が、文明的に飽和状態にある人類をリセットするために50年かけて行った計画とすると、なんか全体に無理を感じてしまいました。
家族愛を描いている物語のわりに、家族の間にある傷や溝といったものが台詞の中でのみ表現で 絆というのをあまり感じられないために全体の印象が薄っぺらにしているのかもしれません。。
あと、、ディープインパクトやリング等々、、どこかでみた要素の集合体のように思ったのは私だけでしょうか?
と、、、、結構 ボロクソに感想かいていますが、、コチラの作品ツマラナイわけではないですよ~
最後唖然とするにしても、それはそれでそこに行き着くまでの展開も面白いし、見ればどなたでもそれなりに楽しめると思います。
【オオブタさんの一言】ディザスターシーンは迫力があってよかった。
人間関係の積み重ねが感じられず、なんか薄っぺら。
オチを知ってしまった今では予告編だけでも充分楽しめる。

監督・製作 アレックス・プロヤス
製作 トッド・ブラック / ジェイソン・ブルメンタル / スティーヴ・ティッシュ
製作総指揮 スティーヴン・ジョーンズ / トファー・ダウ / ノーマン・ゴライトリー / デヴィッド・ブルームフィールド
脚本 ジュリエット・スノードン / ライン・ダグラス・ピアソン / スタイルズ・ホワイト
出演 ニコラス・ケイジ
チャンドラー・カンタベリー
ローズ・バーン
ララ・ロビンソン
ベン・メンデルソーン
ナディア・タウンゼンド
D・G・マロニー
アラン・ホップグッド
エイドリアン・ピカリング
タマラ・ドネラン
トラヴィス・ウェイト
この記事に対するコメント
嫌いじゃないのですけど、結構観る人によって評価が分かれる映画ですね。
まあプロヤス版エヴァ・・・と思えばそれなりに楽しめますが、いきなりディザスター映画から宗教映画に早変わりするので、激しく戸惑う人が多そうです(笑